Special
BiS 『GET YOU』 インタビュー
BiS“100kmマラソン”インタビュー
2012年12月28日夜。ももクロへの奇襲、2回に及ぶ全裸PV制作/公開、両国国技館でのワンマンライブ決定等、常にアイドルの常識を覆しているBiSのプー・ルイ(リーダー兼ヨゴレ担当)が100kmマラソンに挑戦した。
アイドルが100km完走目指して走っている。このとても稀少な機会に「極限状態で話を聞くことで、未だかつてアイドルが見せたことのない“素顔”を掘り下げられるのではないか」と、並走しながらインタビューを敢行。
さらに、無茶ばかりするBiSの象徴=リーダーについて、他のメンバーが何を思っているのか。BiSの今と未来に何を思っているのか。もうこの際ぶちまけて頂きたく、彼女が走っている隣でインタビューに応えてもらった。
2013年に日本武道館でワンマンライブを開催し、解散し、伝説になることを示唆してきたBiS。極論を言えば、その無理難題を現実化する為に脱いだり、襲ったり、騙したり、倒れたり、走ったり、傷付きながらも無茶苦茶やってきた訳だが、5人は“限られた時間の中で”目的地へと到達できるのか。何はともあれ、まずは各メンバーの話を。
伝説目指すアイドルのルーツ「4分の3がエッチシーン」
--今、何周目ですか?
プー・ルイ:これから12周目です。あと、38周。……雨、ヤバっ!
--過酷ですね。辛くないですか?
プー・ルイ:うーん……股関節だけ交換してもらえれば。
--そんな攻殻機動隊みたいなこと出来ないと思うんで、頑張るしかないですね。で、今日は一緒に走りながら、未だかつてアイドルが見せたことのない“素顔”を掘り下げたいんですけど……プー・ルイがアイドル始めたきっかけは高橋愛(ex.モーニング娘。)ちゃんなんですよね。
プー・ルイ:愛ちゃん、会いたいです。対談するのが夢です。
--実際に会ったらどんなことを聞いてみたいですか?
プー・ルイ:私、どうしたらいいですか?
--切実ですね(笑)。
プー・ルイ:どうしたら愛ちゃんみたいになれますかね?
--答えに困る質問ですね。まずは下ネタやめるところから始めましょう。愛ちゃんは下ネタ言わない。
プー・ルイ:下ネタ、好きなんです。
--知ってますけど(笑)なんでこんな女の子になっちゃったんですかね?
プー・ルイ:古くは小学生4年生ぐらいの頃、性に興味を持って。お母さんの友達の家によく行ってたんですけど、そこで『まじめに!男女交際』というマンガを読んじゃって、ちょっとドキドキしちゃって。それまで赤ちゃんは鳥が運んでくるぐらいに思っていたのに「違うんだ」って気付いたんです。その後、中学受験でエロからは離れるんですけど、都内にあるお嬢様系の女子中に通うことになって。そしたら中1の時点で彼氏がいた“さっちんこ”とか、クラスで一番下ネタ知識が豊富な“こうもりちゃん”と出逢って。田舎もんの私からしたら次元が違いすぎてショックで。で、中2では……
--ちょっと待って! 1年ずつ語るつもり? プー・ルイと性の歴史について。
プー・ルイ:あ、でも、もうすぐでバンドを組む話になりますから。音楽のインタビューとしてもいけると思います。はい、中2になりました。あ、その前に中1でエロマンガが流行ったんだ。
--(笑)
プー・ルイ:『そんな声だしちゃイヤ!』とか『快感・フレーズ』とか。それは『まじめに!男女交際』の何十倍もエロい。エッチをしながら言葉責めとかしてるんですよ。一冊のうち4分の3がエッチシーン。もう完全にただのエロマンガ。それをずっと読んでて。で、中2になってクラス替えするんですけど、こうもりちゃんは同じ軽音部だったので関係性は変わらずで。一緒に同じ個室トイレに篭もって、便器を逆に跨いで、水を流す棒をジャコジャコやって遊んでいたんですよ。
--それは別にエロじゃないよね?
プー・ルイ:え、でも卑猥な言葉を叫びながらやってました。あと、トイレットペーパーを体に巻き付けたりとか。女子校だから誰も変なことだと思ってないし、それがすっごい楽しかったんですよね。
--プー・ルイさん、プー・ルイさん、ほぼ下ネタだけで1周しましたよ。
プー・ルイ:13周目も下ネタで(笑)。で、そんな中で大きい事件があったんです。処女を捨てた奴が出てきたんですよ! それも意外な人だったから360人の女子生徒がほぼみんな盛り上がって。その娘と私は部活が一緒だったので、こうもりちゃんと2人で「どうだったの?」って聞いたりして、初めてマンガで読んでいたものが現実に起こっていると! しかも処女喪失の相手が付き合っている人じゃなかったんですよ。
--当時のプー・ルイたちからしたらセンセーションですね。
プー・ルイ:で、何故かその相手に私がメールすることになって。ケイくんという人なんですけど、実は後々高校で再会してバンドメンバーを紹介してもらったりするんです。あ、お疲れ様です!
--今、誰かすれ違いましたね。
プー・ルイ:やまー(BiSをよく取り扱っている音楽情報サイトの編集長)ですけど、今は下ネタの方が大事なんで。で、中2の終わりに壮大なハブり(仲間はずれにする)合いが起きて、私もハブられたりしたんですけど、それでいろんなグループがバラバラになり、気付いたら私はエロに関して最強の5人組グループの中にいたんです。なので、給食の時間は全部エロ。でも処女だからほとんど妄想なんですね(笑)。情報元はエロマンガ。「私は縛られたい」とか「こんなこと言われたい」とか、牛乳飲んでてピュッ!て出たら爆笑とか。
--プー・ルイ中学時代の黄金期ですね。
プー・ルイ:まぁ要するに「私は昔からエロかった」ということです。
--強引にまとめたね(笑)。ところで、用意していた質問。まだひとつも使えてないんですけど……。
プー・ルイ:ただ、私は思うんですけど、「○んこ」と言われて「イヤだ」ってなる人は、私よりエロい。だって、その人は頭の中でモロに“○んこ”を想像しているから「イヤだ」ってなる訳じゃないですか。私は「○んこ」ってよく言うのは、ただその言葉が好きなだけですから!
--分かりました。続きはマラソン完走後に聞く形でいいですか?
リリース情報
GET YOU
- 2013/01/09 RELEASE
- BiS盤[AVCD-48625(CD)]
- 定価:¥1,260(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 詳細・購入はこちらから>>
- Dorothy Little Happy盤
詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:真田礼(Studio-Novel)
のぞしゃん/ゆっふぃー/ミッチェル/わっきー
「無理しないで」
※100kmマラソンの隣にて(12/29昼前)。
--2012年は各メンバーにとって怒涛の一年だったと思うんですが、まずのぞしゃんはよくキレた1年でした。最近はあんまりキレていませんが。
のぞしゃん(マイペース担当):キレていたときは、本気で許せなかったんですよ。怒りがマックスになっちゃって、自分を抑えられなかったというか。富士山噴火型だったので、突然キレてしまう。でも今はちょっと丸くなりました。毒気が無くなりました。開き直りが大事だなということを学びました。
--今年デビューのミッチェルとわっきーは?
ミッチェル(キモイ担当):私は今年BiSに入って、それからは初めてのことばっかりで、ワタワタして、あっと言う間でした。キュって感じ。あと、最近は「踊りが上手になった」って言われて喜んでます。
わっきー(ピュア担当):私も今年入って、ワタワタしていましたけど、みんなと一緒に居て「すごく面白いな」って。いろんなことがあったけど、それ以上に「みんなといろんな時間を過ごせてよかったなぁ」って思う1年でした。あと、前はもっと暗かったなって。ファンの方と握手したり、初めて会う人と喋ったりするから、今は誰にでも話し掛けそうになる。コンビニで見知らぬ人が何かの商品を見ているときとか、「これ、美味しいんですか?」って言いそうになる。
ミッチェル:ヤバイ(笑)!
--続いて、ゆっふぃー。……具合悪そうだけど、大丈夫?
ゆっふぃー(優等生担当):大丈夫です。……今年はいっぱいライブをやって、avexさんからCDも出せて、あとアルバムも出すことができて、すごく楽しかったなと思います。
--物凄くいろんなことがあった1年で、一度は辞めようと思ったこともあった訳ですけど、今はどうですか?
ゆっふぃー:今はあんまり考えないようにしてます。
--分かりました。そんな各々の2012年を経て、2013年一発目にはDorothy Little Happyとのスプリットシングル『GET YOU』をリリースします。対極アイドルとのコラボレーション、やってみていかがでした?
▲BiSとDorothy Little Happy / "GET YOU" MUSIC VIDEO (Special Edit)
のぞしゃん:ドロシーさんは本当に可愛くて、曲もすごく良い仕上がりになったなって思ってます。あと、PVではみんなでビンタをしたりされたりしているんですけど、ああ見えてMARIちゃん(Dorothy Little Happy)が一番ドSでした。「じゃあ、本気でいきますね」って(笑)。
--カメラ回ってないところで、ミッチェルがプー・ルイを引っぱたいたという噂を聞いたんですけど。
ミッチェル:プー・ルイがMIMORIちゃん(Dorothy Little Happy)にビンタする役だったんですけど、それでMIMORIちゃんが痛くてポロポロ泣いちゃって。「なんてことしてくれたんだ、MIMORIちゃんに」と思って、私が仕返ししました。でもMIMORIちゃんの泣き顔が本当に可愛くて、ずっとこっそり見てました。超可愛い。
--では、そろそろすぐそこで走っている方についても触れて頂きたいんですが、厳寒の中、昨夜から100kmマラソンに挑戦しているリーダーを見てどんなことを感じていますか?
ゆっふぃー:プー・ルイさんが「自分との戦いなので」と言っているので、私たちがどうこう言うことじゃないのかなって。だから、とにかく怪我のないようにだけ気を付けてやってもらいたいです。
ミッチェル:昨日は雨も降っててすごく寒かったから、ツイッターで研究員(BiSファンの総称)さんも「延期にした方がいい」ってめっちゃ言っていたんですけど、結局走り出して「さすがだな」と思いました。でも今回も無事に終わるといいなって。
--ミッチェルは、昨夜ここに来て急に走り出しましたよね。「私、陸上部だったんで」って言い出して。2kmで「やりきった!」と言ってましたが(笑)。
ミッチェル:なんで走り出したんですかね。分かんないけど、豹柄のコートにマーチンのブーツで走ってました。トートバッグを背負って(笑)。「せっかく来たんだったら、一緒に走らなきゃ」と思ったんでしょうね。頑張ったんですよ、あれでも。
--前回、共に24時間100kmマラソンに挑戦したわっきーはどう?
わっきー:前回よりはちゃんと練習も準備もしてるし、すっごい心配!という感じではないんですけど、無理はしないでほしいなって思います。私は意地になって走り続けて、どこが限界か分からなくなっちゃったんで。……でも走る姿を見たら安心しました。自分のペースで頑張っていたので。
--ちなみに今振り返ると、わっきーが挑戦した100kmマラソンって何だったなと思いますか?
わっきー:多分、殻を破りたかったんですよね。でも100kmマラソンが終わった後の方が結構必死だったんですよ。体が痛くて。で、最終的に動くのも辛い感じになっちゃって、一度休ませてもらったんですけど、それですごく後悔とかして。ツイッターとかも見たくなくて、みんなと会うのも「どうしよう?」って思っていたけど、実際に会ったら全然変わらずに優しく接してくれたんです。休んだことによって「みんなと居られて良かったなぁ」って思えて、そういうことでBiSのことをもっと好きになれた気がします。温かさを感じる。
--4人にとってプー・ルイってどんな存在なの?
のぞしゃん:BiSを作ってくれた人だし、私の脱・引きこもりのきっかけを作ってくれた人なので、恩人ですね。ルイちゃんが「BiSやろう」と言わなかったらみんなと出逢うこともなかったので。あと、BiSに対するスタンスは同じだと思っているので、とにかくついていこうと。
ミッチェル:プー・ルイはリーダーです。本人は「リーダーっぽいことが苦手」って言うけど、でもしっかりやってくれていて頼りになる。あとは、プー・ルイはどう思っているか分かんないけど、お友達って感じです。いつも2人で下ネタ言って騒いでいたりするから、楽しいです。
わっきー:すごく尊敬しているんですけど……頑張り過ぎないでほしいなって思っちゃいます。私が久しぶりにライブやったときも、自分のことでいっぱいいっぱいのはずなのに、チラチラ気にして笑いかけてくれたんです。すごく心配してくれる。でもプー・ルイも辛いし……って思うと、無理しないでほしいなって。
ゆっふぃー:ライバルとか言われるんですけど、プー・ルイさんはリーダーだし、スタートも違うので、そんな風には思っていなくて。リーダーとして頑張ってもらってるなぁって思うし、高橋愛みたいだなって思ってます。
--BiSは、日本武道館でワンマンライブを開催し、解散することを示唆してきました。そこについてはどんなことを感じていますか?
のぞしゃん:BiSは組んだときから、そういう風に終わりがあるグループだと聞いていて。そこからみんなそれぞれの目標に向かっていく。でも自分の夢の為にグループを辞めちゃうアイドルもいるし、BiSの場合はどうなるんですかね。いろんな人生があるなって思います。
ミッチェル:武道館で終わっていいんじゃないですかね。いつまでもダラダラやるより、バァーってやってバーン!って終わった方が格好良いんじゃないかなって思います。惜しまれつつ辞めた方が格好良くないですか? 活動しているのかどうか分からなくなってから辞めるより。アイドルですし。
わっきー:外の人は「本当に終わっちゃうの?」ってなると思うんですけど、中のみんなは普通に終わりそう。「あ、解散か」みたいな。そうやって終われたら、そんなに寂しくもないし、良い終わり方ができるような気がします。だから武道館で終わることについては受け入れつつある。
ゆっふぃー:前から言われていたこと、決まっていたことなので、そこで終わることに対しては受け入れられるというか、「そうだなぁ」って思って。
ミッチェル:みんな受け入れ態勢は出来てます(笑)。武道館で燃え尽きて、真っ白な灰になっちまう。
わっきー:もしくはそこで無になる。ゴールした瞬間にみんなの記憶が飛んで、リセットされる可能性があります。で、またイチから武道館を目指し出す。
--ヱヴァンゲリヲン的な(笑)?
ミッチェル:今度は各メンバーの入る順番が違うかもしれない。
わっきー:前とちょっと変わるバージョンもアリですよね。何かしら変わってると思います。
リリース情報
GET YOU
- 2013/01/09 RELEASE
- BiS盤[AVCD-48625(CD)]
- 定価:¥1,260(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 詳細・購入はこちらから>>
- Dorothy Little Happy盤
詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:真田礼(Studio-Novel)
プー・ルイ「ドデカいダメージを世界に与えて消えたい」
※100kmマラソンを終えて。--100kmマラソン完走、おめでとうございます。
プー・ルイ:ありがとうございます!
--完走までの約28時間半。いろいろありましたが、メンバー4人が応援に駆け付けてくれる場面もありましたね。
プー・ルイ:平賀さんがインタビューする為に呼んだのは知っていたので、しかも何時に来るかも知っていたので、「来た」っていう感じでした。
--つまらない話になっちゃったね(笑)。
プー・ルイ:エヘへ。でもわっきーがお菓子作ってきてくれたり、本当に心配してくれていたので「良い子だなぁ」と思いました。帰った後もUSTで最後まで観てくれていたみたいで、走り終わった後に「勇気もらいました」ってメールが届きました(笑)。
--ミッチェルは「このままじゃ来た意味がない」と、序盤並走してました。
プー・ルイ:あれは自発的に来てくれたんですよ。ミッチェルらしかったですね。わっきーは最後までやっちゃうんですけど、ミッチェルは2kmで「じゃあ帰るね、プー・ルイ。頑張ってね」って去っていく(笑)。
--グループにおけるメンバー間の仲って注目されやすいポイントだと思うんですが、BiSの場合は結果的にリアルな状態をさらけ出してきましたよね。それによってグループ内だけでなく、ファンやリスナーのムードもどんどん変わっていくという。そこについてはどんなことを思ったりしますか?
プー・ルイ:大変そうだなぁって思いますね~。しかも研究員さんのみんなはそれを好んで追い掛けてますからね。他にラクなアイドルなんていっぱいいるのに。有り難いですけどね。あの人たちがいなかったらすぐ辞めてますから。続けられないでしょ、フツーに。変なことばっかりやっているんですけど、基本的には自分でいろいろと解決しないといけないから。ケアしてくれるスタッフはいないし、女性スタッフもいないし、それを研究員さんの励ましとかでカバーしている。
--ただ、中には「プー・ルイさえいなければ」「俺はプー・ルイの味方だよ」といった極端なリアクションがあり、それによってメンバーの誰かしらが傷付くというこの状態には、どんなことを思いますか?
プー・ルイ:それはしょうがないかなぁ。内紛のときはいろいろ傷付いたりもして、『TRASH-UP!! vol.14』のインタビューみたいな感じになっちゃいましたけど、もう平気。基本的にはあんまり気にしない。怪物になりました(笑)。
--100kmマラソンのリベンジを行うきっかけには、そうしたモヤモヤを吹き飛ばしたい想いもあったと思うんですが、実際完走してみていかがでした?
プー・ルイ:やってよかったなって。スッキリしましたね。ゴールのサイリウムがめっちゃキレイで。今回の100kmマラソンは1回も泣かなかったんですよ。でも最後のアレでヤラれました。しかもゴールテープが切れないの(笑)。「両面テープ貼りすぎてゴメン」って謝られたんですけど、その詰めの甘さがBiSに似てるなと思って。ビヨーンってなりました。
--途中、休憩を取る取らないで運営と揉める場面もありましたが、本人的には絶対に走りきるつもりでいたの?
プー・ルイ:いろんな方面の方も見ていたし、絶対に走りきるつもりでした。100km走ることについては無理だと思わなかったんですよね。誰も居なくなってもやるつもりだったので。
--今回の100kmマラソン完走は、これからのプー・ルイにどんな影響を与えると思いますか?
プー・ルイ:「やってしまえば、出来ないことはないのかもしれない」と思えたので、それは良い影響を与えてくれると思います。あと、今回はワコールのスパッツを穿いて走ったんですけど、守ってくれている感が凄いんですよ。走り終えた後も筋肉痛にならないし、これは宣伝しなきゃと思いました(笑)。100kmやっても大丈夫! 今、左足をテーピングしているんですけど、これは何もないところで転んだだけなのでご心配なさらずに。めっちゃ健康です。
--これだったら、もっと走れちゃいますね。
プー・ルイ:ここで言うと、またやらされるから絶対言わない(笑)! でも今度もしやるんだったら、100kmマラソンのタイムを縮めたい。
--そうなると、もはや普通にランナーだよ(笑)。でも“24時間耐久フリーライブ”とか“100kmマラソン”とか、その手の企画は今後もありそうだよね。で、最後の武道館前には、毎週末その手の企画を畳み掛ける。
プー・ルイ:ヤバイ。何やろうかな? まぁでもBiSはムエタイ選手に骨折られるっていう企画も上がったぐらいなので、それに比べたら骨折していないので軽いもんです。
--ちなみに2013年はどんな1年になりそうですか?
プー・ルイ:まず3月16日の両国国技館をどうするか。ヤバいですからね、費用面が。何したらいいですかね? 100kmマラソン、もう1回?
--さすがに「100km走ればいいと思いやがって」ってなるよ(笑)。
プー・ルイ:せっかく格好良く終わったのに(笑)。まぁでも何でもやるしかないので。今までと変わらず、私は言われたことには全部乗ろうと思ってます。たとえ、私しかそれをやらないとしても。
--両国国技館もそうですけど、夢の武道館は今の5人で行けそうですか?
プー・ルイ:どうですかね? いろんな問題がありますからね。今までみたいにどうしようもないことも出てくるだろうし。でも「行きたいな」とは思ってるので、頑張りたいとは思ってます。
--プー・ルイ、だんだん悟りの境地に入ってきてるよね?
プー・ルイ:(笑)。ただ、ゆっふぃーが辞めようとするのを渡辺さん(BiSマネージャー)が引き止めた件で、「BiSが変わった」とか言われるのは嫌で。りなはむもユケも「辞める」ってなったときは全力で止めたし、そこはずっと変わってない。今までもメンバーを「バイバイ」って軽く見てきた訳ではない!
--ちなみにBiSは2013年に武道館で解散することを示唆してきました。ということは、予定通りに進めば年内で解散になる訳ですが、それについてはどんな感慨を持たれていますか?
プー・ルイ:最近思うんですけど、武道館ワンマン1回やって解散しちゃったら、多分、それは絶頂じゃないですよね。武道館を成功させて、また次にやるときが絶頂だと思うんですよ。だとしたら、そこで解散したい。
--ちょっと待って! BiSストーリーの根底を覆しかねない話だと思うんだけれども、武道館ワンマンを2回やるってこと?
プー・ルイ:赤坂BLITZでワンマンやったときは集客1300人で、そこからすごくファンが増えたんです。ということは、武道館でワンマンやったらもっと増えるから、そこが絶頂だと思うんですよ。だから、そこまで駆け抜けてバーン!って散りたい。武道館3daysとかで!
--ってことは、計4回だ(笑)。
プー・ルイ:武道館やれたら、いろんなテレビ番組とかにも出られるじゃないですか。それでちょっとチヤホヤされて、「BiS売れてる」って全体に知れ渡ってから解散したいんですよ。
--話がデカイね。ただ、今のまま武道館やって解散しても仕方ないとは、自分も思います。今のままだと毛皮のマリーズのモノマネで終わってしまうし、伝説には成り得ない。その後のプー・ルイたちの活動にも光は射さない。そう考えると、やはり売れるしかない。少なくともAKB48やももクロに一撃喰らわして砕け散るぐらいのインパクトを残せないと。
プー・ルイ:そうなんですよ。世界にダメージを、世間にダメージを与えてから消えたい。あ、裸でテレビ出たら売れますかね(笑)? AKB48とかが出演している生番組に無断で行って、目の前を裸で突っ走る! で、捕まっているところを全国に流す! それで、武道館ワンマン中止で終わり!
--却下!
プー・ルイ:(笑)。今言っているのは極論にしても、江頭2:50の「1クールのレギュラーよりも、1回の伝説」みたいな。そっち派ですね。とにかくドデカいダメージを世界に与えて消えたいです。
リリース情報
GET YOU
- 2013/01/09 RELEASE
- BiS盤[AVCD-48625(CD)]
- 定価:¥1,260(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 詳細・購入はこちらから>>
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:真田礼(Studio-Novel)
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