Billboard JAPAN


Special

<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」



<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

 KWC(Karaoke World Championships)の世界大会で2年連続優勝するほどの実力派シンガーで、2018年のメジャーデビュー以降も抜群の歌唱力でファンを増やし続けている海蔵亮太。そんな彼が2023年、世界記録への挑戦となる55週連続配信プロジェクトをスタートし、手嶌葵、槇原敬之、YOASOBI、鬼束ちひろ、尾崎豊、小袋成彬、たま、Vaundy、清竜人、平井堅など錚々たるアーティストの名曲カバーにオリジナル曲も交えながら、海蔵亮太にしか届けられない歌を毎週リリースしている。

 今回のインタビューでは、メジャーデビューからの5年間。コロナ禍で歌を辞めることを考えるも“僕が歌う理由(わけ)”を見出し、再びステージに立つまでのストーリーや、ネットで話題となった「サイコパスのうた」について。そして、55週連続配信プロジェクトやそこでカバーしてきた楽曲たちへの想い。さらには、今後カバーしてほしい楽曲の話から、海蔵亮太も大好きなハロプロについても語ってくれているので、ぜひご覧いただきたい。

Interviewer:平賀哲雄|Photo:白井絢香

YouTube上で「海蔵亮太はサイコパスなんじゃないか」

--デビュー5周年を迎えた今、どんな感慨を持たれていますか?

海蔵亮太:デビューして5年のうち3年はコロナ禍だったんですよね。なので、思い描いていた通りには活動できなくて、大変な時期も正直あったんですけど。それでも歌を続けられたのは、応援して下さる皆さんのおかげだと思っていますし、コロナ禍で思い通りに活動できなかったからこそ「やっぱり自分は歌が好きなんだな」と改めて思うことができた。それは大きな財産になっているなって。


▲海蔵亮太<「愛のカタチ」MUSIC VIDEO

--コロナ禍の期間は、どんなことを考えたりしました?

海蔵亮太:2019年に『日本レコード大賞』の新人賞を頂いて、そこからの1年はいろんなライブやイベントが決まっていたんですけど、そのタイミングでコロナ禍になってしまったので、すべて白紙になってしまったんです。なので、しばらくは家に引き篭もっていて。でも、何もしないと本当に活動が止まってしまうから、SNSとか得意ではなかったんですけど、ネットを通していろいろ発信したり。

--外には出れずとも、YouTubeやTikTokなどで結果は出されていましたよね。その中でも印象的だったのが「サイコパスのうた」。1ヶ月で100万回再生を突破するほどの盛り上がりを見せました。


▲海蔵亮太「サイコパスのうた」リリックビデオ

海蔵亮太:コロナ禍になって、それまでTikTokをまったく観たことがなかったから「どういう見せ方をすれば、皆さんに喜んでもらえるのか」イチから勉強していたんです。ちょうどその時期にYouTube上で「海蔵亮太はサイコパスなんじゃないか」みたいな言われ方をしていたんですよ。もちろん自分にとって喜ばしい内容ではなかったんですけど、それに対して「ツラいです」と返すよりは、それをネタにしたアンサーソングを発信したいと思って「サイコパスのうた」をつくったんです。そしたらTikTokで皆さんに「おもろい奴だな」と思って頂けて。あれは僕の中で一種の学びでしたね。

--逆手の取り方が凄いなと思って。ネットに蔓延する誹謗中傷に対して、エンターテインメントのプロらしくネタにして返す。しかも歌手らしくちゃんと音楽で表現する。息苦しいSNS社会において、あんなに痛快なアンサーはないなと思いました。

海蔵亮太:コロナ禍でなければスルーしていたかもしれないんですけど、ライブでファンの皆さんとコミュニケーションが取れなくなってしまったので、今の自分にやれるベストを考えた結果、自分の置かれている状況を歌にしてネット上で発信しようと思ったんですよね。あと、ああいう返しが出来たのは、僕の前職の影響が大きいかもしれない。

--どんなお仕事をされていたんですか?

海蔵亮太:接客業をしていたんですけど、そこにはやっぱり十人十色のお客さんがいらっしゃるわけで、クレームやご指摘を受けることもあるんですよね。でも、そういう方ってお店や商品に期待しているから苦言を呈するわけで、ちゃんと真摯に対応すれば、もっと好きになってまたご来店頂ける可能性が高い。それを肌感で理解していたんですよね。

--なるほど。

海蔵亮太:とある著名人の方が番組で誹謗中傷を受けて、命を絶ってしまったニュースもあったので、その中で自分がこういうことをやってもいいのかな?という葛藤はあったんですよ。ただ、ひとつの選択肢として、こういう方法もあっていいんじゃないかなと思って。それで発信したのが「サイコパスのうた」だったんですけど、あれも含めてコロナ禍はいろんな意味で修行期間みたいな感じでしたね。

	<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

--通常運転が出来ない中で、いろんなことを考えてチャレンジしていった期間でもあったと。

海蔵亮太:ちなみに「サイコパスのうた」が僕にとって初めての作詞作曲なんですよ。記念すべき1曲目があれになってしまったんですけど(笑)。ただ、そのおかげで楽曲を出産する喜びや楽しみも知れましたし、その後のアルバムなどで自分の想いや言葉でつくった曲も発表することが出来たので、自分にとって大きなターニングポイントになったと思います。

--そんな時期を経て、再びファンの前で歌えたときはどんな気持ちになりましたか?

海蔵亮太:僕もツラかったですけど、ファンの皆さんもツラい想いをしたというか、それこそ身近な人が亡くなってしまった話も聞いたりしていたので、再会できたときはもちろん嬉しかったんですけど、いろんな感情が駆け巡りましたね。あと、今まであたりまえだと思っていたものって、実はすごく儚いものなんだなと感じたコロナ禍だったので、今はひとつひとつのライブやイベントを出来ることは奇跡なんだと思いながら、皆さんの前で歌わせてもらっています。

	<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

--2021年に【僕が歌う理由(わけ)】と題したワンマンライブを大手町三井ホールで開催されたじゃないですか。あのステージにはどんな想いを持って立たれていたんですか?

海蔵亮太:自分はずっと人前で歌ってなんぼだと思っていて、生まれた曲を皆さんに直接届けることがいちばん大切なので、それが出来なくなったときに改めて「僕が歌う理由ってなんだろう?」と考えたんですよね。で、その答えが見つからなかったら、もう歌の世界からは退いて、イチから違う仕事をしようと思っていたんです。

--辞めることも考えていたんですね。

海蔵亮太:そうなんです。ずっと地元の名古屋に住んでいたんですけど、レコ大で新人賞を頂いたタイミングで東京へ引っ越したんです。それで「ここから頑張るぞ!」と思っていたら緊急事態宣言で外に出られなくなってしまって。地元からも離れてしまったし、ファンの人たちにも会えないし、ひとりで家に居るしかない状況だったので、そうなると人間ってどんどん落ち込んでしまうじゃないですか。それで「辞めてもいいかな」と思う時期もあったんですよね。でも、自分が歌う理由を書き出してみたときに「こんなにあるんだ!」と思って。そこで自分はやっぱり音楽がやりたいんだなと再認識できたんです。

NEXT PAGE
  1. 「世界記録に挑戦しようか」想定外のプロジェクトへ
  2. Next >

「世界記録に挑戦しようか」想定外のプロジェクトへ

--その経験があっての【僕が歌う理由(わけ)】だったと。

海蔵亮太:皆さんへの意思表示というか、皆さんの前で歌い続ける覚悟を観て頂きたいなと思って。それで【僕が歌う理由(わけ)】というタイトルでワンマンライブをやらせてもらったんです。

	<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

--実際、何が自分の歌う理由になっていると思ったんでしょう?

海蔵亮太:いろいろあったんですけど、自分の歌の原点って家族と毎週行っていたカラオケボックスで。当時は「なんで家族と毎週カラオケに行かなきゃいけないんだろう?」という想いもあったんですけど(笑)。でも、そのときの光景を思い出してみると、自分の歌っている姿を見て両親がすごく幸せそうにしていたんですよ。たまに険悪な仲になったとしても、家族でカラオケに行ったあとはみんな朗らかになって、その日を終えることができる。その原風景を思い出したときに、僕が歌う理由って、当時と規模は変わりましたけど、やっぱり誰かに「聴いてよかったな」と思ってもらうことなんだろうなと。

--原点回帰したんですね。

海蔵亮太:すごくシンプルな理由なんですけど、コロナ禍もあって自分のことでいっぱいいっぱいの人たちがたくさんいる世の中で、誰かの為に自分の何かを捧げるってすごく大事なことだし、それが出来る環境にいるのであれば続けるべきだなと思ったんですよね。

--先程の「サイコパスのうた」の話もそうですけど、海蔵さんはネガティブな状況をポジティブな思考に変換する、そういう才能に長けていますよね。

海蔵亮太:あんまり複雑に考えるのが得意じゃないので、毎回「結局どうしたいんだろう?」と思ってポジティブな方向へ進んでいくパターンが多いんですよ。「サイコパスのうた」のときも、YouTubeにとある歌唱動画を公開したら840万回も再生されて、そしたらコメント欄が誹謗中傷の嵐になってしまったから落ち込んだんですけど、最終的に「結局どうしたいんだろう?」と思って。それで「なんかやんないと気が済まない!」というところからあの曲をつくったし。なので、おそらくこれからもいろんなことがあると思うんですけど、その度に「結局どうしたいんだろう?」と考えて自分なりの答えに導かれていくんだろうなと思いますね。

	<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

--そこで伺いたいんですけど、今回の“55週連続配信の世界記録挑戦”も最初に話が挙がったときは、おそらく「え、55週? そんなに連続配信するの?」と思ったんじゃないかなと……

海蔵亮太:(拍手しながら)よく分かってくれている! この企画の始まりは事務所の社長の一言だったんですよ。デビュー5周年を迎えられて、普通に5周年記念のライブやイベントをやるのも全然OKだったんですけど、何か誰もやっていないこと。面白いことをやったほうがいいんじゃないかと提案してくれて。それで「歌を届け続けたい」と僕が常々話していたこともあって、「毎週、曲を出せばいいじゃん」と。で、自分も「それ、良いですね!」と勢いで答えてしまって(笑)。それで、チームの皆さんと「やるからには世界記録に挑戦しようか」という話になって、そのときは世界記録と言っても10何週ぐらいかと思っていたんですけど、よくよく調べてみたら海外のアーティストが54週連続でリリースしていたんですよね!

--想像の何倍も多かったと(笑)。

海蔵亮太:そうなると「やる!」と言った手前、少なくても55週は出さなきゃいけないじゃないですか。2,3ヶ月で終わるとタカを括っていたら、1年がかりのプロジェクトになっちゃって(笑)。

--1年先まで毎週リリースが決まっているって凄いことですよね。でも、なぜ誰もその世界記録に挑戦してこなかったと言ったら……

海蔵亮太:誰もやりたくなかったんでしょうね(笑)。この前、お仕事でどぶろっくさんとお会いしたんですけど、どぶろっくさんですら「俺らも20週連続でやったけど、もうそれが限界!」って話していたんですよ。だから「20週までは相談に乗る。その先は分からない」って(笑)。なので、本当にヒヤヒヤしますよ。これを続けるのに大事なのは体調管理だなと思っていて。

--喉をつぶしたら継続できないですもんね(笑)。

海蔵亮太:風邪なんかひいてられないんですよ!

	<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

--体調もそうですけど、今回の企画は誰かの大切な曲をカバーしていくプロジェクトでもあるじゃないですか。原曲へのリスペクトも示しつつ、海蔵亮太の個性も出していかなきゃいけないわけで、マインド的な部分でも重圧は大きいんじゃないですか?

海蔵亮太:そうなんです、ものすごく大変なんですよ。やっぱり選んだ曲それぞれに自分のバックボーンや想いがあるし、それを歌で伝えるにはどうしたらいいんだろうと毎回考えなきゃいけないので、正直思い詰めちゃうときもあるんです。でも、毎週届けることで喜んで下さる方々がいてくれるので、それをエネルギーにしてひとつひとつの曲へ想いを込めて歌い続けていきたいなと思っています。やるからには自分も面白がりながら挑戦したいですし、現状はカバーが多いんですけど、カウントダウンに向けてオリジナル曲も増やしていきたいと思っていますし、この長旅を終えた際には皆さんへ5周年の締め括り的な何かをお届けする予定ですので、最後まで楽しんでもらえたらなと。

--では、現状リリースされている(リリースが発表されている)楽曲について触れていきたいのですが、55週連続配信の一発目を飾った「明日への手紙」。手嶌葵さんのカバー、歌ってみていかがでしたか?


▲海蔵亮太「明日への手紙」MUSIC VIDEO

海蔵亮太:今回のプロジェクトのスタートということで、皆さんにメッセージを届けるという意思も込めて歌わせて頂いたんですけど、この曲はある人を想いながら手紙を書くように、語るように歌う曲だなと感じていたので、最初に届ける曲に相応しいなと思ったんですよね。で、レコーディングって細かく録ることもできるし、歌い直すこともできるけど、それはちょっと違うなと思って。ピアノと僕の歌だけで一発録りして、それをスタートとして出すことがリアルなんじゃないかなって。

--選曲も絶妙ですよね。続く槇原敬之さんのカバーも「どんなときも」などの代表曲でなく「四つ葉のクローバー」を選んでいますし。

海蔵亮太:この曲が収録されているアルバムは、槇原さんの音楽のテイストがぐっと変わって、ケルトミュージックとか民族音楽的な要素も取り入れていて、槇原さんのそれまでの楽曲と違う世界を見させてもらったんですよね。その中の「四つ葉のクローバー」は、四つ葉のクローバーって幸せの象徴でありながら、最近は皆さん見つけようとしなくなっているじゃないですか。でも、そういう足元の幸せを見つけていくことって大切で、それがいつか大きな幸せになるかもしれないし、そういうメッセージを僕は受け取っていて。そういう日常のちいさな幸せを集めていく重要性を今の時代にこそ届けたいと思ったんですよね。

NEXT PAGE
  1. < Prev
  2. 見出しは「身長がビヨーンズ」みたいな感じで(笑)
  3. Next >

見出しは「身長がビヨーンズ」みたいな感じで(笑)

--今、2曲分の話を聞いただけでも思いましたけど、1曲1曲に対してすごくいろいろ考えて、自分なりの想いや意味を込めてレコーディングされているんですね。

海蔵亮太:そうなんですよ。すべての曲に思い入れがあるから。

--その中でも意外だったのが、YOASOBI「怪物」カバー。今の時代のヒット曲を歌うこともそうですし、バラード多めの楽曲群の中でここまでアッパーな曲に挑戦していることにも驚きました。


▲海蔵亮太「怪物」MUSIC VIDEO

海蔵亮太:結論から言うと、アコースティックで歌う曲ではないのかもしれない。でも、ないのかもしれないけど、やってみたいという好奇心が勝ってカバーさせて頂いたんです。喜怒哀楽の中で言うと、怒の感情で表現する楽曲で、怒りとか憎しみが実は人間の機動力になっているところって誰しもあると思うんですけど、僕自身も家に引き篭もるしかなかった時期に「なんで歌が届けられないんだ!」って悶々としていたんですよね。そういう感情をどうにか音楽で皆さんへお届けしたいと思っていて、それに「怪物」という曲がうってつけだったので、世の中と戦っていくイメージで歌わせて頂きました。

--現時点で完成している12曲を聴いて思ったんですけど、鬼束ちひろ(眩暈)、尾崎豊(Forget-me-not)、小袋成彬(Selfish)、たま(さよなら人類)、Vaundy(mabataki)、清竜人(痛いよ)、平井堅(楽園)等々、よくここまでクセの強いボーカルたちの楽曲ばかり選びましたね。

海蔵亮太:純粋に好きな曲を歌わせてもらっていたら、こうなっていたんです(笑)。音楽の教科書に乗っているような歌いやすい曲もたくさんあるんですけど、超個性派の方々の超個性派な楽曲ばかり気付いたらカバーさせて頂いていて。でも、だからこそチャレンジしたくなるというか、カバーし甲斐があるんですよ。チームとしても「この曲を海蔵が歌ったらどうなるんだろう?」というワクワク感があると思いますし。

<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

--ちなみに、僕が海蔵亮太にカバーしてほしい曲を提案してみて下さいと、スタッフから事前に言われているんですけど……

海蔵亮太:それは僕からのお願いでもあって、ラジオのパーソナリティーの方とか、テレビ制作の方とか、いろんな人に伺っているんですよね。それで実際にカバーさせて頂いているものも何曲かあるので、ぜひ聞かせて下さい!

--制作に時間がかかっちゃうかなと思ったんですけど、ひとりゴスペラーズ。5人分のパートを海蔵さんが声色を変えてレコーディングしたら面白いんじゃないかなと。

海蔵亮太:多録ですね! 良い提案をありがとうございます! 僕、学生時代にアカペラをやっていましてて、実は日本一にもなっているんですよ。それぐらいアカペラ大好きなんで、ぜひ……でも、ゴスペラーズさんの曲って大変なんですよね(笑)。ゴスペラーズさんってすごく良い意味で変態なので。音のチョイスの仕方とか「普通、ここでこのコードは使わないでしょ?」みたいなことをガンガンやっていく人たちなので、やるとしたら時間はかかるでしょうね。

--で、その多録アイデアから展開して思い付いたのが……モーニング娘。も面白いなって。歌割りがめちゃくちゃ多い曲をひとりで10人分ぐらい体現したら、かなりの話題になりそうだなと。

海蔵亮太:良いじゃないですか! 僕、ハロプロ大好きなんですよ! ハロプロの皆さんはストイックというか、ファンの人たちに「届けるんだ!」という想いが凄まじいじゃないですか。最近はBEYOOOOONDSにもそれを感じて推しているんですけど、きっと世襲制なんでしょうね。初代のモーニング娘。から始まって、それからずっとイズムみたいなものが引き継がれている。今やパフォーマンスのクオリティも凄いことになっていますし、自分もすごく感銘を受けているんですよね。

--では、モーニング娘。もBEYOOOOONDSもカバーしましょう(笑)。

海蔵亮太:良いですね! 世代的にはプッチモニもカバーしたいです(笑)。ちなみに、BEYOOOOONDSの皆さんとは何回かお会いしたことがあるんですけど、やっぱり皆さんの第一声は「大きいんですね」だったんですよ。僕、背が高いので。なので、巨人ビヨーンズとして……

--巨人ビヨーンズ(笑)。めちゃくちゃキャッチー。

海蔵亮太:見出しは「身長がビヨーンズ」みたいな感じで(笑)。

<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

--もし実現したら記事にしますね(笑)。そろそろ〆に入っていきたいんですが、2023年は海蔵さんにとってどんな1年にしたい……あ、55週連続配信は年内に終わらなのか!

海蔵亮太:2024年の4月に終わる予定なんですけど、もしかしたら55週で終わらせるかどうかも定かじゃないという……

--そんなウワサもあるんですね(笑)。

海蔵亮太:もしかしたら一生続けさせられるかもしれない(笑)。

--『カイジ』みたいな? レコーディングルームから一生出させてもらえない(笑)。

海蔵亮太:日本クラウンという名のトネガワにずっと囲われて……(笑)。まぁそれは冗談として、2023年から2024年にかけて毎週1曲ずつリリースしていくので、皆さんに毎回喜んでもらえるように頑張りたいですし、その中でいろんなことを学んでいくでしょうから、海蔵亮太のオリジナル曲の方向性も固まっていくんじゃないかと思っているんですよね。そうなったら新生・海蔵亮太をお見せできるんじゃないかなと思っているので、それも含めて楽しみです。

--では、そんな海蔵亮太のこれからに注目してほしい皆さんにメッセージをお願いします。

海蔵亮太:こうして歌い続けていくことができたのは、変わらず応援して下さる皆さんのおかげだなと思っているので、そんな皆さんに喜んでもらえるようこれからもいろんな曲に挑戦し続けていきます。オリジナルでも皆さんの心に響く曲を今一生懸命つくっているので、それが5年後10年後も愛される曲に出来たらなと。そして、それを歌い続けていくことも重要だと思っていますので、その中で日々変わっていく海蔵亮太を応援してくれたら嬉しいなと思います。

<インタビュー>海蔵亮太 デビュー5周年記念“55週連続配信の世界記録挑戦”について語る「僕が歌う理由=誰かの「聴いてよかったな」」

Interviewer:平賀哲雄|Photo:白井絢香

関連キーワード

TAG

関連商品

コトダマ
海蔵亮太「コトダマ」

2022/02/23

[CD]

¥3,000(税込)

コトダマ
海蔵亮太「コトダマ」

2022/02/23

[CD]

¥4,500(税込)

誰そ彼
海蔵亮太「誰そ彼」

2021/08/25

[CD]

¥1,200(税込)

誰そ彼
海蔵亮太「誰そ彼」

2021/08/25

[CD]

¥3,850(税込)

僕が歌う理由
海蔵亮太「僕が歌う理由」

2021/02/17

[CD]

¥3,000(税込)

僕が歌う理由
海蔵亮太「僕が歌う理由」

2021/02/17

[CD]

¥4,000(税込)

ありがとうって気づいていてね
海蔵亮太 with 大竹しのぶ「ありがとうって気づいていてね」

2020/11/04

[CD]

¥1,200(税込)

素敵な人よ
海蔵亮太「素敵な人よ」

2020/06/10

[CD]

¥1,200(税込)

素敵な人よ
海蔵亮太「素敵な人よ」

2020/06/10

[CD]

¥2,000(税込)

愛のカタチ
海蔵亮太「愛のカタチ」

2019/06/05

[CD]

¥1,222(税込)

愛のカタチ
海蔵亮太「愛のカタチ」

2019/06/05

[CD]

¥2,037(税込)

Communication
海蔵亮太「Communication」

2019/01/23

[CD]

¥3,056(税込)

愛のカタチ
海蔵亮太「愛のカタチ」

2018/06/27

[CD]

¥1,222(税込)

コトダマ
海蔵亮太「コトダマ」

2022/02/23

[CD]

¥3,000(税込)

コトダマ
海蔵亮太「コトダマ」

2022/02/23

[CD]

¥4,500(税込)

誰そ彼
海蔵亮太「誰そ彼」

2021/08/25

[CD]

¥1,200(税込)

誰そ彼
海蔵亮太「誰そ彼」

2021/08/25

[CD]

¥3,850(税込)

僕が歌う理由
海蔵亮太「僕が歌う理由」

2021/02/17

[CD]

¥3,000(税込)

僕が歌う理由
海蔵亮太「僕が歌う理由」

2021/02/17

[CD]

¥4,000(税込)

ありがとうって気づいていてね
海蔵亮太 with 大竹しのぶ「ありがとうって気づいていてね」

2020/11/04

[CD]

¥1,200(税込)

素敵な人よ
海蔵亮太「素敵な人よ」

2020/06/10

[CD]

¥1,200(税込)

素敵な人よ
海蔵亮太「素敵な人よ」

2020/06/10

[CD]

¥2,000(税込)

愛のカタチ
海蔵亮太「愛のカタチ」

2019/06/05

[CD]

¥1,222(税込)

愛のカタチ
海蔵亮太「愛のカタチ」

2019/06/05

[CD]

¥2,037(税込)

Communication
海蔵亮太「Communication」

2019/01/23

[CD]

¥3,056(税込)

愛のカタチ
海蔵亮太「愛のカタチ」

2018/06/27

[CD]

¥1,222(税込)