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<コラム>この春リリースを控える、今バズっているロックバンド3組
新生活キックオフを控え、心躍ったり、少しナーヴァスになったりするこの時期。期待や不安が入り混じり、「この気持ちをどうにかしたい!」と思うこともあるだろうが、そんなときのリフレッシュの一番の近道は、音楽を聞くことかもしれない。テレビや動画配信サービス、SNSなど、様々なプラットフォームが存在し、プライベートを楽しむためのツールが多々あるが、今回、異なる角度でバズっているバンド3組をご紹介。お気に入りバンドのリストに追加されるきっかけとなってくれれば嬉しい。
今流行っている・新しい音楽を探している若者はもちろん、娘さんや息子さん、新人部下との共通の話題を探しているキャリア世代も要チェックだ。それぞれ、この春にリリースを控えているので、そちらにも注目してほしい。
「2020年コレがバズるぞ!」1位獲得で話題
Novelbright
Novelbright

『バズリズム02』の「2020年コレがバズるぞ!」で1位を獲得し、Spotifyが選ぶ期待の新人アーティスト“Early Noise 2020”に選出されるなど、各所から熱い視線を集めている5人組バンド・Novelbright。2013年に大阪にて結成し、2019年1月に現体制となった彼らは、同年7月より5大都市を回る路上ライブツアー【どチクショー路上ライブTOUR】をスタート。その模様がTwitterやTikTokでシェアされるや否や、路上ライブとは思えない臨場感溢れるライブが話題を呼び、瞬く間にその名が広く知られることとなった。その注目度の高さを象徴するように、彼らのマスターピース「Walking with you」は、Billboard JAPANのストリーミング・ソング・チャートで26週連続トップ30入りを達成。初のチャートインから半年近く経った現在もなお、上位をキープし続けている。
▲Novelbright - Walking with you
彼らがここまで多くの人の目に留まった理由には、彼ら独自の“間口の広さ”が挙げられるだろう。竹中雄大(Vo.)の歌声は、真っ直ぐで癖が少なく、聴く人を選ばない。また、疾走感溢れるバンドサウンドとも相性バッチリで、楽曲に込められた等身大のメッセージを、ありのままの形でリスナーの元に届ける力を持っている。さらに、楽曲のキャッチーさも抜群だ。竹中の印象的なハイトーンから始まる「Walking with you」や、曲名がそのまま歌い出しとなった「拝啓、親愛なる君へ」など、覚えやすい曲展開や親しみやすい歌メロは、彼らの持つ最も強力な武器と言っていい。これらの“とっつきやすさ”に特化したアピールポイントの数々が、ジャンルを問わず多くのリスナーに支持されたのではないだろうか。
とはいえ、彼らがこれまでリリースしてきた楽曲は、ロックサウンドを全面に押し出したアップテンポなナンバーが多く、まだまだ曲調に開拓の余地があると言える。そういった意味でも、今後、彼らがどんな進化を遂げ、どんなバンドに成長していくのか。2020年の動向に要注目だ。
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