Special
predia『シャララ・ナイアガラ』インタビュー(Billboard JAPAN ver.)
今まで追及してきた大人セクシー。ひとつの答えがここにある。
メンバーそれぞれの現在のモードや新体制になってからの変化&進化、大人セクシーすぎるミュージックビデオも話題の新シングル『シャララ・ナイアガラ』について等「今のpredia」をおもいっきり掘り下げさせて頂きました。数多の物語を経て、過去最も洗練され、ファンの希望や夢ともなっているprediaの今、ぜひご覧ください。
prediaメンバー:
まえだゆう/ちゃんころぴー
村上瑠美奈/るみな
湊あかね/あかねん
水野まい/まいまい
沢口けいこ/けいたん
桜子/らちょ
「いろんな人の夢を背負っているんだな」と改めて感じた
--2/2TOKYO DOME CITY HALLワンマンにて10人体制のpredia完成、その1ヶ月後に新たなスタートを切り、この6人での新体制も馴染んできた頃合いだと思うのですが、今現在どんな気持ちや姿勢でprediaと対峙しているのか。メンバーそれぞれ聞かせてもらえますか?
水野まい:気付いたらもうすぐ10年目。本当にあっという間ですよね。最初の頃は、10年も活動を続けられるとは正直思っていなかったので……もちろん続けていきたい想いは強くありましたけど、その間にたくさんのアイドルグループが解散していく状況を見ていましたし、自分たちも解散の危機はありましたし、それでも10年目を迎えようとしている。本当にうれしいことです。そう思うからこそ、大人アイドルとしての地位を確立したい。女性アイドルは男性アイドルに比べてどうしても年齢層が低いんですけど、MAXさんみたいに私たちもいつまでも歌って踊れる格好良いアイドルになりたいなと思っています。--結婚しても、出産しても、変わらずアイドルで在り続けたいと。
水野まい:そういう存在になれたらいいなと思います。--続いて、湊さん。
湊あかね:6人になっても、歌の力を最大限に生かせるようなパフォーマンスを意識しながら活動しています。まもなく10年目になるけど、さらに10年後も、20年後も、30年後も活動できていたらいいなと思うので、それに向けて土台はしっかり作っておきたい。--女性アイドルで40年のキャリアを持つグループはいませんからね。
一同:(笑)
--モーニング娘。ですら20周年を経たばかりですから、実現出来たら凄いことです。
湊あかね:そのとき私も歌い続けられていたら最高ですし、いつまでも在り続けるグループにしたいんですよね。もしかしたらいろんな新メンバーが入ってくるかもしれないし、世代交代を繰り返して30年後は全く違うメンバーになっているかもしれないけど、それでもprediaがまだ在ったらいいなと思います。--続いて、ちゃんころぴー。
まえだゆう:ちゃんころぴーが入った頃から10人での活動しかしたことがなくって、今年初めての体制変更を経験したので、改めて10人で過ごせていたことは「あたりまえじゃなかったんだな」と思ったし、この6人で活動を続けられることがうれしいと感じましたし、ファンの人がいてこそのprediaだとも思いましたし、こうやって続けていけることの有り難さを日々実感しています。メンバーとファンの人とライブを続けられるって本当にしあわせなことなんですよね。そういうことを改めて感じています!--続いて、沢口さん。
沢口けいこ:6人体制になってからしばらく経って「いろんな人の夢を背負っているんだな」と改めて感じたんですよ。今回のツアー【predia 9th anniversary tour 2019 [SHINKA] 】で全国各地をまわって、普段なかなか会えない地方のファンの方々ともたくさんふれあったんですけど、そこで「My Story」というprediaのことを歌っている楽曲を披露しているんです。そしたら「あの曲は自分の人生にも置き換えられるし、これからどうしよう?と悩むこともあるけど、大人が一致団結して歌っている姿を見て、僕も夢を諦めちゃいけないんだと思いました」みたいなことを言ってもらえたり、最近「夢」というワードをファンの皆さんから聞く機会がすごく多いんです。「いっしょに夢を叶えましょう」とか「僕の分の夢も叶えてください」とか「prediaの夢は僕の夢でもあるから一生懸命応援します」とか言って下さるんで、そういう人たちの為にも頑張らなきゃなと思っています。--10代のアイドルだと「夢を叶えてあげよう」みたいなスタンスで応援されるケースが多いですけど、30代でもアイドルとして夢を追いかけているprediaだからこそ「自分も夢を諦めている場合じゃない」と背中を押されたりするのかもしれないですね。みんなの生き様に魅了されている。
沢口けいこ:そうだと嬉しいですね。そういう人が増える=売れるということだと思うので。--続いて、村上さん。
村上瑠美奈:もうすぐ10年目を迎えるんですけど、昔は「自分はこういうことをやりたい、やってみたい」ということをとにかく実現したくて、それが出来たら「自分がやりたかったことを表現できてうれしい!」みたいな。でも最近は「こういうことをやってみたら、お客さんがもっと喜んでくれるんじゃないか」とか「こうしたらお客さんに持って帰ってもらえるモノがあるんじゃないか」とか、自分だけじゃなくファンの皆さんや相手のことも考えるようになりました。そこも大きな変化だなと思います。--続いて、桜子さん。
桜子:このあいだ、やっと10人体制最後のライブのDVDを観たんですよ。いつもはすぐ自分たちのライブ映像はチェックするんですけど、たぶん、どこか観るのが怖かったんでしょうね。でもようやく観たときに何よりも「格好良いな、自分ら!」と思ったんです。それによって気合いが入ったというか、この6人でも「格好良いな、自分ら!」と心底思えるように頑張りたいなって。--じゃあ、良いタイミングで観れたんじゃないですか。
桜子:そうですね。今観てよかったです!- 新体制になってからの各メンバーの変化と成長
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リリース情報
シャララ・ナイアガラ
- 2019/11/06
- Type-A[CRCP-10434(CD)]
- 定価:2,000円(tax in.)
- 詳細・購入はこちらから>>
- Type-Bの詳細・購入はこちらから>>
- Type-Cの詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
新体制になってからの各メンバーの変化と成長
--では、続いて、各メンバーがまわりから見てどんな風に変わってきているか、掘り下げさせて下さい。今度は桜子さんから。
沢口けいこ:らちょかぁ…… 桜子:おいおいおい(笑)。 沢口けいこ:でも、らちょがいちばん変わったんじゃない? 元々熱いモノは持っているんですけど、照れ屋さんだから、10人時代はそれを隠していたというか、内に秘めた熱さだったんですよ。それが6人体制になってから会議でもガンガン発言するようになったし、本来ならちょっと言いづらいようなことも率先して意見するようになった。自分たちのグループを客観視することってすごく難しいことじゃないですか。それでみんなが主観でしか考えられなくなったときに、ふと客観視した意見を言ってくれたりとか、それでハッとさせらることがすごく多いんです。 湊あかね:責任感がめちゃくちゃ強いから、歌に対しての姿勢も分かりやすく変わってきたと思う。今、歌へのモチベーションがめちゃくちゃ高いから「どうだった?」ってイチイチ聴いてくるんですよ(笑)。「よかったよね? おいら」って。一同:(笑)
桜子:たしかに、以前は正直ちょっと自信あったとしても「あんまりだったかな? どうだったぁ?」ぐらいの感じだったんですけど、最近は「よかったっしょ?」って言ってる(笑)。 湊あかね:自信がめちゃめちゃ付いたんだと思います。--続いて、村上さん。
沢口けいこ:強くなった! 村上瑠美奈:そうかなぁ? 自分ではいちばん変わってないと思ってる。 桜子:元々超完成されてるからね。芯は変わってないと思う。ちゃんと自分の考えを持っているし。でも、なんかさ、最近さ、優しいよね? 沢口けいこ:メンバーをより信頼してくれている。 桜子:愛情を感じるかも。 村上瑠美奈:私、自分で思うのは、この6人って「すごくしっかりしているな」と思うんですよ。で、10人時代はメンバーにいろいろ言うことが多かったんです。ということは、卒業した4人に言うことが多かったんだろうなって。一同:(笑)
村上瑠美奈:だから最近はそんなに言うことがないんです。 桜子:強めの6人が残って、ふんわりした4人が居なくなったから(笑)。それで負担が減ったんだろうね。 村上瑠美奈:そう、やることが減りました。--メンバー減ったのにやることが減るパターンもあるんですね。
村上瑠美奈:逆に減った(笑)。--続いて、沢口さん。
湊あかね:けいたんは今まで吐息お姉さん(青山玲子/卒業メンバー)がやっていたポジションをぜんぶ引き継いでくれたので、だからいちばん負担があるんじゃないかなと。 沢口けいこ:吐息お姉さんが強烈すぎて、同じようにやってもモノマネにしかならないし、それって超ダサいじゃないですか(笑)。だから自分なりの方法でやらせて頂いております。 桜子:ただ、いっぱいいっぱいになったところを見てないから「すげぇキャパあんな、この人」とは思う。大変じゃないの? 村上瑠美奈:こんなにやること増えたら絶対大変だと思うよね。だって、今まで告知しかしてなかったんですよ?
▲左から:桜子/村上瑠美奈/沢口けいこ/まえだゆう/湊あかね/水野まい
一同:(笑)
沢口けいこ:まぁでも、もうちょっと出来ますね。いっぱいやることが増えてむしろ楽しいんですよ。だからキャパオーバーになりそうな感じは今のところないですね。 水野まい:すごい。 村上瑠美奈:やること減った人もいるのにね。 桜子:あなたは元々やること多いから(笑)。ライブのMCとか気付いたらぜんぶ瑠美奈になってたりしたから!--続いて、ちゃんころぴー。
水野まい:楽屋のゴミ拾いとかちゃんとしてくれる。断捨離。 沢口けいこ:本当に「大家族で育ってきたんだろうな」って感じがします。ちょっとお姉ちゃんっぽいかも。率先してそうやって面倒くさいことをやってくれたりとか。 村上瑠美奈:たしかに、お姉ちゃん感出たかも。まさかの。--末っ子感しかなかったのに! 言われてみていかがですか?
まえだゆう:え! 自分ではあんまり感じてなかったです。しかし、ちょっと嬉しいです。お姉さんの感じって言われて。 桜子:おなか空いているときだけテンション下がるけど。 湊あかね:もしくは、眠いとき。 沢口けいこ:子供やん。 まえだゆう:そうですね。ご飯食べないと生きていけない。--それはみんなそうですけど。
一同:(笑)
まえだゆう:てか、おなか空くペースがきっと早いんです! 沢口けいこ:たぶん、どうでもいい話だと思われてるよ(笑)。 まえだゆう:はい、次いきましょー!リリース情報
シャララ・ナイアガラ
- 2019/11/06
- Type-A[CRCP-10434(CD)]
- 定価:2,000円(tax in.)
- 詳細・購入はこちらから>>
- Type-Bの詳細・購入はこちらから>>
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関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
今まで追及してきた大人セクシー。ひとつの答えがここにある。
--続いて、湊さん。
桜子:あかねんは何にも変わらないからなぁ。 沢口けいこ:あかねんはあかねんなんだよなぁ。 湊あかね:やってることも変わってないから。 村上瑠美奈:たしかに、本当に変わらないかも。「変わらないでくれて、ありがとう」みたいな(笑)。--やること増えたり減ったりもしてない?
湊あかね:いや、まったくないッスね。 村上瑠美奈:でも、強いて言えば、ライブ中に煽ったりとか、今まであかねんがやっていてもおかしくなかったようなところって実はいっぱいあったんですけど、それを今は自然とやってくれるようになった。 湊あかね:え、そんなことあった?一同:(笑)
村上瑠美奈:私は今まで自分が煽っていた部分を半分ぐらいあかねんに渡しているつもりでいるから。喋らないのがあかねんのスタイルみたいなイメージがなんとなくあったけど、そこは変わってきてるんじゃないかなって。 湊あかね:そうだね、喋らなきゃいけなくなった。--イヤなの(笑)?
沢口けいこ:でも、あかねん、元々めっちゃおしゃべりですから(笑)。楽屋でもめちゃくちゃ喋ってる。 湊あかね:楽屋のほうが楽しいんです。
▲左から:桜子/村上瑠美奈/沢口けいこ/まえだゆう/湊あかね/水野まい
一同:えぇー!?
沢口けいこ:それはダメ(笑)。 湊あかね:いや、喋るのは楽屋のほうが楽しいんです(笑)。 桜子:ずっと「ちゃん? ちゃん?」って言ってる。 沢口けいこ:ウザ絡みが多い。 桜子:「ちゃん、何してんの? ダメでしょ、ちゃん!」……ちゃんが犬として扱われているんです(笑)。 まえだゆう:「ちゃん?」って言われて「なーに?」って返しても、特に用事はないんです。でも常に名前を呼ばれてる。 湊あかね:そうだね(笑)。--続いて、水野さん。
桜子:まいまいは緊張しいだから、こういうインタビューの場でも声震えている感じだったんですよ(笑)。今日、最初に質問振られてましたけど、あんなの、以前のまいまいだったら死んでた! 水野まい:死んでました。「水野さん」って呼ばれただけで「ひぃ!」みたいな。 沢口けいこ:たぶん、言葉を発することができずに「じゃあ、またあとで」って後回しにされていたと思う。 桜子:でも今日はちゃんと話していたじゃないですか。だから知らないうちに成長していたんだろうなって。 水野まい:以前は10人いたから会話に入っていくのも難しくて。でも6人になってからは「あ、ちょっと入りやすくなったなぁ」と思うし、全員見渡せるから「あ、今、喋れるかな」みたいな。 沢口けいこ:自分の話を自分からしてくれるようになりました。 水野まい:元々喋ることにすごく苦手意識があって、でも一度ラジオ番組をやらせて頂いたことによって、徐々に苦手意識が取れてきて、ようやく今になってですけど(笑)、喋れるようになったのかなって。--そんな成長し続ける6人のprediaによる新シングル『シャララ・ナイアガラ』が完成しました。自身ではどんな印象を持たれていますか?
▲左から:桜子/村上瑠美奈/沢口けいこ/まえだゆう/湊あかね/水野まい
--フックが多いですよね。
沢口けいこ:すごく攻撃的な曲だなと思います。 まえだゆう:ちゃんもひとつの呪文みたいに思ってる! 沢口けいこ:ひとつの呪文? まえだゆう:「シャララ・ナイアガラ」というタイトル自体が呪文っぽいじゃないですか。ですが、しかし、曲のパンチ力もちょっと呪文系で、「シャララ・ナイアガラ! どうだ!」って気持ちで歌っています。--えーっと、パニック。
一同:(笑)
沢口けいこ:ちゃんにしか分からない(笑)。 まえだゆう:「シャララ・ナイアガラ! どうですか!?」みたいな。つまり、それだけキャッチーな曲だなって思っているんです。--すみません、沢口さん、まとめてください。
沢口けいこ:prediaが今まで追及してきた大人セクシー。そのひとつの答えがここにある。ドロドロな恋愛の曲を歌わなくてもセクシーは見せられるし、大人感は出せるし、6人それぞれの個性が歌からもよく感じ取れると思うので、そういうところも注目してもらえると、より楽しめるかなと思います。ぜひミュージックビデオと合わせてチェックしてみて下さい!リリース情報
シャララ・ナイアガラ
- 2019/11/06
- Type-A[CRCP-10434(CD)]
- 定価:2,000円(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
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