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まるりとりゅうが、【NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3】出演インタビュー
5月28日、ストリーミング・サービスから新たなヒットを生み出すプロジェクト【NOW PLAYING JAPAN】の第3回目となるライブ・イベントが開催された。その出演権を懸けた新人応援企画<STARTERS MATCH>では、2018年4月に結成、今年2月に1stミニアルバム『はじめまして。』をリリースした男女2人組ヴォーカル・ユニット、まるりとりゅうががグランプリを獲得。当日は満員の東京・新木場STUDIO COASTのステージに立ち、サポート・バンドを従えた特別編成で、フレッシュで美しいハーモニーを披露した。
ともに97年生まれのZ世代。10代になる頃にはスマートフォンが普及し、SNSをはじめとするデジタル・メディアを当たり前に使いこなす二人だからこそ、新興の音楽ストリーミング・サービスとも自然体で向き合う。アーティストとして、あるいはリスナーとして、二人は日頃、どのようにストリーミングを使っているのか。また、SNSでの活動から人気に火が点いた二人が思う、ストリーミングとSNSの親和性とは。7月5日にスペースシャワーTVでその模様がオンエアされる【NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3】出演の感想や、1stミニアルバム『はじめまして。』に続く新作の展望なども交えながら、話を訊いた。
MaRuRi「一生忘れられない経験になった」
――まずは先日の【NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3】について振り返っていきましょう。出演後の率直な感想をお聞かせください。
Ryuga:バンド体制でパフォーマンスしたのが初めてだったので、すごく新鮮な気持ちで臨めたライブでした。それと同時に、今まさに第一線で活躍されているアーティストの皆さんと同じ土俵に立って、あれほどたくさんのお客さんの前でするライブも初めてだったので、ちょっと圧倒されちゃいましたけど、それでも良い経験だったなって思います。自分たちとしては課題点も浮き彫りになったので、それは次に生かしたいです。
――課題点というと?
Ryuga:本番が始まるまでは「イケるイケる!」って思っていたんですけど、いざライブが始まって、あの人数のお客さんを目の前にした瞬間、ちょっと固まってしまって…。やろうと思っていたことを忘れかけちゃったりもしました。パフォーマー側である僕らがガチガチに緊張していたら、その雰囲気が客席にいるみなさんにも伝わっちゃうと思うので、もっと場数を踏んで、みなさんを巻き込めるようなパフォーマンスとかトークができるようになりたいなって思いました。
MaRuRi:私もリハーサルの時、「これだったら絶対イケるよ!」みたいな自信があったんですけど、本番ではすごく緊張しちゃって。もしバンド編成じゃなくて、二人だけだったらどうなっていただろうって思うぐらい。なので、もちろん反省点もありましたけど、まるりとりゅうがを知らない方がたくさんいるなか、歌を聴いていただけたこと自体がすごくありがたいことでしたし、一生忘れられない経験になったなって思います。
――初めてのバンド編成ライブということで、お二人としては新鮮な発見も多いライブになったのでは?
MaRuRi:いつもはオケを流して歌っているので、「アレンジでここまで変わるんだ」っていうことは感じましたね。
Ryuga:バンドのみんなが「合わせるから好きにやっていいよ」って言ってくれて、すごく心強かったんですけど、それを超える緊張が…。リハーサル中にメンバーと一緒に色々と試して、「ここはこうしよう」って決めていたことの一つが、僕は本番ではできなくて(笑)。
――学びも多かったと。
Ryuga:基本的には音源を忠実に再現していただいたんですけど、今まではオケに乗せていた歌を、ああいう大きい会場で生バンドに乗せて響かせることができて、「これが音楽か!」みたいな感動がありました。歌っていても楽しかったですし、やろうと思えば色んなアレンジを加えることもできるし、「こういう魅せ方があるんだ!」って勉強になりましたね。
MaRuRi:やっぱりオケの時とは比べ物にならないぐらいの迫力があって、いつもは自分の歌で引っ張ろうっていう気持ちで歌ってるんですけど、今回は初めてのバンド編成ということもあって、みなさんに引っ張ってもらったなって実感があります。
――当日は千葉雄大さんとのトーク・パートもありました。
MaRuRi:もちろんテレビとかでは拝見してましたけど、想像以上に素敵な方で、お話しするのも楽しかったです。
Ryuga:千葉さんも少し緊張されていたのか、噛んでしまう時もあったりして、僕らとしては「あ、よかった。千葉さんも噛んだりするんだ」ってちょっと安心しました(笑)。それにすごく親身に話しかけててくださったので、ライブもしやすかったですし、終わったあとも写真を一緒に撮ってくださったり、「あ、こういう人になりたいな」って思いましたね。
――出演アーティストのみなさんとも交流されましたか?
MaRuRi:みなさんとお話しさせていただいたんですけど、初対面なのにアドバイスもくださったり、すごく良い方たちばかりでした。私は最近、個人的にOfficial髭男dismさんをすごく聴いていて、二人ではカバーもさせていただいたりしたので、リハーサルの時から見させていただいたんですけど、藤原さんの生歌が凄すぎて。
Ryuga:andropさんには同じ大学出身の方がいらっしゃって、地元もけっこう近かったり、いくつか共通点もあって「飲みに行こう!」って話になりました(笑)。ビッケブランカさんはすごくフレンドリーな方で、僕らもすぐに打ち解けた感じでお喋りできましたね。髭男さんとはもうちょっとお話ししたかったな…。
【NOW PLAING JAPAN vol.3】
— まるりとりゅうが (@maruritoryuga) 2019年5月28日
STARTERS ARTISTとして出演させていただきました 初のバンド形式でのライブでしたが、いかがでしたでしょうか
素敵なアーティストの皆さんと共演できて光栄でした!ありがとうございました pic.twitter.com/m9aTBX3w4H
▲【NOW PLAING JAPAN vol.3】当日の様子
――様々なタイプのアーティストが出演することが【NOW PLAYING JAPAN LIVE】の特徴でもありますが、これまでにそういったイベントに出演されたことは?
Ryuga:まるりとりゅうがになってからは対バン・イベントをお休みして、自分たちでプロデュースするイベントを2か月に1回やっていて、それがルーティーンになっていたので、久しぶりの対バンが新木場コーストの規模感なのは、僕たちとしてもちょっと予想外だったというか(笑)。
――対バン・イベントをお休みされていたのは何故なのでしょう?
Ryuga:二人で活動を始めたばかりの時は、ダンス・ヴォーカル・グループ界隈のイベントに出演させていただくことが多かったんですけど、僕らがどうしても音楽性で異なる部分があって、ちょっと浮いちゃったりもしたんです。その頃、ちょうど自分たちのSNSが盛り上がってきたこともあって、イベントに出て10分くらいのパフォーマンスをするより、自分たちでイベントを開いて、よりたくさんの曲を聴いていただいたほうがいいなって思ったんですよ。
――なるほど。では本当に久々の対バンだったのですね。当日はバンドでライブされる方ばかりだったので、ダンス・ヴォーカル・グループ系のイベントとはまた違った空気感でしたよね。
Ryuga:まずナウプレに来るお客さんって、本当に根っからの音楽好きだと思っていて、実際にライブをしていても、「音楽を感じにきてるんだな」って思うような方が多かった気がします。あと、やっぱりバンドのファンの方が多かったですよね。みなさんノリノリでしたし、僕たちもバンド編成だったので、そういうモードでライブができてすごくやりやすかったです。
MaRuRi:この出演者の並びで私たちが出ていって、みなさんに受け入れてもらえるのかなっていう不安もあったんですけど、オープニングの紹介映像が流れると、「ワー!」って温かく迎えてくださったので、私はそこで緊張がけっこう解けました。歌っている時もみなさん笑顔で、まるりとりゅうがの音楽を本当にちゃんと聴いてくださっているのが見えて、めちゃくちゃ幸せでした。
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番組情報
スペースシャワーTV
『NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3』
出演:androp、Official髭男dism、ビッケブランカ、まるりとりゅうが
司会:千葉雄大
初回放送:7月5日(金)22:00~23:00
リピート:7月11日(木)22:30~
7月22日(月)20:00~
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