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androp、【NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3】出演インタビュー



2009年12月にアルバム『anew』でデビューし、今年で10周年を迎えるandrop。これまでにシングルを11枚、アルバムを10枚リリース、映画やドラマ、テレビCMへの提供楽曲も多く、2018年にはドラマ『グッド・ドクター』の主題歌「Hikari」が16週連続でビルボード・ジャパン・ストリーミングチャートにチャートインするなどロングヒットとなった。そんなandropが、ストリーミングからヒットを生む【NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3】 に出演。日頃どのようにストリーミング・サービスを使っているのか、また2020年1月にアニバーサリーライブを行うandropにとって、どんな10年間だったのか話を聞いた。

(楽曲を)プレイヤーとかでも検索できたらいいよね

――日頃、どのように音楽を聴いていますか。

佐藤拓也:最近はストリーミングを使うことが多いですね。自分の好きなアーティストを検索して聴くこともありますし、ヒット曲を集めた「Today’s Hits」みたいなプレイリストってあるじゃないですか。あれも、ジャンルごとにあるので、その日の気分で選んでずっと流していたりすることが多いです。今まで色んなアーティストの曲を聴きたい時って、自分が持っている曲をランダム再生するしかなかったのですが、ストリーミングのおかげで新しい音楽に出会う機会が増えて、楽しいです。

――そこで新しい曲と出会ったら、さらに掘っていったりとか?

佐藤:そういうこともありますね。最近だと、ジャスティン・ビーバーとエド・シーランのコラボが急にリリースされて、「やっぱりいいな」って思って、もう一回エド・シーランやジャスティン・ビーバーのアルバムを聴いたりしましたね。あと、最近レコーディングエンジニアさん同士で作っているプレイリストを、教えてもらったんです。音が良いと思っている曲を、みんなそれぞれ入れていくプレイリストなんですけど、どんどん追加されていって。そういう共有の仕方って、今までなかったですし、面白いですよね。

――今までだと、CDやMDに1枚ずつコピーしないといけませんでしたが、共有するのも便利になりましたよね。内澤さんは、最近どのように音楽を聴くことが多いですか。

内澤崇仁:僕は時間があって暇をもてあましている時、そして自分で選びたくなくて偶然曲と出会ってみたいときは、ストリーミングを使っています。

――ストリーミング以外で聴くこともありますか?

内澤:アルバムの順でストーリーとして聴くことに意味が込められている作品もあるので、CDで聴くこともありますし、ダウンロードして聴くこともあります。

――新しい音楽は、どのように知ることが多いですか。

内澤:ストリーミングとか、ラジオとか…ですかね。あと、誰かのプレイリストに入っているのを見たりとか。

――最近、新しく出会った曲はありますか?

内澤:なんだろうなあ…。

――今週のBillboard JAPAN HOT100では、ビリー・アイリッシュ「バッド・ガイ」がラジオ順で1位でした。(http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

前田恭介:めっちゃかかってますよね。

内澤:ビリー・アイリッシュは、以前から好きですね。最近だと、なんだろう…。どうやって知ったのか忘れたんですが、ジャネール・モネイを最近、調べました。

伊藤彬彦:僕も佐藤くんと同じように、ストリーミングで聴くことが多いですね。最新のヒット曲を集めたプレイリストだったり…。あと自分の聴いた楽曲にあわせて、オススメしてくれるプレイリストとかも面白いですよね。聴けば聴くほど、自分の趣味と合ってきて。

内澤:プレイヤーとかでも検索できたらいいよね。

前田:このベーシストが弾いている曲が聴きたいと思った時に、検索できたら便利ですよね。今まで掘らないといけなかった作業が、クリックで表示されるようになって。かゆいところに手が届くようなストリーミングサービスも、これから生まれてくるのかなと思っています。

――Billboard JAPANのチャートでも、今後 作曲家、編曲家、プロデューサーなどの情報を紐づけたいなと思っています。プロデューサーごとに検索できたり。

前田:それ、めっちゃ良いですね。絶対、やった方が良いと思います。そういう視点で音楽を聴く人が増えたら、もっと面白くなると思うんですよね。昔、ライナーノーツを見て調べていた情報を、ストリーミングサービス上でできるのは、すごく良いことなんじゃないかな。ストリーミングとフィジカルを差別化する点があるとすれば、そこなのかなとも思ったりしています。

――ストリーミングサービスの中には、これまでのアーティストの楽曲をまとめ直した「初めてのandrop」や、「知られざる名曲集」といったようなプレイリストもあります。andropのプレイリストを見てみることはありますか。意外なセレクトだと感じられた経験などはあるのでしょうか。

伊藤:この前、初めてandropの「隠れた名曲」みたいなプレイリストを見てみたんですが、思っているイメージとは、だいぶ違うなと思って面白かったですね。特に、メンバーの中で一番の曲を決めているわけではないし、それが良いとか悪いとかではないんですけど。

佐藤:僕は聴いてみたことないですね。でも、こないだ日本のヒット曲を集めたプレイリストを見たら、andropの「Hikari」と「Koi」が入っていて、他にも内澤君と上白石萌音ちゃんの「ハッピーエンド」とか、Aimerちゃんの「カタオモイ」も入っていて。結構、“内澤率”が高くてすごいなと思いました。

前田:他のアーティストを検索した時には、「初めての◎◎」とかのプレイリストは聞きますね。良い感じにまとめてくれていて、入門編として聴くにはすごく便利です。

――今回、NOW PLAYING JAPANでは、andropのタイアップ曲だけを集めたプレイリストが公開されています。(http://bit.ly/androp-playlist)映像が付くことで印象が変わった曲はありますか。私は、「For you」を音源だけ聴いた時と、ミュージック・ビデオで聴いた時とでは印象が大きく変わりました。

内澤:そうですね…。「For you」は、映像とのリンクも考えて、ゼロから話し合って作っていったので、新しい音楽の作り方をした曲の1つですね。それに、「For you」は、ストリーミングでの聴かれやすさも意識して作りました。低音の聴こえ方もですが、音数の少なさとか、ビートの入り具合とか。


▲androp「For you」

――これは、もともと映像が先にあったんですか。

内澤:映像と曲を少しずつ並行して作っていきましたね。日本郵便の“ぽすくま”っていうキャラクターがいるんですけど、“ぽすくま”とゆうパックをより多くの人に伝えるには、どうすれば良いのか。なおかつ、andropと一緒に何ができるのかっていうのを、映像での表現も含めて考えながら作りました。

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androp「Koi」

Koi

2019/02/27 RELEASE
UPCH-5958 ¥ 1,320(税込)

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Disc01
  1. 01.Koi
  2. 02.For you

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