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JUSTIN BIEBER 特集
ジャスティン・ビーバーによる待望のニューアルバム『ビリーヴ』(国内6月20日発売)が目下絶好調だ。
同アルバムからの第一弾シングル「ボーイフレンド」がリリースから10週間で230万ダウンロードを記録、さらにアルバムの発売から1週間後の6月26日現在、アメリカ、そして故郷のカナダはもちろん、評論家の間でも"不可能"と言われ続けていた全英アルバム・チャートをも遂に初制覇したとのニュースが飛び込んできた。
新作『ビリーヴ』は、ティーンエイジャーから大人へ、進化を遂げつつあるジャスティン・ビーバーの"今"が詰まった一枚だ。今回はこのアルバムのリリースを記念して、ジャスティン・ビーバーの成長と進化を米国ビルボード誌のカヴァー・ヒストリーや当時のエピソードとともにお届けしたい。
記念すべき表紙初登場 2010年3/27号
まだあどけない表情が印象的な2010年3/27号の表紙を飾る"ビーバー君"。ちょうどこの頃、2ndアルバム『MY WORLD 2.0』をリリースし、自身初のBillboard 200首位を獲得。当時16歳だったジャスティンは、スティーヴィー・ワンダーの13歳という大記録に次ぐ史上2位の若さで"No.1アルバム・アーティスト"の称号を手にした。また、このアルバムの大ヒットにより、前年11月に発売された1stアルバム『MY WORLD』も同チャート5位に浮上、"ビーバー・フィーバー"と呼ばれる社会現象を巻き起した。
同年4月には初来日も果たし、『MY WORLD』『MY WORLD 2.0』を1枚にコンパイルした国内デビュー盤『マイ・ワールズ』をリリース、リード・トラックの「ベイビー feat. リュダクリス」とともに大ヒットを記録し、瞬く間に日本列島にも"ビーバー・フィーバー"が吹き荒れた。
自身初のクリスマスアルバムを引っ提げ、クリスマスカラーに彩られたカヴァーに佇むジャスティン。この時リリースされた初のクリスマスアルバム『アンダー・ザ・ミスルトウ』は発売1週間で21万枚のセールスを記録し、またもBillboard 200を制覇。また、“クリスマスアルバムで初登場首位を獲得した史上初の男性アーティスト”という新たな称号も獲得した。本誌では、マライア・キャリーとの共演や、変声期のこと、チャリティー活動などについて触れており、心身ともに確実に変化・成長していることが伺える内容になっている。自身のチャリティー・プロジェクト「ビリーヴ・チャリティー・キャンペーン」を開始したのもちょうどこの頃だ。
ファン投票により決定した写真で3度目の登場 2012年6/16号
そして、先日発売された6/16号では、前回よりもさらに大人の表情を浮かべて登場。このために撮り下ろされた4枚の写真の中から、Facebook上でのファン投票で最多得票を獲得した1枚が使用されたことも話題となった。撮影に現れたジャスティンは、マイケル・ジャクソンのムーンウォークを披露し、「マイケルは僕のインスピレーションの源」と語り、ムーンウォークを披露したというおちゃめなエピソードも。
世界中に“ビーバー・フィーバー”を巻き起こした2年前と比較すると、ずいぶん大人になったと思わされるが、それでもまだ18歳のジャスティン。“13歳の少年”をアッシャーに引き合わせてから、わずか5年足らずで世界的ポップ・スターに育てあげたスクーター・ブラウンも「彼はまだ自分の方向性を探していて、周囲のガイダンスが必要だ。もう少年ではないが、まだ大人でもない。」と話している通り、まだまだ成長過程にあるのだ。
だからこそ、彼の挙動は常に全世界から注目され、見守られることになる…それは、若き日のマイケル・ジャクソンに向けられた視線とも少し似ている。彼がマイケルのことを“インスピレーションの源”と語るのには、そんな理由もあるのかもしれない。
現在、アルバムのプロモーションで世界中を飛び回っているジャスティン。「日本のみんな、7月に日本に行くね!日本に行くのが待ちきれないし、みんなが恋しいよ!だから、その時期は何処へも行かないでね!」という言葉通り、まもなく来日予定。梅雨の憂鬱ムードを吹き飛ばす“ビーバー・フィーバー”を再び巻き起こしてくれるに違いない。
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