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スウィング・アウト・シスター来日記念プレイリスト~『オールモスト・パスウェイディッド』に影響を与えた曲~
10年ぶりのオリジナル・アルバム『オールモスト・パスウェイディッド』を携えた来日公演を10月中旬に控えるスウィング・アウト・シスター。来日を前に、メンバーのコリーン・ドリューリーとアンディ・コーネルにインタビューをし、最新作に影響を与えた楽曲を教えてもらった。バンド結成のきっかけとなった楽曲や、アルバム収録曲を彷彿させるジャジーなサウンドの楽曲など、いつ聞いても色あせない昔懐かしいプレイリストが完成。各楽曲のレビューも合わせてどうぞ。
『オールモスト・パスウェイディッド』リリース記念インタビューはこちら。
01. I Start Counting -Dusty Springfield
彼女の作品の中でもこの曲はあまり知られていない存在です…彼女は私達のインスピレーションの源で、1960年代、彼女の声を聴いて育ちました。この曲が持つ雰囲気やサウンドに強く惹かれまして…、コリーンは1か月くらい、本当に毎日この曲を聴いてましたよ!
02. Cool Out - Leroy Hutson
この曲が醸し出すクールなグルーヴと、控えめだけれども生意気な感じがとても気に入っています。高層ビルのバーでイヴニング・カクテルを飲みながら東京のスカイラインを眺めている時に最高な一曲です。
03. Moonraker - Shirley Bassey
シャーリーの絶品の歌声をフィーチャーしたジョン・バリーによるジェームズ・ボンド(『007』シリーズ)のテーマ曲の数々が、私達がスウィング・アウト・シスターを結成したきっかけと言えます。結成初期は、私達を結び付けたそのテーマ曲や、映画のサウンドトラック、そしてジャズをどうやって一つにすればいいのか葛藤していました。
04. Afro Blue feat. Erykah Badu - Robert Glasper Experiment
モンゴ・サンタマリアが作曲したジャズの名曲を見事に現代風に表現しています。私達は当時のことを思い出せるような過去の作品に影響を受けていますが、それまでの過程で積み重ねてきた経験とともに、将来像を再体験することを常に目標にしています。
05. You’re Gonna Need Me - Dionne Warwick
この曲はホーランド=ドジャー=ホーランドがディオンヌのために書いた、未発表アルバムの収録曲ですが、近年になってウータン・クランやJ・ディラ、アッシャーらにサンプルされたことで復活を遂げ、若い層にも周知されました。それまでのバート・バカラックやハル・デヴィッドらとの作品に比べると、上品さやメロディックな点は劣りますが、Ms.ワーウィックは、それまでよりももっと生々しくR&Bを表現していて、それがヒップホップのアーティスト達を魅了している部分でもありますね。
06. Neo Terra - Freddie Hubbard
生き生きとしたホーンと不規則なビートに乗せて、フレディ・ハバードが聴く者全てを音楽の旅へと誘うことでしょう。高まる高揚感から、心が和む感覚、そしてまるで夏の暑い日のような情熱的な感覚を味わわせてくれるはずです。
07. Where Are You Now My Love - Jackie Trent
トニー・ハッチとジャッキー・トレントは、ペトゥラ・クラークのヒット曲「恋のダウンタウン」を作ったコンビです。このペアが手掛けた本曲で、ジャッキーの歌声が楽しめます。アレンジが素晴らしく、歌声も耳についていつまでも離れません。
08. Giving Love - The Voices of East Harlem
リロイ・ハトソンとカーティス・メイフィールドが手掛けたこの曲は、ヴォーカル・アレンジが美しく、聴いていて、喜びのあまり祝賀してしまうほど。私達スウィング・アウト・シスターにとって大切な永遠の一曲です。
09. Just My Imagination - Donald Byrd
ノーマン・ホィットフィールドのモータウンの名曲が、ドナルドのトランペット、そして高らかなストリングと力強いホルンのアレンジによって奏でられる、まるで魔法のような一曲。
10. You’ve Made Me So Very Happy - Bobbie Gentry
ブレンダとパトリス・ホロウェイ姉妹、そしてフランク・ウィルソンによって作られた原曲を、ボビーはモヤモヤとくすぶったソウルフルな曲調で表現していますが、ファンキーで、それでバラード調でもありますね。
11. Ninna Nanna in Blu - Ennio Morricone
エンニオ・モリコーネが手掛けた映画音楽の多くにエッダ・デル・オルソが参加していますが、彼女の歌声はどれも力強いものです。悲しみに沈みながらも気高く、そして情熱に溢れています。モリコーネの手に掛かれば、どんな映画も素晴らしくなります。彼は魔法使いですね。
Billboard JAPANのApple Musicプレイリストはこちらから>>>
スウィング・アウト・シスターからビデオメッセージが到着!
公演情報
Swing Out Sister
ビルボードライブ東京:2018/10/11(木)-12(金) >>公演詳細はこちら
1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30
横浜関内ホール:2018/10/13(土) >>公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:2018/10/15(月) >>公演詳細はこちら
1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30
ビルボードライブ大阪:2018/10/17(水)-18(木) >>公演詳細はこちら
1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30
関連リンク
オールモスト・パスウェイディッド
2018/06/27 RELEASE
SICX-100 ¥ 2,640(税込)
Disc01
- 01.ドント・ギブ・ザ・ゲーム・アウェイ
- 02.ハッピアー・ザン・サンシャイン
- 03.オールモスト・パスウェイディッド
- 04.ウイッチ・ウロング・イズ・ライト?
- 05.オール・イン・ア・ハートビート 【レイト・ナイト・バージョン】
- 06.アンティル・トゥモロウ・フォーゲッツ
- 07.アイ・ウイッシュ・アイ・ニュー
- 08.エブリバディズ・ヒア
- 09.オール・イン・ア・ハートビート
- 10.サムシング・ディープ・イン・ユア・ハート
- 11.ビー・マイ・バレンタイン
- 12.サムシング・ディープ 【リプライズ】
- 13.ネバー・レット・ミー・ゴー 【日本盤ボーナストラック】
- 14.ネバー・レット・ミー・ゴー 【ララバイ】 【日本盤ボーナストラック】
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