Special
predia『カーテンコール』まえだゆう(ちゃんころぴー)単独インタビュー
大人アイドル=終わらない青春を地でいく天然女子、語る
メンバーにうるさくて怒られるぐらい天真爛漫でポジティブでちょっぴりおバカな愛すべき天然アイドルは如何にして生まれたのか。大人アイドル=終わらない青春を地でいく彼女と彼女から見た同グループの魅力に迫った。
現在29歳~今がいちばん等身大の「大人アイドル」なんじゃないかな
--ビルボードジャパンで初単独インタビューするならどのメンバーが良いのか熟考した結果、ちゃんころぴーさんにお話を伺うのがいちばんセンセーショナルな内容になるんじゃないかと思いまして……
まえだゆう:やっほい\(^o^)/ 良いセレクトをして頂いたみたいで。違うか! いちばん難易度高いかもしれません(笑)。すみません!--ちゃんころぴーさんから見て、今のprediaはどんなグループだと思いますか?
まえだゆう:prediaって大人じゃないですか。大人のおねえさん!みたいな感じなので、「近寄りがたい」とか言われちゃいがちなんですけど。しかし、メンバー自体は頭が抜けてる子だったり、見た目とギャップが大きい女の子が多くて、「意外とアイドル向きなんじゃないかな」と勝手に思っていたりするんですよ。だから本当はもっとみんなとふれあいたいんです。predia自体も人見知りが多いんでこっちから行けなかったりするんですけど(笑)、私たちの握手会とかに来てもらえたらすごくフレンドリーに仲良くなれるんじゃないかなと思っています!--近寄りがたいイメージが変わるんじゃないかと。
まえだゆう:よく「近寄りがたい」って言われるんですよ。あと、ちゃんころぴーも後から入ったメンバーで、prediaを外から観てきた人なんで「仲良くなれるかな?」と実は不安だったりしたんですけど、いざみんなと話してみたら打ち解けるのも早かったし、prediaだからこそこんなに馴染めたのかなと思うので。--MCなどで喋っている姿を見れば、クールやスタイリッシュというよりポップな集団であることは分かるんですけどね。
まえだゆう:そうなんですよ! 曲とかは気取ってたりするんですけど!--気取ってる(笑)。可愛いより格好良い系の曲が目立ちますよね。
まえだゆう:でも本当はポップな集団なんです。--prediaっていつから「大人アイドル」を前に打ち出すようになったんですか?
まえだゆう:いや、初めっからみたいですね。ちゃんころぴーはprediaに入ってからまだ4年しか経ってないんですけど、最年少メンバーは10代の頃から「大人アイドル」を謳っていたみたいで。8年前となると平均年齢が二十歳そこそこじゃないですか。だから最初は「どうやったら大人に見られるだろう?」と思って立ち方や仕草を研究したという話は聞きました。--それがいつの間にかありのままで「大人アイドル」になっていた訳ですね。
まえだゆう:今がいちばん等身大の「大人アイドル」なんじゃないかなって思います!--アイドルの寿命は10代~20代前半と世間一般的には思われていますよね。でもprediaはその先の年齢のメンバーで構成されている訳で、TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)などのアイドルイベントに出て行くと一回り下のアイドルたちと共演することもたくさんある訳じゃないですか。その状況に対してはどんなことを感じているんでしょう?
まえだゆう:えー、どうだろう? ちゃんころぴーも24歳で入ったんですよ。24歳って大体アイドルが卒業する年齢やったり、結構マックスな感じじゃないですか?--ハロプロだと17歳ぐらいで卒業するメンバーもたくさんしますし。
まえだゆう:もうよくわかんないですよね(笑)。でもだからこそ「唯一無二」って勝手に謳わせてもらっているんですけど、そういう存在でいたいなと思いますし、ちゃんころぴーは子供や大人の壁を感じていないというか、アイドルはアイドルだと思っているんで……もちろん他のアイドルグループを観ると「若っ!」と思ったりしますけど、喋ってみると同じアイドルだと思うんです。だから壁は感じない。たぶん、私たちの精神年齢が若めだからだとは思うんですけど(笑)。--せっかくの単独インタビューなので、ちゃんころぴーさんがprediaに入る前の生い立ちについても話を伺いたいのですが……
まえだゆう:あ! 大阪生まれです!--唐突に出身地(笑)。いつ頃からアイドルになりたいと思うように?
まえだゆう:ちゃんころぴーは元々歌って踊ることが好きで、安室奈美恵さんとかSPEEDさんとかモーニング娘。さんの曲をテレビの前で歌いながら、振り付けをコピーして踊ったりしていたんです。ただ、意外と恥ずかしがり屋だし、まさか自分がそういう人になれるとは思っていなかったので、当時は現実的に「保育士さんになる」という夢しか持っていなかったんですね。だからアイドルは手の届かない存在というか、テレビの世界の人たちという感覚だったので、自分が「アイドルになりたい」と思うことはなかったんです。--では、なんでアイドルになれたんですか?
まえだゆう:え、ラッキーじゃないですか?--偶然アイドルになれた?
まえだゆう:元々は大阪でスカウトしてもらってモデルの活動をしていたんですよ。で、保育士の免許も取っていたんですけど、21歳の頃に「東京へ行こう」と思って。ちゃんと保育士になる夢も叶えつつ、若いうちに東京へも行っておこうと。そしたらどっぷりハマっちゃいました(笑)。それで東京に居たら「アイドルグループに入らないか?」と事務所の社長さんに言ってもらって、そのときはもう24歳だったから「え、アイドルになれるの?」という戸惑いもあったんですけど、prediaを観たら「入りたい!」と思って今があります。--prediaを初めて観たときはどんな印象を持たれたのでしょう?
まえだゆう:「格好良い! こんな人たちの中に入れるんかな?」と思って。だからメンバーと喋るまでは実感がなかったというか、「こんなおねえさんの輪の中にちゃんころぴーは入られへんわ!」と思っていたんですけど、実際に喋ってみたらみんな気さくだったり、天然の子が多かったり、いろんな性格の女の子がいて、アットホームで温かくて、「あ、気取ったグループじゃないんや」ってすごく親しみを感じたんです。それがすごく嬉しかったことが記憶にあります。--実際にアイドルになってみてどんな職業だと思いましたか?
まえだゆう:自分で言うのもアレですけど、夢がある職業だなと思って。メジャーデビューもさせてもらっているんですけど、自分たちで「こういうことをやりたいね」「こういうライブがしたい」と話していたことが実現して夢が叶っていく。だから本当に毎日ワクワクしていて。アイドルってお客さんと結構ふれあえるんですよ。それまでモデルの仕事をしていたときは関われることなんてそんなになかったんですけど、応援してくれる人と直接お話したりしてエネルギーもたくさんもらって、そんなみんなの顔を見ながらパフォーマンスして、メンバーで話し合って創り上げたライブに対してダイレクトにリアクションがもらえる。それがすごく楽しくて! だから「もっともっといろんなことがやりたいな」っていう欲が出てくるんですよね。--その欲とは、具体的に言うとどんなもの?
まえだゆう:ライブでやってみたいことが多いです。映像とリンクしたストーリー性のあるライブをやってみたいとか! prediaはメンバー仲良しなので、プライベートでも一緒に映画や舞台を観に行ったり、ディズニーランドとかアミューズメントパークに行ったりするんですけど、そこでも「こういった音を私たちのライブでも使いたいね」とかナチュラルにライブの話をしちゃってるんですよね。だからもっと大きいところでいろんな演出をしていきたいなと思っています。それをたくさんの人に観てもらいたいです。- ちゃんころぴーの純粋さ「恐竜って本当にもう生まれないんですかね?」
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リリース情報
カーテンコール
- 2018/08/22
- Type-A[CRCP-10410(CD+DVD)]
- 定価: 2,000円(tax in.)
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関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
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