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SING LIKE TALKING 30周年記念ベストアルバム『3rd REUNION』インタビュー



SING LIKE TALKING 30周年記念ベストアルバム『3rd REUNION』インタビュー

「ぼくらの音楽が生活の糧になってくれたら最高に幸せ」

 今年デビュー30周年を迎え、8月22日にベストアルバム『3rd REUNION』をリリースするSING LIKE TALKING。スペシャル映像『小山薫堂 東京会議企画 SING LIKE TALKING 30th Anniversary Video ~Spirit Of Love~』など様々な企画が注目を集める中、ビルボードジャパンでは佐藤竹善へのメールインタビューを敢行した。彼らがこの30年間をどのように歩んで、そして今どんな想いで『3rd REUNION』を世に発信するのか。

今思えば、日本のシーンでは異端だったのかなと思います

--1988年『Dancin' With Your Lies』でのデビューから30年という節目を迎えた今の心境について聞かせてください。

「小山薫堂 東京会議企画 SING LIKE TALKING 30th Anniversary Video ~Spirit Of Love~」
「小山薫堂 東京会議企画 SING LIKE TALKING 30th Anniversary Video ~Spirit Of Love~」

佐藤竹善:自分的には淡々としていますが、ファンのみなさんには感謝でいっぱいです。

--今から30年前、TOTOのジェフ・ポーカロ(dr)とネイザン・イースト(b)をサポートミュージシャンに迎えてデビューライブをする等、強烈な状況下で世に出て行った訳ですが、当時はどんな想いで音楽シーンやリスナーと対峙していたのでしょうか?

佐藤竹善:とても若かったので、なにしろ自分たちのよいと思う音を形にして届けたい、の一心だったと思います。

--そこからの変遷についても伺いたいのですが、気付けば、80's、90's、00's、10'sと4つもの年代を第一線で活動してきたことになります。まだまだ歌謡曲全盛であった時代に洋楽志向剥き出しでデビューしていった80'sは、今振り返るとSLTにとってどんな年代だったなと思いますか?

「闇に咲く花 ~The Catastrophe~」ティザー映像 SING LIKE TALKING feat.サラ・オレイン
「闇に咲く花 ~The Catastrophe~」ティザー映像 SING LIKE TALKING feat.サラ・オレイン

佐藤竹善:今思えば、日本のシーンでは異端だったのかなと思いますが、海外の大好きなアーティストの名曲が目白押しだったので、楽しくて、追いつけモード全開の青春期だったと思います。

--続いて、「離れずに暖めて」「Spirit Of Love」を筆頭に日本のスタンダードナンバーとなっていく大ヒット曲を生み出していった90'sは、SLTにとってどんな年代だったなと思いますか?

佐藤竹善:認知されるようになったのはとても嬉しかったのですが、自分の未熟さを実感しまくっていた時でもあるので、最大の成長期だったと思います。

--そして、2003年の秋以降バンドの活動を休止し、ソロ活動に専念していた00'sは結果として今のSLTにどんな影響を与えたと思いますか?

佐藤竹善:過去や既成のイメージに捕らわれない自分を試行錯誤しながらも確立できた、その後にとって大事な時期でした。

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