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アンジュルム【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】インタビュー



アンジュルム【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】インタビュー

和田彩花卒業までのファイナルミッション始動

 日本武道館ワンマン直前インタビュー公開!「パフォーマンスでハロプロを超えていく」宣言~和田彩花卒業発表の真相、卒業を報告された日の各メンバーの心境、佐々木莉佳子含む5/28武道館への意気込み、卒業までに達成したいこと等々、アンジュルム及びハロー!プロジェクトの未来を大きく変える、和田彩花卒業までのファイナルミッションの始まりを告げるインタビュー。ぜひご覧ください。

参加メンバー:
和田彩花(リーダー)
竹内朱莉(サブリーダー)
佐々木莉佳子
船木結

「ハロプロを超えていく」宣言~和田彩花卒業発表の背景。相川茉穂への想い。

--5月28日に日本武道館にて開催される【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】へ向けてのインタビューになるのですが、まずこの話を聞かない訳にはいきません。和田さん、なんで卒業しちゃうんですか?

アンジュルム『Uraha=Lover』(ANGERME[Uraha=Lover])(Promotion Edit)
アンジュルム『Uraha=Lover』(ANGERME[Uraha=Lover])(Promotion Edit)

一同:(笑)

佐々木莉佳子:いきなり! こんなの初めてだ!

和田彩花:聴いてください! 前回、私ひとりでインタビュー(https://bit.ly/2x4WApz)して頂いたじゃないですか! そのとき、絶対に気付いてましたよね?

--卒業を考えていることは察しました。

和田彩花:ですよね? 私も気付かれたと思ってスタッフさんに言ったんですよ。「ヤバい、ヤバい! あの感じは気付かれてる!」って(笑)。

--なので、あのインタビューでひっくり返せないかと思って、後半は目的をそっちにシフトしていきました。「和田さん、ここで卒業したらダメじゃないですか」って。

竹内朱莉:えー! すげぇ!

和田彩花:私、それに勇気をもらって、いろいろやってみたんです。だって、これまでいろいろ応援してくれていたじゃないですか! だからこのまま卒業しちゃうのは申し訳ないなと思って!

--その「いろいろやってみた」のひとつは、アンジュルムとして【COUNTDOWN JAPAN 17/18】に出演した際、その夜に自身のブログで記したもの(http://amba.to/2BCXhmM)ですよね。「次なる目標を立てました。アンジュルムはパフォーマンスでハロプロを超えていきたい!!!!!!!! 私達がいろいろな壁を壊してしまおう!」といった宣言。

アンジュルム【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】インタビュー
▲和田彩花

和田彩花:そうですね。

--なので、とりあえず2018年に卒業はないなと思っていたんですけど……

和田彩花:結構早いタイミングで卒業発表しちゃったという。

--どういった気持ちの変遷があって、4月5日の卒業発表(https://amba.to/2IvhgaW)に至ったんですか?

和田彩花:前回のインタビューは年末でしたよね。なので、まさに卒業を考えていた真っ最中だったし、もうほぼほぼ決まっているぐらいの感じだったんですけど、卒業について考えていたのはもう1年ぐらい。それまでは全く考えていなかったんですけど(笑)。

--あの年末の宣言は、どういった想いから発信しようと?

和田彩花:それは前回のインタビューが本当に大きくて。なんとなくアンジュルムの調子が全開ではないということに自分でも気付きつつ、それをどうしていけばいいのか、あのインタビュー中にちょっと作戦会議したじゃないですか(笑)。そのときに「やっぱりこういう風にやっていかなくちゃいけないな」って。アンジュルムや自分の在り方について見つめ直してみて、もう一度、何か大きいことを宣言しておきたいなと思ったんです。

--そのリーダーの宣言を受けて、どんなことを思ったりしましたか?

アンジュルム【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】インタビュー
▲佐々木莉佳子

佐々木莉佳子:和田さんみたいにすごく素敵なことは言えないんですけど、私もアンジュルムの強みというのはライブだなと思っているので、和田さんが卒業するまでの1年間、どういう風に過ごすかが未来にも繋がっていくんじゃないかなと思うので、この素敵な和田彩花さんという存在が近くに居てくれるうちに出来ることはやっておきたいですし、学びたいことはたくさん学んでおきたいし、まだ私たちに遠慮して言っていないこととか全部言ってほしいなって思いますし……だって、それで分かることもあるじゃないですか! その上でライブの完成度もどんどん上げて、今度の武道館も満員にしたいなと思います!

竹内朱莉:昨年は外のイベントやフェスにたくさん出させて頂いて、そこで得られるものが大きすぎて。それまでは出たこともなかったし、観に行ったこともなかったから、自分たちが最大限だと思ってやっていたパフォーマンスが「まだまだだったんだな」とすごく感じた1年でもあったんです。そういうフェスとかに出させて頂いて、アンジュルムのことを知らない方たちの前でライブをしなきゃいけないという状況になると、いつものまんまでは人の心を全然動かせないんだなと痛感したので……もちろんそれまでも全力で最大限のライブをやっていたつもりだったんですけど、そうやって外での経験を生かすことで今までと違うライブが出来るようになった。2017年以前と以後では全然違うグループになっていると思います。それぐらい多くのことを学ばせて頂いたので、和田ちょのパフォーマンスでいろいろ超えていきたいという想いはよく分かります。

--そんな2017年のアンジュルムに加入した船木さんにとっては、どんなアンジュルムイヤーになりました?

アンジュルム『マナーモード』(ANGERME[Silent Mode])(Promotion Edit ショートVer.)
アンジュルム『マナーモード』(ANGERME[Silent Mode])(Promotion Edit ショートVer.)

船木結:自分が加入する前のアンジュルムのイメージは、和田さんが先頭にいて「鎧、着てます!」みたいな。

一同:(笑)

船木結:「気合い、入ってます!」みたいなイメージがあったんですよ。だから「私が入って大丈夫かな?」と思っていたんです。単純に考えて、物理的にもたぶん見えないし! 身長が足りないから!

竹内朱莉:見えるよ(笑)!

アンジュルム【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】インタビュー
▲船木結

船木結:こうやって言ってくれる心強い先輩もいらっしゃるんですけど! でもすごく心配だったんですね。そんな中、ライブのリハーサルが終わった後に映像が送られてくれるんですけど、それを観たときに「格好良い!」と思う場面が何個もあって。だから私は次のリハーサルでそれをマネしたんですけど、そしたら先輩たちはもっと先へ行っていて「いつまでも届かない!」みたいな。でもだからこそ追いつけ追い越せじゃないですけど、学習して成長できるんじゃないかなと思いましたね。実際、入った当初と今の自分の映像を見比べてみると踊り方が変わってるんですよ。

和田彩花:そう思う。

船木結:本当ですか? うれしい! なので、自分にとっても大きな1年になったなって。

--船木さんはMCにも定評がありますよね。いきなり竹内さんに向かって「丸の定義について調べてきました! どれぐらい竹内さんが丸いか証明します!」と言い出したり……

一同:(笑)

竹内朱莉:あれはすごかった! ああいう形のイジり方は初めてだったんで、すごいなと思いました。さすがです。

--事前に考えてないと出来ないことですもんね。

船木結:いえ、その場のノリです(笑)!

アンジュルム【アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル@日本武道館】インタビュー
▲竹内朱莉

竹内朱莉:あと、川村文乃ちゃんもそうなんですけど、新しく入ってきた2人はすごくしっかりしていたので、それで焦ったのか分かんないんですけど、みんながちゃんとMCとか考えるようになりました(笑)。それまで適当なところがあったんですけど、今は笠原桃奈ちゃんもいちいち「竹内さん、聞いてもらってもいいですか?」って確認してくるし、それを見たカミちゃん(上國料萌衣)も「竹内さん、私もいいですか?」みたいな。ふなちゃんと川村文乃ちゃんの加入によって、ひとりひとりの意識が大きく変わったと思います。

船木結:MCと言えば、加入後初のライブに川村文乃ちゃんがMCを考えてこなかったらしくて、それで「ふなちゃんは考えてきたのに!」って泣いちゃったんですよ。で、その日のMC中に「ふなちゃんはちゃんと台本書いてきて……」って言い出して、「待って! それ言ったらアカンやろ」って(笑)。ディズニーランド行って「あの中には人が入ってます」なんて誰も言わないじゃないですか! それとおんなじなんですよ!

--営業妨害じゃないかと(笑)。

船木結:ミッキーはミッキーなんですよ!

竹内朱莉:ふなっきはふなっきだからね。でも実際に楽屋の外で作戦会議とかしてるんですよ(笑)。だから凄いなって。

--そんな新体制で動き出した2017年の大晦日、あいあいこと相川茉穂の卒業が発表されました。同期の佐々木さんとしては、あの卒業をどんな風に受け止めたんでしょう?

アンジュルム『君だけじゃないさ...friends』(ANGERME[It's not just you…friends])(Promotion Edit ショートVer.)
アンジュルム『君だけじゃないさ...friends』(ANGERME[It's not just you…friends])(Promotion Edit ショートVer.)

佐々木莉佳子:私個人として思うことなんですけど、茉穂ちゃんが私を強くしてくれた気がします。茉穂ちゃんが居ないあいだに自然と強くなっていたんです。茉穂ちゃんが居ない穴をカバーしようとしていたのかと言うとそうではなくて、いつの間にか茉穂ちゃんという存在をめっちゃ意識していて、それで強くなった感覚はあります。私って皆さんご存知の通り、泣き虫とかそういうイメージが付きがちですけど……

竹内朱莉:イメージというか、実際に泣いてきてるから(笑)。

佐々木莉佳子:たしかに武道館に立つたびに泣いているんですけど(笑)、私が泣いているときっていつも茉穂ちゃんが必ず隣に居たんですよ。それで気合いを入れてくれたというか、励ましてくれていた存在なんですけど、その存在が1年ぐらい居なかったので、そこでだんだん変わっていったんじゃないかなと思うんです。なので、茉穂ちゃんという存在は大きかったなと思いました。あと、茉穂ちゃんはキャラクターがすごく……個性的だったというか、私が人のこと言えるのかみたいなところはあるんですけど!

一同:(笑)

佐々木莉佳子:茉穂ちゃんは茉穂ちゃんだけの空気感を持っていたので、それを私とかむろ(室田瑞希)が出していけるかと言ったら無理なんですよ(笑)! だからそこは引き継げないんですけど、茉穂ちゃんとは今も会っていて、茉穂ちゃん不足とかはないですし、良い相談相手にもなってくれているし、私の中での相川茉穂という存在はずっとそばにいるので。だからこれからは私もイチ女の子としての茉穂ちゃんのことを応援していきたいと思います!

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  1. 卒業発表を聞かされた日「何言ってるんですか? 和田さん、口取りますよ」
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