Special
FLYING KIDS 30th Anniversary Playlist
今年結成30周年を迎え、新作アルバム『みんなあれについて考えてる』をひっさげ4月にビルボードライブ東京に登場するファンク・バンド、FLYING KIDSにインタビューを実施。新メンバーも加えた9名それぞれに自身が影響を受けた楽曲、お気に入りの楽曲をセレクトしてもらいました。進化を続けるFLYING KIDSのファンク・サウンドのルーツが垣間見える17曲のプレイリストは一聴の価値ありです。
01. Mercy Mercy Me(The Ecology) - Marvin Gaye
私はマーヴィン・ゲイの、下ネタと真面目なメッセージソングの両方を歌う所に影響を受けています。 それらが突き抜けた所で一致する、そんなところが好きです。 この曲はマーヴィンの真面目な方。ニューアルバムの「銀河系」はこういった曲の影響下にあると思います。―浜崎貴司 (Vocals)
02. Pop Life - Prince
プリンスの死はいまだに私の中に痛みとしてあります。それくらいプリンスが好きでした。 今回のアルバムの「♂+♀(ボーイミーツガール)」や「アンネの日記」はプリンスのイメージが強くある楽曲です。ポップなプリンス。もっともっとライブを観たかった。―浜崎貴司 (Vocals)
03. Good Times - CHIC
このNile Rodgersのちょっとジャジーなコード・ヴォイシングとグルーヴにのってギターを弾いてると、ドーパミンが出て来る感じ!―丸山史朗 (Guitar, Chorus)
ダンスミュージックの中でシックのリズムは別格。マジリスペクト。特にこの曲のベースラインは発明&独創の唯一無二。1979年にしてこの洗練はえぐい。―中園浩之 (Drums)
04. Unaware - Allen Stone
この、スローでまったりとして、グッチリとしたブルーアイド・ソウル好きです。わたくし、丸山がやりたい事全部やられちゃった感じです。―丸山史朗 (Guitar, Chorus)
05. Sweet Thing - Rufus featuring Chaka Khan
75年の「Rufus featuring Chaka Khan」に入っているミディアム。学生時代、丸山さんがコピーバンドやってたけど、この曲はレパートリーになかったかな? プリンスのライブで、この曲を共演している動画がyoutubeにアップされてますので是非。 発売当時はヒットしなかったと思うけど、その動画では会場大合唱。―加藤英彦 (Guitar, Chorus)
06. 南へ - ものんくる
生きのいいバンドがどんどん出て来ますが、ジャズ方面にも若い才能が芽吹いています。 角田隆太君、要注意ベーシストです。―加藤英彦 (Guitar, Chorus)
07. Be My Baby - The Ronettes
強烈な、フィル・スペクター・サウンド!、個性的でパワフルなヴェロニカ・ベネット(別名ロニー・スペクター)の声!せつなさあり、アゲアゲあり、やはり、“歴史上完璧な曲”と言える楽曲であると思うよね!こんな曲作りたいと、いつも思ってます。―伏島和雄 (Bass, Chorus)
08. 凍てついた10番街 - Bruce Springsteen
やはり、“俺フセマン”が、この人の曲を選ばないと、メンバーに怒られます~。 溢れ出す言葉を、オールド・スクールな、リズム・アンド・ブルースに乗せて歌うこの曲は、アメリカのみならず、日本の沢山のミュージシャンに影響を与えましたね。 あとね、ホーン・セクションはなんと、ブレッカー・ブラザーズと、サンボーンだよ! ―伏島和雄 (Bass, Chorus)
09. Dr.Feelgood - Travie McCoy
ジャンル混ぜこぜしつつ、明るくて軽くておバカパワーに溢れる曲。うちらのアゲアゲ系もかくありたきと。―中園浩之 (Drums)
10. Like a Virgin - Madonna
Madonnaのライブ・パフォーマンスはセクシーでカッコ良くて今も昔も憧れです‼︎ Don't Give It Upの(Oh no,oh no)はちょっとMadonnaを意識してたりして☆―Elli (Vocals)
11. Little By Little - Oasis
人生の壁にぶつかった時いつも聴いている曲です。 どうしようもない時こそ焦らずに少しずつ、そして自分と向き合う事が大切だなって思わせてくれるんです☆そして私はFLYING KIDSと出会い新たな人生が始まりました. ―Elli (Vocals)
12. If You Were There - The Isley Brothers
日本人アーティストが大いに影響を受けたメロウソウル楽曲ですね、影響を受けて作られた曲たくさんありますね、某達郎さんとか(笑)すごく爽やかでキャッチーなんだけど、リズムとかアレンジとか改めて聞くとぶっ飛んでます「明日なんて忘れちゃおう」のクラビの演奏の際に参考にしました。―SWING-O(Keyboards)
13. Dance Floor - Zapp
Talkboxと言えば!なバンドZapp、そしてボスのRoger Troutmanは自分も多々影響を受けてきました今回のアルバムでも各所でTalkboxを使いましたし、それが新生FLYING KIDSの色の一つになったのでは?とトラックもアルバムのボーナス・トラック"ラッセーラ SWING-O remix"でその愛を表現してみた、つもりですwBillboard Liveでも、もちろん使いますよ!! ―SWING-O(Keyboards)
14. Shotgun - Junior Walker
サックスを吹き始めた頃、モータウンサウンドにどっぷりハマってました。私の中でモータウンサウンドは、ほどよく甘くてビター、茶色くておいしい、チョコレートのイメージなんです。楽しい、セクシー、エモーショナル、あったかい親しみ、そういったものが絶妙にブレンドされていて、めちゃくちゃポップな歌もの。そんな中にサックス・プレーヤーとして身を置き、数々の歌ものを支えたり、自らがフロントのインスト曲も産み出していた彼のプレイの随所にヒントが満載なのです。―宇賀まり(Saxophone)
15. When I'm Sixty-Four - The Beatles
物心がつく頃、自然と聴いていました。木管たちの小気味いいアンサンブルや歌い方1つ1つに表現される、さらっとした温かみやとぼけた楽しさがたまりません。。。ほんとはクラやオーボエが好きなんだよなぁ(笑)―宇賀まり(Saxophone)
16. LONG TRAIN RUNNIN' - The Doobie Brothers
1973年マリファナ兄弟でお馴染みww(Doobieはマリファナのスラング)ドゥービー・ブラザーズの至極の1曲。ツインドラムのご機嫌なグルーブは世界遺産に認定しても良いと思いますが(笑)、2台のドラムセットの月下氷人の様なコンガがこれまた格好良い。Aメロの回が重なる度に聞き手のボルテージも高まらざるを得ないですね。―竹本一匹(Percussions)
17. Joy to the World - Three Dog Night
楽曲はHoyt Axtonの名曲なんですが、Three Dog Nightのバージョンでこの楽曲を知ったのが20才位だったんですが、兎に角ハッピーな気持ちになりましたねぇ。Aメロの2小節毎のNo Code(ドラムと歌だけ)の部分が気持ち良過ぎてサビが過ぎるのを待ってる自分がいる位ですもの(そんな訳はないですがww)。多少の困難や生活の中のブルーは、この楽曲を聞くと気持ち良く吹き飛ばしてくれます。―竹本一匹(Percussions)
公演情報
FLYING KIDS
Billboard Live 2018『みんなあれについて考えてる』
ビルボードライブ東京:2018/4/7(土)
1st Stage Open 15:30 Start 16:30 / 2nd Stage Open 18:30 Start 19:30
>>公演詳細はこちら
BAND MEMBERS
浜崎貴司 (Vocals)
丸山史朗 (Guitar, Chorus)
加藤英彦 (Guitar, Chorus)
伏島和雄 (Bass, Chorus)
中園浩之 (Drums)
Elli (Vocals)
SWING-O(Keyboards)
宇賀まり(Saxophone)
竹本一匹(Percussions)
関連リンク
みんなあれについて考えてる
2018/02/14 RELEASE
VICL-64911 ¥ 3,300(税込)
Disc01
- 01.新・我想うゆえに我あり
- 02.Don’t Give It Up!
- 03.♂+♀(ボーイミーツガール) (Album ver.)
- 04.明日なんて忘れちゃおう
- 05.あいのいたみ
- 06.ラッセーラ
- 07.ファンキースター
- 08.アンネの日記
- 09.夜の散歩をしないかね
- 10.クエスチョンズ (Album ver.)
- 11.銀河系
- 12.ウスアカリ
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