Special
prediaアルバム『ファビュラス』 湊あかね×村上瑠美奈インタビュー
「7年の積み重ねがある今の私たちだから」できる表現
平均年齢28歳“大人アイドル” prediaは昨年、3枚のシングルをリリース。また開催したワンマンで初めて訪れる地方公演、赤坂BLITZ、日本青年館を含めSOLD OUTが続発するなど、年齢を重ねる度にしっかりとその実績も重ねてきた。そして今回、待望の3年ぶりメジャー2枚目となるフルアルバム『ファビュラス』をリリース。その収録曲はどれも、十人十色といったprediaらしいインパクトを感じるものになっている。
ここでは、prediaがイベント出演するたびに話題となる“歌唱力”の支柱であるメインボーカル 湊あかね、村上瑠美奈の二人を中心に話を訊いた。彼女たちはなぜ歌がうまいのか? その答えはどこかにあるはず、これを読んで、アルバムを聴き込んで、ライブに行って各々感じてみてほしい。また最後には、ほか8名のメンバーもコメントを残してくれているので是非チェックしてみてほしい。
もう一人の自分「ボーカリスト 湊あかね」と、彼女のゲン担ぎ
--昨年‘17は2本のツアーを実施して、村上さんの好きな「SOLD OUT」も続出。prediaとして充実した一年になったと思いますが、そのなかで印象に残っている光景はありますか?
湊あかね:やっぱり、赤坂BLITZ(【predia release tour 2017 ~ワインとかけて、女と解く。その心は~】ファイナル公演)が凄い印象的でしたね。初めてあんな大きな会場いっぱいのお客さんを前にしてライブが出来て、7年間やってて良かったなって。本当に最高でした! すっごい気持ちよかったですね。 村上瑠美奈:うん! すごい歌ってて気持ちよかったですし、「この感じだー! これこれ!」って。やっている最中からホント終わっちゃうのが寂しくてしょうがなかったですね。--その後の7周年ツアーファイナル 日本青年館でもSOLD OUTとなりましたよね。
村上瑠美奈:それもすごく気持ちよかった! 2017年は年明けに『禁断のマスカレード』を出して、それが初めて和のテイストの曲を作ろうって皆で決めて挑戦した楽曲で、それから赤坂BLITZのSOLD OUT、皆で作詞もした『ヌーベルキュイジーヌ』『Ms.Frontier』のリリース、自分たちでいろいろ決めて動いて形にするっていうのがたくさん出来た一年だったなって思いますね。その中で7周年のツアーの日本青年館も演出からステージの装飾とかも皆で話して決めたし、いままで出来なかったことをたくさん形にしてもらえて、そうさせてくれるスタッフや周りの方々にも凄い恵まれているなと。本当にいいライブにする準備を整えながら当日を迎えることが出来たので、それで尚且つSOLD OUTっていう結果もついてきたので、本当に達成感っていうのもありましたし、凄い忙しくて大変な部分もあったんですけど、どれも楽しかったですね。なので、2017年はかなり充実した一年間でした!--そんな活動の裏で、prediaのメインボーカルとして意識していたことはありますか?
湊あかね:単純な話ですけど、例えば明るく楽しい曲とかはお客さんを巻き込んで一体感を共有したいじゃないですか。そのために自分もテンション上げて、周りもついてきてくれるような雰囲気を大事に歌っています。--湊さんは歌い出しから圧のある声を出せますし、まさしく引っ張っていく存在ですよね。
湊あかね:そうですね…、そうなんですけど実は私、歌い出しってすごい緊張するんですよ(笑)。すごく緊張しいなんです。だから、舞台に立っている自分に対して「任せたよ! 頑張って!」みたいな感じで、自分っていう存在に任せてる。--もう一人の自分「ボーカリスト 湊あかね」に?
湊あかね:そう! 私がもう一人いて、そいつに「任せたよ!」「頑張ってね!」「できるっしょ?」みたいな感じで送り届けてますね。 村上瑠美奈:確かに、本番と裏のあかねんは別人だよね。あかねんは本番までの間はすごく慎重で、心配症なところがあったりするから、何回も確認したりとか準備に余念がなかったりするんですよ。そこは私と違うところというか、本当ちゃんとしてる!--いま話している湊あかねと、ステージ上で歌っている湊あかねは確かに違う感じ。ライブのときは目がキリッと本気モードになるというか、ゾーンに入っている感じ。
湊あかね:あはは! それはアレかな? 「アリナミン」ってあるじゃないですか、栄養ドリンクの。「アリナミン」をまず入れ込んでから舞台に立たないと、なんかスイッチが入んないんですよ(笑)。 水野まい:開演の30分前だよね? 湊あかね:そう、開演30分前! アリナミンを飲んでからじゃないとダメなんです!(笑) 村上瑠美奈:もはやゲン担ぎだよね(笑)。--村上さんにもそういったゲン担ぎってあるんでしょうか?
村上瑠美奈:いやぁー、あるかなぁ? 湊あかね:よく安室ちゃんの曲聴いてるじゃん? 村上瑠美奈:あぁ! 本番前によく楽屋で安室ちゃんのうた歌ったりしてますね!安室ちゃん大好きなんです。 湊あかね:私が本番前に違う曲、例えば「Fabulous」を新曲だから練習しなきゃヤバイ!って確認とかしてるときでも、隣で安室ちゃんの曲をスピーカーで流しだして、なんかフンフンやってるんですよ! 村上瑠美奈:その時はちょうど安室ちゃんのアルバムが発売された時期だったので、新曲をヘビロテして一緒に歌ってましたね(笑)。 湊あかね:それが彼女にとってのゲン担ぎなんじゃないかな? 村上瑠美奈:たしかに~! でも、私は本番前ギリギリに確認とかすると緊張しちゃうタイプなのかな。ダンスの振り入れとか新しいものを吸収するときはその日で完璧にして、宿題とか持って帰りたくないし、ギリギリで確認とかもしたくないんですよ。それがレコーディングの日でも、直前まで全然違う曲を聴いてたりしてますし。7年前に出会い、軽いノリから誕生したprediaメインボーカル
--歌の表現、性格…こんなにも違う2人ですが、初めて顔を合わせたのはprediaで?
2人:そうですね。だから7年くらい一緒に歌ってます。
湊あかね:もともと歌手になるのが夢だったので、15歳くらいのとき、prediaの結成前から歌は始めていましたね。 村上瑠美奈:私は中学生の頃かな? ボイトレやダンスレッスンとかに通っていて、その中でグループを組んで歌ってたこともありましたね。--そしてprediaが結成されて偶然2人は出会い、メインボーカルを担っているんですね。
村上瑠美奈:結成当初どういった構成になるとかも知らされず集合させられて、プロデューサーさんに「(2人は)歌やってたんだよね? じゃあ…」2人:「…メインボーカルで!」みたいな始まり(笑)。
--ノリが軽い!(笑) そこでお互いの歌を聴いてどうでした?
村上瑠美奈:そりゃ凄いって思いましたよ! まず、声が大きいの! 湊あかね:うわー、恥ずかしー! 村上瑠美奈:雄叫びみたいなのって似合う、似合わないがやっぱりあると思うので、それが出来るし似合うってのは凄くカッコイイなって思いましたね。あと7年前と今の歌を聴いてもらったらすぐ違いが分かると思うんですけど、隣で歌ってる私からしてもあかねんの印象がだいぶ変わったんですよ。当初「Dia Love」を歌ってるときのあかねんはどこか“突然連れられてきて歌ってます”みたいな感じで、それからどんどん「湊あかね」っていうのが歌にもめっちゃ出てきたなって。この7年間ですごく進化して、より自分を出しているなって感じますね。 湊あかね:たしかに、あの頃はそんな感じでしたね…--隣で歌っている村上瑠美奈だから感じる「湊あかね」の凄さって?
村上瑠美奈:んー、そうですね……、歌っているときの立ち姿が「かめはめ波!」みたいな?(笑) なんか出してるんですよ! それは声だけじゃなくて、隣りにいるとシルエットだけで「あ、かめはめ波出してる!」って思う。 水野まい:わかるー!(笑) 湊あかね:まじか。 村上瑠美奈:ちょっと言葉にしづらいんですけど、それが出ている時にすごい「湊あかね」を感じるんです! 例えば「DIAMOND HIGH HEELS」の<……見せて あげる~♪>の部分、センター割で最後だけ一緒に歌うパートとか、同じメロディで同じフリなのに「THE 湊あかね」だなって。そのとき「かめはめ波でてるな~」って感じてるんです(笑)。 水野まい:「Dream Of Love」「Going to Ride」とかも出てるよね。 村上瑠美奈:そうそう! 2人で一緒に歌っているパートの時が多いですね。 湊あかね:無意識出しちゃってるんでしょうね…(笑)- 7年の積み重ねがある今の私たちだから分かりやすく表現できる
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ツアー情報
【predia 2018年ツアー】
2月03日(土)千葉・柏PALOOZA ※終了
2月25日(日)愛知・名古屋クラブクアトロ
3月11日(日)神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH ※SOLD OUT
3月21日(水)宮城・仙台darwin
3月24日(土)大阪・umeda TRAD
4月07日(土)香川・高松MONSTER
4月08日(日)福岡・INSA
4月30日(月・祝)東京・マイナビBLITZ赤坂
※詳細:http://predia-party.jp/news/87046
リリース情報
関連リンク
Interviewer:フルカワタイスケ|Photo:Jumpei Yamada
7年の積み重ねがある今の私たちだから分かりやすく表現できる
--逆に湊さんが感じる、村上瑠美奈の歌の良さって?
湊あかね:彼女はすごく声が明るいんですよ! 私はどっちかって言うと“陰”な感じ、明るくはないと思っていて、可愛い曲とかだと明るい彼女の声のほうがすごくマッチするんですよね。それは聴いていて気持ちよくて、いいなって思います。--村上さんの声質に魅力を感じているんですね。
湊あかね:すごい魅力的ですね。すっごいセクシーな感じだったり、女の子みたいな感じの声質は本当にステキですね。--たしかに、今作『ファビュラス』では村上さんのセクシー感もあり、甘えんぼチックな感じもある歌声を堪能できます。
湊あかね:うんうん、たまに甘えんぼ感も出てますね。 村上瑠美奈:そうかなー!?--いやいや、その甘さも魅惑的ですし。それと「村上瑠美奈」からはとても“自信を持っている女性”を感じることが多いです。
村上瑠美奈:えー!? そんなことないですよ! 湊あかね:彼女には「自信」って書いてありますからね(笑)。 村上瑠美奈:んーでも、ステージ上にいる私は自信で満ちているようにはしていますね。「ルミナだよー!」って感じで(笑)。 湊あかね:うん、そんな感じする。--そんなメインボーカル2人を擁するprediaの最新作『ファビュラス』ですが、3年ぶりのフルアルバムになります。まず完成させてみての感想は?
湊あかね:まずバリエーションが増えたことが嬉しいですね。自分で歌っていて、(prediaには)こんな一面もあるんだ!って思える、そんな幅のある楽曲が揃ったなって。 村上瑠美奈:1曲目「Fabulous」は、なんで今までなかったんだろう?って思うくらいprediaらしい曲で、デモを聴いた瞬間からライブでのパフォーマンスも想像できたくらいでしたね。でも、それは7年の積み重ねがある今の私たちだから分かりやすく表現できるのかなって思いますし、今のprediaを伝えるのに一番わかりやすい一曲なのかなとも思います。--2曲目「SUPER WOMEN」にも近年のprediaを感じますし、サウンドがちゃんと今っぽい印象を受けました。
湊あかね:これはホント、prediaのことを歌っている曲です。 村上瑠美奈:「Fabulous」は“遠目で見たpredia”、そして「SUPER WOMEN」は“中から見たpredia”っていう感じの歌詞になっているんです。 湊あかね:そうそう、prediaの外見が「Fabulous」で 中身が「SUPER WOMEN」っていう感じ。--なるほど。だからか、3曲目「Ms.Frontier」がシングルのときよりシンプルに“大人アイドル predia”を感じることができて、サウンドや歌詞から、より美しく、よりパワフルな女性像が膨らみました。それもあって、この1~3曲目はアルバム通りに聴いてもらいたいなと個人的に思います。
2人:うんうん、そう感じてもらえたら嬉しいですね(笑)。“今までのprediaには全然ない曲調だから戸惑ってしまうんじゃないか”
--4曲目からは「どのprediaがお好みですか?」とSNSでも煽ってましたが、バラエティ豊かな楽曲が揃いましたね。5曲目「Hotel Sunset」がリード曲といったアルバム構成にも攻めを感じます。
湊あかね:この曲「Hotel Sunset」を聴いてまずカッコイイなと、歌いたいなと思いましたね。いままでprediaで歌ったことのない楽曲だったんで。「まず歌い出しがラップでいいのか!?」って(笑)--そんな意外とも思える一曲がリードになったのはなぜ?
村上瑠美奈:私たちの中ではホント即決で、絶対リード曲がこの「Hotel Sunset」だってなりましたね。逆にスタッフさんたちが「本当にこの曲にする?」って言うくらいでした。--決め手となったところは?
湊あかね:直感もあるし、本当に「この曲がいいな」って思っていたし、お客さんたちも絶対それを理解してくれるだろうなって思って。決める時には「ファンの方が受け入れてくれるかな?」ってところからまずしっかり考えていて、やっぱり “今までのprediaには全然ない曲調だから戸惑ってしまうんじゃないか”ってことは最初思ったりもしたんですけど、 村上瑠美奈:うん、だからラジオで初解禁したときに「どんな反応なんだろ…?」って結構ドキドキしましたね。でも「めっちゃ格好いいじゃん!」とか、みんなの反応が思った以上にいいものばかりで、2人:「よっしゃ!」ってね!(笑)
--「Hotel Sunset」はまず全体的に聴きやすい、耳心地のいいサウンドと歌声が印象的でした。ボーカルとしても、これまでになかった歌唱だと思うのですが、歌ってみてどうでした?
湊あかね:なんだろ? 歌詞の単語だけでみると凄い“性”や“エロス”を感じさせるようなものが多いかなと思うんで、それをいかにそう聞こえないようにするかは意識しましたね。 村上瑠美奈:歌い方によってすごい印象が変わる曲だなってことはメンバーとも話していて、あまり声を重ねすぎない方がいいんじゃないかって、ユニゾン部分も人数をなるべく絞ったライン構成にしてもらったんです。いままでシングルでも“強くて格好いい”所が前面に出ることが多かったんですけど、今回はテンポも遅めだし“ちょっと力を抜いたprediaらしさ”を表現できるように気を遣いましたね。--この曲の音の気持ちよさ、それに荒波を立てない歌唱がとっても心地良いですし、その歌の振り分けも自分たちのアイデアが活きているんですね。
村上瑠美奈:このアルバム『ファビュラス』の楽曲がどれも良くて、だから自信をもって「Hotel Sunset」をリードに持ってこれたってのもありますし、ホント「どれがお好みですか?」って感じなんですよね! 湊あかね:ほんと! だから、『ファビュラス』を通じて色んな人に受け入れてもらえたらなって思いますね。「お前が一番強いから!!」 ざわつくpredia
--6曲目「クレオパトラ」はアニソン感と言いますか…、ジョジョ感を受けました。
湊あかね:たしかに。ジョジョ感、半端ない(笑) 村上瑠美奈:レコーディングも楽しかったよね~! 他の楽曲のRECのときとは違った雰囲気でね? 湊あかね:うん、神話感があった! 村上瑠美奈:アニメの主人公になりきって、みんなやってくるみたいな(笑)。本当、ライブでやるのが楽しみで仕方ないですよ! お客さんも絶対楽しめると思うし!!--<跪きなさい>のセリフで実際にお客さんが跪いたり?
2人:そう! さすが、分かってらっしゃる!!
村上瑠美奈:そうなんですよ、実際に振り付けにもそういった演出を入れようってね!--ちなみにこのセリフは…?
2人:まいまい ですね。
--「クレオパトラ」はパワフルだし、アニソン感もあるしで、個人的に“水野まい”っぽい曲と位置づけておりました。
水野まい:「跪きなさい!」ってね。--<崇めよ> のセリフは?
湊あかね:それは私ですね。 村上瑠美奈:最初は玲ちゃんじゃなかったっけ? 青山玲子:あれはオフザケで録ったやつです(笑)--青山さんVer.も聞いてみたいですね。そして、7曲目「Secret of Light」、8曲目「SHADOW PLAY」はメンバーが分かれている?
村上瑠美奈:5人ずつに分かれていますね。「Secret of Light」が、瑠美奈と、松本ルナ、岡村明奈、沢口けいこ、まえだゆう です。--まえださんがこっち「Secret of Light」でしたか(笑)
まえだゆう:わかんなかったですか? ポリポリ… 湊あかね:そくばく~♪ってやってるもんね? まえだゆう:そくばく~♪--では「SHADOW PLAY」が 湊あかね、青山玲子、水野まい、桜子、…
湊あかね:と、林弓束ですね。ゆったんって、“声は” すごく可愛らしいんですけど、“キャラは”肉食なんですよね。 林弓束:“声は”じゃない、“キャラは”じゃない! 湊あかね:見た目は……アハハハ(笑) 林弓束:全体的に可愛いですけどね、今回は「SHADOW PLAY」の方に入っちゃいました。--こういったグループ分けは今回が…?
村上瑠美奈:初めてです。メインボーカル2人が分かれたのはホント初めてで新鮮でしたね。--7曲目「Secret of Light」、8曲目「SHADOW PLAY」はタイトル通り“光と影”で正反対の楽曲、白プレ vs 黒プレといった印象です。
村上瑠美奈:まったく正反対と言いますか、「Secret of Light」=今カノ、「SHADOW PLAY」=元カノっていう裏テーマで歌詞を作ってもらったんです。 湊あかね:「SHADOW PLAY」の方がその男性と先に付き合っていた女性が主人公なんですけど、別れちゃって、「Secret of Light」の女性がいまその彼と付き合ってる。付け加えると、これ社内恋愛なんですよ。この2人の女性は友達だったりして、ほんと近場。--うわー(笑)
村上瑠美奈:ですよね、なんで彼もそんな近くで手を出しちゃうんだよー!--「SHADOW PLAY」の方は心穏やかではいられないですよね?
湊あかね:そうなんですよね… 村上瑠美奈:でも、気の強いメンバーが「SHADOW PLAY」の方には集まってるから! 湊あかね:いやいやいや、ちょっと待って!predia:おいっ! お前が一番強いから!!(笑)
林弓束:みんな黙っちゃいられないよ、それは! 桜子:ざわついたわ、いま! (確認していた)ダンスの動画止めちゃったよ、マジで(笑)--集中砲火ですね。。
村上瑠美奈:(みんなはさておき)まあ、そういうことなんですよ。--「Secret of Light」の方は彼の元カノが誰だか知っているんですか?
湊あかね:この子は知らないんですよ! 村上瑠美奈:そうそう! だから無邪気にハッピーな感じなんですよね~♪ 湊あかね:だから、バカだね…っていう感じ。 村上瑠美奈:そう、バカにされるんですー! こっちの側(笑)。ツアー情報
【predia 2018年ツアー】
2月03日(土)千葉・柏PALOOZA ※終了
2月25日(日)愛知・名古屋クラブクアトロ
3月11日(日)神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH ※SOLD OUT
3月21日(水)宮城・仙台darwin
3月24日(土)大阪・umeda TRAD
4月07日(土)香川・高松MONSTER
4月08日(日)福岡・INSA
4月30日(月・祝)東京・マイナビBLITZ赤坂
※詳細:http://predia-party.jp/news/87046
リリース情報
関連リンク
Interviewer:フルカワタイスケ|Photo:Jumpei Yamada
「村上瑠美奈らしさ」ってなんなのか
--そんな昼ドラ感のある楽曲に続くのは、もうそれさえ俯瞰してみているような9曲目「水曜日の嘘」なわけで。
村上瑠美奈:そうですね、これはもうprediaの真骨頂みたいな不倫の曲で。--不倫が真骨頂って…(笑)
村上瑠美奈:もう不倫の曲が何曲目になるのか分からないくらいなんで。 湊あかね:まあこういった曲を歌うprediaが好きな方も当然いらっしゃるのでね。--初めて「水曜日の嘘」を聴いた時は思わずクスッとなりました。
湊あかね:セリフでですか?(笑) 村上瑠美奈:今回このセリフ争奪戦があったもんね? 湊あかね:みんな欲してましたね。それで勝ち取ったのが、玲ちゃんと、けいたんと、あっきー。--こういったドラマチックな女性曲を見事にパフォーマンスできるのがprediaですし、たしかに真骨頂ですね。
湊あかね:これは“水曜日限定”でやりたい! え、できないかな? 水野まい:リリース日にはできるけどさ…(笑)--それは“嘘”というこで! 続く、10曲目「Addicted To Your Secret」は3人(湊あかね、村上瑠美奈、桜子)ボーカルの新曲バラードで。
村上瑠美奈:もうデモの時点で気に入った曲ですね。はじめ歌割りを決めずに、3人とも全パートを歌って、それからセレクトしていくやり方で歌割りを決めたんですよ。普段レコーディングでも一曲まるまる歌うことってなかなかなくて、意外と初めての経験で新鮮だったしすごく楽しかった!--サビ<裸のまま>の手前に溜めがあって、文章でいう“行間を読む”ような歌唱が求められたり、ここはボーカリストとしてのスキルの見せ場でもありますよね。
2人:めっちゃハードルあがる!(笑)
湊あかね:だからでもないですけど、普段のレコーディングではAメロ、Bメロ…とかパートごとに録ることが多かったのが、今回は歌割りを決めた後でもまるまる一発録りしたいって思って、「止めないでください」って言ってスタッフさんも「そのままいってみよう」ってやったんです。だから、いつも以上に自分の中にある経験だったり、そういうものをより濃く歌に入れ込めたかなって思いますね。 村上瑠美奈:私のなかでは、その(溜めの)部分はホロホロ崩れていっちゃう感じのイメージ。ほろほろ崩れていく……、豆腐みたいな?(笑) そういった自分の内面の脆さからくる感じで、歌は気を遣いましたね。--この曲に限らず、2人がボーカリストとして気を遣うところって?
湊あかね:それはやっぱ、ちゃんと歌詞を届けたい! ライブで歌われている歌詞が聞こえてこないと何を言ってるのか分からないので、その曲を大切に思うからこそ、私はちゃんと歌詞が聞き取れるように大事に歌うことを意識していますね。--湊さんの発声からもそれはよく感じられますね。村上さんは?
村上瑠美奈:私はprediaに入ってからなんですけど、自分らしさを忘れないようにするってことは意識していますね。はじめデモを渡されて歌ってみると、そのデモの方の歌い方に引っ張られることもあるし、何も考えずに歌ってもさらっとした感じになっちゃう。だから練習する時はレコーダーで自分の歌を確認しながら、自分らしさっていうのを意識して聴いて歌って、繰り返し練習してますね。--「村上瑠美奈らしさ」って、ご自身ではどう捉えていますか?
村上瑠美奈:言葉では説明しづらいんですけど……。「瑠美奈だったらこう歌うな」っていうイメージが自分の中では明確にあって、今までの自分の経験だとかできた地図みたいなものに合わせていく、というかそういう感じ?です。今年はもう一個上にあがりたい、もう一つ上のクラスに。
--アルバム12曲目「Wake Up」、13曲目「Close to you」と、ラストは明るく楽しく締めくくろうかという流れになっていますね。
湊あかね:「Wake Up」って可愛い曲だけど、大人ならではの曲なんですよね。やっぱ仕事終わりで疲れて眠る、これが大人ってことかな?って感じても、想っていることは大事にして、「好き」っていう気持ちはちゃんと伝えなきゃいけないよね。どんなに忙しくて、会えなくても。って、そんな気持ちで歌ってますね。 村上瑠美奈:「Close to you」と「Wake Up」って、両方明るい曲調だけど、あかねんが言ってたように「Wake Up」は自分たちの等身大、同じくらいの女性の歌だなって。だから「Close to you」はカワイイ!っていうイメージで歌っているんですけど、「Wake Up」は少し大人な感しになっちゃいますね。--そんなアルバム『ファビュラス』ですが、昨年大いにイベントを盛り上げた「ギリラブ」は初回特典のライブ映像で楽しめるわけですよね。しかも、赤坂BLITZ公演の。
湊あかね:そうそう! 村上瑠美奈:ほんと嬉しいですよね、ライブ映像! ファンの方からも言っていただいているんですけど、prediaってライブ映像が盤で出ることがほとんど無くて、これはきっとみんな喜んでくれるんじゃないかなって思いますし、実際のライブにすぐ行きたくなっちゃうんじゃないのかって思いますね。--そしてツアーも始まり、prediaの2018年が本格的にスタートしていくわけですが、prediaとしてどういう一年を目指していきましょう?
湊あかね:今年はもう一個上にあがりたい、もう一つ上のクラスに。1000人キャパが2000になり、3000になり…と、どんどん大きくしていきたいですね。 村上瑠美奈:去年は「一つ一つのライブを大切につくる」っていうのをテーマにやってきて、すごくいい結果に繋がったと思うので、今年もその気持ちは大切にしていきたいですし、今年もいっぱい「SOLD OUT!」って叫べるように、ファビュラスな一年にしていきたいですね。--ボーカリストとしてはどうでしょう?
湊あかね:ボーカリストとしてはまだまだ未熟なところがあるので、そういうところをもっと伸ばしていきたい。うん、だからもう一回ボイトレにみっちり通いたいな。昔はずっとやっていた分、いまでは基本的なところで抜けちゃってる部分があると思うんで、そういう基礎とかは初心に返ってしっかりしていたいですね。 村上瑠美奈:もっともっと深く、今まで以上に深く歌に向き合っていく一年にしたいです。今までは歌って踊って、やっぱり踊るのがすごい好きだからダンスの振り付けとかもっとしたいんですけど、歌ももっと成長する年にしたい。歌詞とかも自分で作詞をたくさんして、やっぱ自分の言葉をそのまま歌で伝えられるようになっていきたなって。そういった覚悟をもってやっていきたいなと思っています。メンバー8人の目指すpredia、2018年「今年はガッと、売れたい!」
松本ルナ:今年はアルバム『ファビュラス』をいっぱい聴いてもらって、ライブでたくさんの人と楽しみたいなと思います! 岡村明奈:そしてprediaが何かトレンドに入るような、話題になるようなことをしていきたいですね。 沢口けいこ:Yahoo!の急上昇ワード1位とかになりたい! 岡村明奈:あー!なりたい! 沢口けいこ:え? でも、何したらなれるんだろね(笑)。 今回ティザーとか、先に曲を公開してみんなに聴いてもらっているって状況で、いろいろエゴサとかしたんですけど、結構反響良くて! これはイケるなって手応えもあるんで、すごいスピードで成長していきたいなって思います。--どのくらいの速さでしょう?
沢口けいこ:目に見えないくらい! 水野まい:やば! ついていけないよ。predia:それはマズイ!(笑)
まえだゆう:ピーチ、マンゴー、バナナを見たら「prediaだ!」って皆が思うグループになりたくて、だから果物と一緒にお仕事できたらいいな! 林弓束:じゃあ八百屋とかでなんかやりたいね? 沢口けいこ:八百屋のイメージガール!(笑) まえだゆう:だからね、ピーチ、マンゴー、バナナとか果物見たら「prediaの曲聴こうっと。ライブに行こうっと。」って、そういうね、果物でピンっとくるようなアイドルになりたいです! 桜子:ちょっとよく分からないですけど(笑)、でも「Hotel Sunset」には凄い手応えを感じてて、絶対これからprediaの代表曲の一つになると思っているので、prediaのMVで視聴回数ダントツ1位になっちゃうんじゃないかな? それくらい本当に思っているので、たくさんの人に観ていただきたいですね。--桜子さんの歌もキャラも、ほんと磨きがかかってきてますよね。
桜子:照れます。predia:照れますって!(笑)
青山玲子:prediaみんな今年は勝負の年だ!って意識はあるので、このアルバム『ファビュラス』を全国くまなく届けていきたいですし、最近(新宿)2丁目でライブをすることも多くて、2丁目でもprediaがフィーバーしたらなって。--2丁目でのライブはどんな感じですか?
青山玲子:凄いんですよ! 近くにクラブがあって、そこでファンの方なのか誰かprediaの曲をかけて踊ってくれてたりするんです。それで2丁目でやるライブは盛り上がりは尋常じゃないんですよ! ほんと凄い! 林弓束:私たちスターかなって思うくらいだよね! 青山玲子:だから本当に楽しくてやばいですね! もし次があったら皆にも来てほしいです。 林弓束:そうだね。それと「Hotel Sunset」は本当にprediaとしても挑戦していますし、振付師さんとかも自分たちで探して、自分たちのやりたいようにホントできた作品だし、“ちゃんと売れたい!”です。一年振り返った時に毎年毎年やっぱり成長してるし、「いい年だったね!」って言えるんですけど、今年は「今まで以上にすごい年だったな!」って言えるような一年にしていきたいですね。--現状“売れた!”っていう手応えは?
林弓束:んー、ちょっと売れた感ありますよね。ホントちょっと! 青山玲子:これは「※林弓束の個人的な意見」です。 林弓束:だから今年はガッと、売れたい! 「売れたな、ウチら。顔差しちゃうな~」くらい。--そんな期待の持てる作品『ファビュラス』も出来ましたしね。
水野まい:今回のアルバムは「クレオパトラ」や「Hotel Sunset」もそうですし、遊び心のある曲がたくさん出来たので、カラオケとかでも歌ってほしい。大人はもちろんだけど、若い子とかにもたくさん歌ってもらえたらいいなって。そして今年中に、3000人規模のワンマンとか出来たらいいなって思っています!ツアー情報
【predia 2018年ツアー】
2月03日(土)千葉・柏PALOOZA ※終了
2月25日(日)愛知・名古屋クラブクアトロ
3月11日(日)神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH ※SOLD OUT
3月21日(水)宮城・仙台darwin
3月24日(土)大阪・umeda TRAD
4月07日(土)香川・高松MONSTER
4月08日(日)福岡・INSA
4月30日(月・祝)東京・マイナビBLITZ赤坂
※詳細:http://predia-party.jp/news/87046
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Interviewer:フルカワタイスケ|Photo:Jumpei Yamada
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