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BTOB チャンソプ スペシャル・インタビュー&ビルボードライブ東京公演レポート



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韓国の7人組ボーイズグループBTOBで活動するチャンソプが、ソロデビューを果たし2017年6月に日本デビューシングルとなる『bpm82.5』をリリース。6月に行われたショーケースの熱い反響を受け、7月26日にビルボードライブ東京、7月30日にビルボードライブ大阪でのライブが実現。今回のインタビューでは、自身で作詞作曲も務めた楽曲や、ソロデビューの心境などを訊いた。さらに、BTOBの時とは一味違った新たなチャンソプの魅力が満載だったビルボードライブ東京のライブレポートも公開!

ソロの時に届けたいのは「耳を傾けて聴いてもらう」音楽

−−ビルボードライブは、ステージとお客さんとの距離がかなり近い会場ですが、いかがでしたか?

チャンソプ:とってもよかったです。ファンの方たちとの距離が近いので、一緒に作り上げているという気分でコンサートができました。

−−ファンの方のお顔はよく見えましたか?

チャンソプ:はい!普段よりももっと近くで見ることができて、嬉しかったです。

−−BTOBの日本デビューからは3年が経ちますが、今回ソロデビューを果たしたことについての心境はいかがですか?

チャンソプ:ソロという機会を与えて頂いたことについてとても感謝しています。また、BTOBのメンバーもいずれは僕のようにソロデビューをしていくと思うので、僕がしっかりできないと次のメンバーが続けないという責任感やプレッシャーが少しあります。なので、1番最初のソロデビューである自分が頑張って、次のメンバーに繋げたいです。

−−グループだとダンスパフォーマンスなども多いですが、チャンソプさんのソロはしっかりと歌を聴かせるという印象が強くBTOBの時とは違う魅力を感じました。

チャンソプ:「耳を傾けて聴いてもらう」音楽がしたいと思っていたんです。それに、歌い方や歌詞にも注目してもらいたいので、ソロだとそういう部分が中心になっていると思います。

−−今回、ソロデビューシングルのタイトルが『bpm82.5』ということですが、リズムの速さのことですよね。これにはどういう意味があるのですか?

チャンソプ:「At The End」「この花をあなたに」「Happiness」「Believe in me」この4曲のbpmを全部足して4で割った平均の数字なんです。音楽を聴いていて、1番聴きやすい速さだと思っています。

−−1曲1曲は曲調もテンポも様々だけど、アルバム全体的には1番心地よいリズムになっているということですね。

チャンソプ:そうなんです。

−−リード曲でもある「At The End」は、作詞もご自身でされたそうですが、歌詞にはどんな想いが込められていますか?

チャンソプ:歌詞は、曲を作りたいと思った子どもの頃から、今まで生きてきてずっと考えてきたことでもあります。聴いて下さる皆さんの力になれるような曲を作りたくて、そういう想いを込めました。

−−歌詞がすっと入ってきました。とてもまっすぐな歌ですよね。

チャンソプ:そうですね。自分でも「いいものができた!」と思っています。

−−ご自身も手応えを感じられたんですね。

チャンソプ:はい!すごく(笑)

−−まっすぐな歌と言えば、個人的に収録曲の「この花をあなたに」は、どストレートなラブソングなので聴いていてとてもキュンキュンします!

チャンソプ:あの曲は恋愛の歌なんですが、今自分がやっている“歌手”としての職業にぴったり当てはまっている曲だなと思います。

−−なるほど。ファンの方へ向けての気持ちなどに当てはまるということですか?

チャンソプ:まさにそうです!いつも僕の歌を聴いてくれるファンの方への想いが大きいですね。

−−チャンソプさんは、楽器も演奏されるそうですがご自身で作詞や作曲をされる際など、どうやってインスピレーションを得ているんですか?

チャンソプ:特に何かに制限されたり、自分から制限するというわけではなく、何かをしている時や違うことを考えている時でも、いきなり思い付くことが歌詞に繋がっていることが多いです。

−−では、曲の物語を作り上げるというよりはその時の気持ちが歌詞になっているということでしょうか?

チャンソプ:はい、その通りですね。

−−日本でのソロ活動がスタートしましたが、日本の曲なども普段お聴きになりますか?

チャンソプ:はい!ONE OK ROCKが本当に大好きです。

−−普段はROCKを聴かれることが多いですか?

チャンソプ:ジャンルを問わず何でも聴きますが、最近特にハマっているのがONE OK ROCKです!

−−でも確かに、BTOBの楽曲はダンサブルな曲調も多いですが、ソロの曲はROCKサウンドのバラードですね。

チャンソプ:元々僕の夢はロックスターなんです!なので、ソロでもし歌を歌えることがあったら絶対にROCKにしようと決めていました。

−−その夢は歌を始めた頃からですか?

チャンソプ:そうだった気がします。初めて歌った歌も、確か韓国のロックミュージシャンの方の歌でした。

−−様々な音楽を吸収されているんですね。そういえば最近、お芝居にも挑戦されていますよね?

チャンソプ:はい、韓国でミュージカルをしています。

−−歌に踊りに演技に、とても多才ですね!

チャンソプ:照れますね、でも嬉しいです(笑)ありがとうございます。

−−BTOBにソロ、そして俳優の活動まで現在とっても多忙だと思うのですが、10年後はどうなっていたいですか?

チャンソプ:10年後もこういう風に、活動を並行しながら忙しくしていたいです!

−−では最後に、ファンの方へメッセージをお願い致します。

チャンソプ:いつもたくさんの愛をくれて応援してくださって、本当にありがとうございます。もっともっと、色んな姿をお見せできるチャンソプになりたいです。皆さん、アイシテル!

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  • チャンソプ【MIDNIGHT V】in ビルボードライブ東京
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    チャンソプ【MIDNIGHT V】in ビルボードライブ東京| 2017.7.26

    “真夜中の感性を呼び覚ます音”=【MIDNIGHT V】

     BTOBのメンバーであり2017年6月にソロデビューを果たしたチャンソプが、2017年7月26日にビルボードライブ東京、7月30日にビルボードライブ大阪で【MIDNIGHT V】を開催した。ここでは7月26日のビルボードライブ東京公演についてレポートする。

     会場が暗転しバンドの演奏がスタートすると、「Happiness」を歌いながら階段を降り登場したチャンソプ。パープルのペンライトを揺らすファンたちからの歓声を受けステージに上がると続けて「Believe in me」を披露した。MCが登場し、「ソロでのステージ、おめでとうございます!」と祝福するとチャンソプは「とっても幸せで嬉しいです」とはにかんだ。そして、序盤からハイトーンの連発で「メンバーがいないと1人で大変ですよね?」と問われると、「高音の曲はウングァンさんが歌ってくれるといいんですけど…」と答え会場の笑いを誘った。さらに、“もしレストランで告白するなら?”というテーマで妄想トークを繰り広げる場面では、MCの軽妙な誘導に追い込まれ「…恥ずかしいし、難しいです!」と照れた姿は、歌う時の大人っぽさとは一味違うキュートな一面を見せた。

     そして、自身が作詞作曲も手掛けた「At The End」では、力強く伸びやかな歌声を届け、プレミアムなステージを飾った。チャンソプは、自身でこのショーケースに“真夜中の感性を呼び覚ます音”=【MIDNIGHT V】というタイトルを付けており、BTOBのダンサブルでキャッチ―な曲調とは異なる優しい声で会場を包み込み、ロック調のナンバーからバラードまで声の表情の振り幅をしっかりと感じさせてくれる。

     中盤のトークでは、ミュージカルやソロでの活動、グループでの活動と多忙なスケジュールでのリフレッシュ方法が“ビールを飲む”ことだと明かした。カラオケでのエピソードなどで笑いが巻き起こると、MCのAKIによる「歌ってください! テンションが高くなると歌ってくれる曲!」とのリクエストに応えアカペラを披露し、その美しい歌声に感嘆の声が漏れる一幕も。

     終盤は、「Slow Light Road」で観客のシンガロングが響いたかと思うと後ろのカーテンが開き、東京の夜景と花火のイルミネーションをバックに歌う姿にファンからは「素敵ー!」と黄色い声が飛んだ。そんな幻想的な雰囲気の中チャンソプは「美しい会場で一緒に過ごせてよかった。会いに来てくれて本当にありがとうございます」と挨拶し、「まだソロステージを見せるには未熟な僕ですが、次はもっと皆さんを幸せにして見せます!」と語り、どストレートなラブソングの「この花をあなたに」を歌い上げるとステージを後にした。

     「イ・チャンソプ!」のコールを受け再び登場し「皆さんの近くで歌わせてください!」とステージを降りると、チャンソプが向かった先はまさかの最上階の観客席。この会場の中で一番距離の離れていたファンのもとで歌う姿に歓喜の悲鳴があがると、会場のボルテージが最高潮を迎えたままライブを締めくくった。観客との距離が近い会場で親密な距離感をさらに縮め、嬉しい演出でファンを楽しませてくれたチャンソプの魅力が溢れる贅沢なライブとなった。

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