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【再掲】シャカタク来日直前、ビル・シャープが選ぶ夏のプレイリスト&ビデオメッセージを公開
「ナイト・バーズ」や「インヴィテーション」などの大ヒットで知られるUKフュージョン・バンド、シャカタク。これまでに、ビルボードライブ東京、大阪、そして今は無き福岡店を合わせると、通算で100回以上もの公演を行ってきた彼らが、今年は5月に来日公演を開催。2017年の来日の際には、キーボードのビル・シャープに、夏ぴったりの「ベスト・サマーソング」を15曲ピックアップしてもらった。アル・ジャロウやハービー・ハンコック、マイケル・ジャクソンなど、リズミカルでカラッと爽やかな仕上りになったプレイリストをここで改めて紹介する。長年愛され続けている彼らから、ビデオ・メッセージも届いているので、そちらもぜひチェックしてほしい。
ビル・シャープが選ぶ“夏のベストソング”
01. Al Jarreau - Mornin'
僕らが共演したアーティストの一人で、彼の死を偲ぶ意味でも、アルの曲を一曲はこのプレイリストに入れなきゃね。彼は唯一無二の存在だ。
02. George Duke - Brazilian Love Affair
僕は彼の大ファンで、この曲が大好きなんだ。ちょっと昔に、僕たちのアルバム『Full Circle』で、この曲をカバーしたこともあるよ。
03. Herbie Hancock - I Thought It Was You
ハービーは私がこれまでずっと愛してきたアーティストの一人だ。これまでの作品よりも商業的な意図が見えるが、中間パートが実にカッコいい!
04. Stevie Wonder - You Are The Sunshine Of My Life
この才能豊かなシンガー/ミュージシャンに文句が言える奴がどこにいる? 一曲だけ選ぶのは至難の業だったけど、この曲は明らかに彼の最高傑作だと言える。
05. Ivan Lins - Dinorah, Dinorah (Live Ver.)
彼の曲を聴き始めたのはつい最近なんだ。このライブ・ヴァージョンも好きだけど、アルバム『Give Me The Night』に収録されているジョージ・ベンソンのヴァージョンも実に気に入っている。
06. George Benson - Breezin’
この曲を聴いたのは1977年のことで、その時に「なんていい曲なんだ」と思ったのを今でも覚えている。それ以降、ずっと彼の音楽は大好きだよ。これまでに何回か彼と同じステージに立つことが出来て、僕たちはとてもラッキーだと思うし、彼は本当に完璧なミュージシャンであり、ギタリストであり、そしてジェントルマンでもあるんだ。
07. The Beach Boys - Surf's Up
僕の他のチョイスとは少し違ったテイストの曲だが、この曲が最も独創的で美しい曲の内のひとつだと常に感じているよ。クラシック音楽にかなり近いよね。タイムレス!
08. Bruce Hornsby and the Range - The Way It Is
この曲がリリースされたのが1986年で、当時は流行っていた音楽と少し違っていたことがすごく頭に残っている。ノリのいいグルーヴとメロディがいいんだけど、何よりも、ポップスとジャズとカントリーを融合させ、新たなスタイルを確立させたブルースの演奏が素晴らしいよね。
09. Michael Jackson - Don't Stop 'Til You Get Enough
1979年の夏のこと、オンボロのバンに乗ってラジオを付けたら、この曲がラジオから流れてきた。ワオ!! 全身が震えるくらい感動して、あの古いバンでさえも時速10マイル速く走ったよ。最高のダンスナンバーだ!
10. Mezzoforte - Garden Party
僕はこのアイスランド出身バンドのギタリスト、フリッシー(フレデリック・カールソン)とこれまで何度も一緒に活動をしてきた。90年代には僕らと一緒に日本でツアーを廻ったこともある。このバンドは素晴らしいミュージシャンたちの塊で、この曲が一番有名な曲じゃないかな。
11. Boz Scaggs - Lowdown
後にTOTOを結成したバックバンドたちをフィーチャーしているこの曲は、グルーヴが最高だね。太陽がさんさんと輝くドライブ・ウェイで、この曲を大音量で聴く。これが最高の聴き方。
12. The Weeknd - I Feel It Coming Feat. Daft Punk
これは最近の曲だけど、マイケル・ジャクソンっぽいザ・ウィークエンドの歌声が、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しているね。ダフト・パンクは彼らの大ヒット曲の内の一曲(注釈「Around The World」)で僕らの「Easier Said Than Done」をサンプリングしているんだけど、あれはとってもナイスなトリビュートだったね。
13. Shakatak - Summer Of Love
この曲は特別僕たちの有名な曲ではないけど、暑い夏に持って来いの曲だ。この曲をレコーディングしたのが2003年だなんて…。時が経つのはなんて早いんだ!
14. Bill Withers - Lovely Day
ずっとこの曲が好きで、たぶんこの曲は最も長い伸びを持つポップソングなんじゃないかな。君も息継ぎなしで出来るかやってごらんよ。
15. The Isley Brothers - Summer Breeze
シールズ&クロフツのオリジナルに負けない、いい曲だ。いまだ“jasmine in my mind”を探しているよ。
シャカタクからビデオ・メッセージが到着!
公演情報
シャカタク
ビルボードライブ東京:2018年5月21日(月)-5月22日(火)&5月25日(金)
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:2018年5月23日(水)
>>公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
BAND MEMBERS
ビル・シャープ / Bill Sharpe (Piano, Keyboards)
ジル・セイワード / Jill Saward (Vocals, Percussions, Flute)
ジョージ・アンダーソン / George Anderson (Bass)
ロジャー・オデル / Roger Odell (Drums)
ジャッキー・ヒックス / Jacqui Hicks (Background Vocals, Flute, Saxophone)
アラン・ウォーマルド / Alan Wormald (Guitar)
関連リンク
タイムス・アンド・プレイセス
2016/07/20 RELEASE
VICP-75159 ¥ 2,970(税込)
Disc01
- 01.アイ・ウィル・ビー・ゼア
- 02.タイム・アンド・プレイス
- 03.チェック・イン
- 04.ヘッズ・トゥ・ザ・スカイ
- 05.ホーンティング
- 06.キャリー・オン
- 07.コラリー
- 08.ケープ・タウン
- 09.グッバイ・トゥ・ザ・シティ
- 10.ワンダフル
- 11.サンド・アンド・ザ・シー
- 12.オープン・スカイズ
- 13.ハウ・ドゥ・ユー・スリープ・アット・ナイト (ボーナス・トラック)
- 14.ミスター・ファナティカル (ボーナス・トラック)
- 15.ムーヴィン・オン (ボーナス・トラック)
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