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Machico アルバム『SOL』特集インタビュー



Machico 『SOL』 インタビュー

『この素晴らしい世界に祝福を!』オープニング主題歌を2期連続で担当、抜群の歌唱力と笑顔を多くの人に届け、今夏開催されるアニソン最高峰のフェス【Animelo Summer Live(アニサマ)】への出演も決定。

いま注目の声優・歌手として活動する Machico が、遂にメジャー1stアルバム『SOL』をリリース。

「太陽みたいな存在になれたら」「心に寄り添えた」といった気持ちをのせて贈る今作の話を、これまでの経験や声優活動と絡めて楽しく語ってくれた。 また“彼女の心に寄り添う音楽”についても紹介する。

番外編「Machicoの心に寄り添う音楽たち」公開!!
※ページ下部より、4Pにジャンプ!!!!

Machicoはみんなのお姉ちゃん!? 「もっともっと開放してライブで歌ってみたい」

--最近、事務所同期の山崎エリイさん、田所あずささんのライブを観てきたとか。

Machico アルバム『SOL』インタビュー

Machico:行ってきました! 山崎エリイちゃんは初めてのワンマンライブで、どんな感じになるのかなと楽しみにしていたんですけど、今までに経験したことのないようなライブ構成でビックリしました! 得意なバレエが組み込まれていたり、客席近くに歌いにいったり、エリイ・ワールドがすごく表れていて、エリイエリイ(=山崎エリイ)の持っている様々な面が見れたライブだったと思いますね。エリイエリイはオーディションの時からその場の空気を自分のものにするのが印象的で、どんどん目つきが良くなるんです!

--というのは?

Machico:目つきがスゴくいいんです!! 目力がスゴいんです! 思わず跪きたくなるような……私はいつも心の中でエリイエリイに跪いているんです(笑)。 ホントいい目をしているなあって思って、「エリイ様…」って(笑)。

--Machicoさんたち(同期メンバー)は、音楽活動でもそれぞれ個性がはっきり出ていて、その違いも楽しいです。

Machico:そうですね。同期と一緒にいてなにがまた落ち着くのかというと、それぞれの得意分野や武器が違うので、時にライバルといえど、変なバチバチ感がないところですね。同期の活躍だったり世界観だったりを安心して見られますし、ライブでも一緒に楽しんじゃいますね。

例えば あずあず(=田所あずさ)だったら、元々ロックが好きで、デビュー時と比べると状況も、あずあず自身もだいぶ変わってきていて……、そうですね……彼女は憑依型! 私以外の(同期の)ホリプロ勢はみんなスイッチの入れ方がホントに上手だなって思います(笑)。

--Machicoさん以外?

Machico:ステージ上の彼女たちを見ていて、ONとOFFがはっきりしているなと思うんです。ライブで入り込んでいく姿に圧倒させられ、ふだん喋っているときにはほっこりさせられて。そんな切り替えができて「みんなスゴいねぇ」って感心させられます!

--すっかりみんなのお姉ちゃん役ですね(笑)。

Machico:勝手にお姉ちゃんしてます(笑)。みんなに“好きなだけいじってくれ”って感じの立ち位置なんですけど(笑)。

--Machicoさんの今だから思う“こういうライブしたいなあ”などは?

Machico:エリイエリイの独自の世界観を表現するライブや、あずあずの生バンドとその場で生まれてくる音楽を一緒に楽しみながら気持ちよさそうに歌う姿を見ていて、もっともっと開放してライブで歌ってみたいなと思いました。

--どんどん開放していくMachicoさんのライブ観たいですね!

Machico:常に自分らしくいたいとは思っているんですが周囲は学校卒業してすぐ事務所に所属したり、在学中に仕事をしていたりする中、私はオーディション受けたのが19歳で、所属に至るまで空白の3ヵ月があったりして、「これからどうしよう」「就職活動しなきゃ」とか、社会での在り方みたいなものを深刻に考えてしまって、他人の意見に引っ張られてしまう節があるんです。

--元々のMachicoさんはどうだったんでしょう?

Machico:実家が自営業ということもあって、小さい頃から仕事で来る大人が家に頻繁に出入りしていましたね。お父さんの仕事の電話をとることもあって、失礼のないようにちゃんと名前と用件とを聞いて対応できるように教育されてきたので、大人の顔色をつい窺っていた気がします。周りの顔色を窺って、自分の思っていることをズバッと言えないようなことが今でもあるのかなと思いますね。

「私は2番手で一線を越えてはいけない女性なんです!」

Machico アルバム『SOL』インタビュー

--大人の話が出てきたので……いきなりメジャー1stアルバム『SOL』の話になるんですが、今作にもそんな大人を感じさせる1曲があるんですよね?

Machico:それはM-7「摩天楼グッバイ」のことですね!(笑)

--これまでの活動ではなかなか表に見せてこなかったMachicoさんの大人っぽさですが、いまの話を聞くと「摩天楼グッバイ」が等身大のMachicoさんにも感じてきます。

Machico:そうですね、元気で笑顔のMachicoを見ていただけるのはすごく嬉しいですが、さっきの話みたいにちょっとシリアスなお話もできますし、なにも隠すことなく見ていただきたいです!

「摩天楼グッバイ」は、このアルバムの中では比較的に大人っぽい、女性の片思いの曲です。大人の恋愛といいますか、この女性の好きな男性には別に好きな方がいて、罪な男性を好きになってしまったがために、自分が一番になれないもどかしさを持った、女性の片思いなんです。90年代風のどこか懐かしいようなメロディで、歌詞から受けた自分は1番手にはなれない、だから出しゃばらないという気持ちを大切に歌っています。切ないですけど、私は2番手で一線を越えてはいけない女性なんです!

--今のお話やセルフレビュー動画でも感じたんですが、楽曲のストーリーを事細かに組み立てていますよね。

Machico:デビュー当時、歌詞の意味とかを考えず自分の歌いやすい歌い方で歌っていた私にマネージャーさんが「抑揚がない」というアドバイスくださって、「抑揚ってなんだ!?」と、その時気づかされたんです。プロとして歌を歌う人にとっては当然のことですけど、その曲のストーリー性を意識して歌わなきゃいけないんだと思って、どうやったらその曲の世界観を自分のイメージした通りに歌えるのか、デビューから1,2年間はずっと研究していて、いまもそれが続いているのかなと思います。

--Machicoさんはそのストーリーの主人公を自分でない誰かに設定している印象もありますが、それは声優としての活動もしているからこそなんでしょうか?

Machico:声優として歌を歌うときや、演じるときの経験はソロでのアーティスト活動にもすごく活きています。物事を考える、作品の世界観を考えるといった癖付けもそうですけど、歌いまわしや表情の付け方も声優活動で見つけたものを活かすこともあるので、すべての活動は繋がっているんだなと改めて思います。“演じる”のも“歌う”のも個人の中身としては一緒なんだなと思います。

--それは声優だから? Machicoさんだから?

Machico:それはどうなんでしょう……? ほかの声優さんや歌手の方にこういったお話をさせていただいたことがあまりなくて。そういった話より他愛もない話をしたり、人生ゲームをやったりしてしまうので(笑)。

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インタビュー写真

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Machico「SOL」

SOL

2017/05/24 RELEASE
COZX-1324/5 ¥ 4,400(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.ワイルドカード
  2. 02.OVER HEAT
  3. 03.fantastic dreamer
  4. 04.紅花火
  5. 05.キミコンパス
  6. 06.マケズギライなThank you
  7. 07.摩天楼グッバイ
  8. 08.勇気のつばさ
  9. 09.ココロメロディー
  10. 10.ラブ★スト
  11. 11.TOMORROW
  12. 12.カーテン

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