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Machico『TOMORROW』(アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!2』OPテーマ)特集インタビュー
アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』のOP主題歌「fantastic dreamer」を担当し、アニメのヒットとともに彼女の歌唱力が瞬く間に広がっていった。
そして、2017年アニメ第2期が放送開始!!
今回のOP主題歌もMachicoが担当する。イントロからアクセル全開のROCKチューンに仕上がった本楽曲「TOMORROW」。2期になり、さらに怒涛の展開を迎えていくアニメ主題歌にピッタリなナンバーだ。
インタビューでは『TOMORROW』の話を中心に、“Machicoと音楽”についても多く語ってくれている。
「彼女のルーツとなった音楽」
「影響を受けた存在」
「成長して気づいた“周囲との差”」など、
是非読み進めて、“歌うま声優”として話題となるMachicoをより深めてほしい。
Machico、2017年も『このすば!』スタート!!
攻めのビジュアル『fantastic dreamer』とは違う一面を感じ取っていただけたら
--今作『TOMORROW』のビジュアルは攻めてますね!
Machico:『TOMORROW』はROCKチューンなので、全面にPOPさを出していた『fantastic dreamer』とはまた違う一面を引き出せたらと思い、こういう攻めの衣装になりました。いざ衣装をみたときに「これはインナーですか?」と思わず聞いてしまうくらい、かなり攻めてもらいました(笑)今回のように身体のラインがはっきり出る衣装を用意していただいた時には、やはり食事には気をつけますね。今後この衣装を着る機会が増えていくと思うので、気を引き締めていないと大変なことになりそうです(笑)
ちなみに今回のイメージカラーがブルーなのは、アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』の異世界的な感じを表現しています。
--「2016年は『このすば!』(=『この素晴らしい世界に祝福を!』)で始まった」とおっしゃっていました。
Machico:2016年は申年、12年に1回やってくる年女のイヤーに、「fantastic dreamer」で初のアニメ・タイアップのお話をいただけたので凄く嬉しかったです。今まで私のCDを買ってくださる方はMachicoの作品として手に取ってくれてる方が多かったと思うのですが、アニメ『このすば!』のOP主題歌を歌わせていただいたことによって、私のことを知らない方にも手に取っていただけるようになったと思います。『このすば!』、「fantastic dreamer」を通してたくさんの方に出会うことができて、いままでにない不思議な感覚でした!友達に「えっ! 『このすば!』の曲歌ってるの!?」と言われることもあって、それだけ『このすば!』と一緒に「fantastic dreamer」が世間に浸透していることは光栄でしたね。いろんなイベントで歌わせていただいて、多くの景色を見させてもらった曲なので、ホントこの2016年は「fantastic dreamer」の年でした。
--そして2017年も『このすば!』からスタートですね。第2期OP曲「TOMORROW」でMachicoさんが担当になりました。
Machico:そうなんです! ありがたいことにぃ!! 「TOMORROW」は「fantastic dreamer」と打って変わり、イントロからゴリゴリなROCKチューンになっていて、とても豪華な演奏陣の皆さん(ギター:昼海幹音、ベース:日向秀和、ドラムス:そうる透)とご一緒させていただきました。私の歌唱もその演奏にのせてレコーディングできるようにスケジュールを組んでくださったので、実際の音を感じながら歌うことができました。いままで自分が聴いてきた曲を演奏されている凄い方々から最高のバトンを受けてレコーディングに臨めたのですごく気が引き締まりましたね。でも「TOMORROW」は私が引っ張って歌っていくスタンスは変えたくなかったので、演奏陣の方々にも負けないって気持ちで歌いました!--作編曲は(TRYTONELABOの)岡野裕次郎さんですが、サビ部分「素晴らしい」のメロディによる立て方も気持ちいいです。Machicoさん的に「TOMORROW」を歌う上で、大事にしたところは?
Machico:3か所あるサビのそれぞれに変化をつけたかったですね。ラストのサビはガツンとさせるために地声の割合を多めにして歌いました。この曲のポイントになるところだと思っていたので、様々なチャレンジをさせていただきました。 また、Aメロの前の節から1音上がるところとか、ちょっと粋なメロディになる部分は、必死に練習して身体に叩きこみましたよ! それと全体的にリズムをつかむのが難しく、レコーディングでも走りがちになってしまったので、バッチリ決めるまでも大変でした。あと、低音部分の歌唱で疾走感のない歌声になってしまわないよう何度も録り直しましたね。練習を繰り返して、曲としっかり向き合えるように頑張りました!Machico的MVのポイントは“運転”!! これで女の子のハートを掴みたい
--そして『このすば!2』もいよいよ放送開始となりました。
Machico:きゃぁ~始まりましたねぇ!! アニメ本編はもちろんですけど、「TOMORROW」が流れるオープニング映像をすごく楽しみにしていました。いざ流れた映像を観たらAメロ部分でキャラクターたちが謎の脱力ダンスを踊っていて、思わず「何じゃ、こりゃ!」と言ってしまいましたが(笑)、キャラクターたちの個性が溢れる映像と「TOMORROW」の疾走感がマッチしていて、大好きですね。ファンの方も「すごく良かった」と言ってくださって、2017年も『このすば!』でスタートできてホント幸せだなって思いました!--「TOMORROW」のミュージック・ビデオではドライブシーンも披露していたりして、カッコいいクールな仕上がりですね。
Machico:千葉県で撮影したんですけど、Machico的MVのポイントは“運転”です! はるばる私のために山梨からあんなクールな(VWの)ビートルが来てくださったんです! 撮影に使った車はオートマでしたけど、実は私、運転免許はマニュアルで取っていて、普段、ファンの方からどこか抜けているところがある子だと思われているので、ここで“ドライブ・テクニック”を見せつけて、ぎゃふんと言わせてやろうと思いました! ただエンジンをかけて発進しただけなんですけど(笑)。 まあ、これで世の中の女の子を落とそうって気持ちです(笑)。--そういえば男装なんかも披露されてましたね。あのMachicoさん、カッコいいです!
Machico:ハロウィンの時ですかね。私って男顔なのかな。でも普段の恰好よりも男装の方が、気分が上がりますね。地声が高くて身長も低いので「ちっちゃくてカワイイ」と言ってもらえることはありがたいんですけど、「私にもカッコイイところあるんやぞ!」っていう執着心があるから、そう思うのかもしれないです。--MVの話に戻るんですが、ハウススタジオも洋館っぽい綺麗なところでした。
Machico:ハウススタジオのまわりの景色が『このすば!』のカズマ(主人公:佐藤和真)が最初に“事故死もどき”をした風景に似ていて、『このすば!』を感じながら撮影しました。あと、田んぼとか山に囲まれている風景が地元のような見慣れた雰囲気で、すごく開放感がありましたね。そのせいか、すごくくつろいでしまってソファからもズルぅーって落ちました(笑)。「fantastic dreamer」のときは一つ一つの動作を監督の方や、スタッフの方とあれこれ相談しながら撮っていたんですけど、今回も同じスタッフの方々と撮影させていただいたので、そういう意味でも非常にリラックスできて、自然な自分を出せたように思います。ソファでも「ゴロゴロしまぁす!」と言って自分のやりたいことをやらせてもらいましたね。ちなみに落ち方はアドリブです(笑)。
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リリース情報
TOMORROW
- 2017/2/1 RELEASE
- DVD付き限定盤[COZC-1285/6(CD+DVD)]
- 定価:1,944円(tax in.)
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関連リンク
Interviewer:フルカワタイスケ
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