Special
トミタ栞『SPIN』インタビュー
「“いろんなトミタ栞を引き出してもらおう”ってところにチャレンジできた」
今作『SPIN』には石野卓球/スネオヘアー/ROCKETMAN/コレサワら数多くのアーティストが参加。そして完成したこのアルバムで彼女のライブが新たなものへと生まれ変わっていく。このときの彼女からそう感じとることができた。
またトミタ栞の恋愛相談に関する話や、憧れの女性・大塚 愛についても語ってくれた。
最近「大人になったよね」って言われるです。前より空気が読めるとか!
--今年6月に新宿BLAZEにて行われた3周年記念ライブ以来の取材になります。
トミタ栞:ありがとうございます。そのライブ会場は初めてでしたけど、後方が一段上がっていたり柱もなかったのでお客さんも見やすそうで、またあの会場でやりたいですね。--ライブ本編は浴衣でのパフォーマンスでしたけど、大変じゃなかったですか?
トミタ栞:何も考えてなかったです。本番で初めてがっちり帯を締めていったら、凄い大変でした(笑) 浴衣には最後まで慣れなかったです……。けど、観に来てくださっているお客さんが少しでも夏気分になって、盛り上がってくれたんじゃないかなと思います。--ライブではレディビアードさんとの共演もありました。インパクトの強い方だと思いますが、正直怖くなかったですか?
トミタ栞:最初、会う前は怖かったです。でも会ったときに、底抜けに明るい感じで接してくれたので全然人見知りしてる間もなく、一種のキャラクターとして受け入れることができましたね!一緒に日本テレビ系『ナカイの窓』にも出演させていただいたりして、少しずつビアちゃんをわかってきたんですよ。だからラジオのときには「なんでやねん!」というワードをビアちゃんに覚えてもらって、私が背中を押したら「ナンデヤネン!」って言わせたりとか、遊べるくらいにまで仲良くなりました(笑)
※レディビアード:オーストラリア出身の「カワイイコア」パフォーマー。ひげ面×女装姿でプロレスラー、ヘビーメタルシンガー等、あらゆる分野にて活躍している。
--トミタさんは神奈川・横浜という街を第二の故郷のように活動しています。
トミタ栞:tvk『saku saku』で初めてお仕事をさせていただいて、そこで音楽活動もスタートさせていったということもありますので、横浜・みなとみらいは思い出深く、大事な場所に感じています。それにサクサカー(=『saku saku』視聴者)さんも神奈川県民の方が多いのでホーム感がありますね。--あのユニークな番組に馴染むまで早かったですよね。
トミタ栞:当初はどんな番組かも知らなかったので、「えぇ……サクサク?」って感じでした。収録も実家から通っていて、地元の岐阜にいる間はオンエアも確認できなかったので、本当に番組やってるのかなって思ってました(笑)--また個性的なMCが出てきた!っと思いましたよ(笑)
トミタ栞:わたしってそんなに独特でした?--それはラーメンズの片桐仁さんと出演しているテレビ東京『車あるんですけど…?』でも感じます。
トミタ栞:でも最近「なんか大人になったよね」って言われるんですよ。その代わりに「フレッシュさが無くなったよね」とも言われるようになったんですけど、前より常識が備わってきたんだと思います。空気が読めるとか!出身地・岐阜県飛騨は『君の名は。』の舞台にガッツリなった場所
--そしてアルバム『SPIN』のパッケージがいま手元にあるんですけど、デザイン、歌詞ブックでも様々なトミタ栞が感じられますね。
トミタ栞:おぉ! 実は完成品を見るのは初めてなんです! やっぱり人の手に取っていただけるのは嬉しいですね。ちょっと見せてください(パッケージを手に取る)ファッションとか服が好きなのでいろんな衣装に変えてみたり、衣装が映えるポーズにしてみたり、いろいろ挑戦しました。「古着っぽいのがいい」「チェックがいい」とか自分でリクエストしたりしますし、スタイリストさんと一緒に考えて今回の衣装も決めました。
--ポーズにも“トミタ栞らしさ”っていうのがありますよね。
トミタ栞:独特なカットが選ばれちゃうんですよ。決めのポーズから次のポーズまでの間のカットとか。シングル『カラーFULLコンボ!』のジャケットに関しては、もうカメラを見ないでボールで遊んでるっていう方向で撮影していましたし(笑)--アルバムにも収録されている「カラーFULLコンボ!」は、石野卓球さんプロデュースでテレビ東京系アニメ『パズドラクロス』の主題歌にもなった楽曲ですね。
▲トミタ栞 『カラーFULLコンボ!』ミュージックビデオ(Short Ver.)
※南流石:日本を代表する振付演出家。サザンオールスターズ/SMAP/大塚 愛など数多くのアーティストに提供している。
--ダンス動画投稿企画もあっていっぱい踊っていますが、毎回楽しそうです。
トミタ栞:「17歳の歌」のときも振り付けがあったんですけど、「カラーFULLコンボ!」は曲自体もカラフルポップな曲なので踊りも映えますし、なにより踊っていて楽しいです。それに振り付けをレクチャーするのが楽しくて、大人の方にも「次はこっち向いて~」とか指導するのが面白いです。私も含め「変なことしてんなぁ」とか思ったりして(笑)--この曲を機にTVアニメで声優に初挑戦というのも実現しました。
トミタ栞:入り時間に現場へ行ったら有名な声優さんがもう録り終えたあとで、私の収録を声優さんたちが見守っていてくれてたんです。嬉しいんですけど、ホント緊張しちゃって! スタジオでマイク前に立つのは歌のレコーディング時にもあるんですけど、テレビで見るようなだだっ広い収録スタジオというのもあって、すごい緊張していて膝がガクガク震えてました。声も震えてしまっていないか大丈夫かな? と心配しながらオンエアを観ていたんですけど、演技が硬かったですねぇ(笑)。でも声優さんたちから「また見においで~」と言ってもらえたりして、超楽しかったです! アニメ『パズドラクロス』も毎週欠かさずチェックしてます。
--アニメはよく観られるんですか?
トミタ栞:中学生の時はアニメを観ている友達ってほんの一部くらいしかいなかったんですけど、高校生になったときにはみんな普通に『けいおん!』とか観るようになってたんですよ。なので『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『魔法少女まどか☆マギカ』ですとか、『とある科学の超電磁砲(レールガン)』は観ていました。--今年の大ヒット作『君の名は。』は観ました?
トミタ栞:観ました観ました! 私の出身地・岐阜県飛騨は映画の舞台になった場所なんですよ。しかも私の通っていた高校が作中に出てくるらしく、いま母校には写真を撮りに来る人がたくさんいるみたいです。- < Prev
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リリース情報
SPIN
- 2016/12/7 RELEASE
- 初回限定盤[ESCL-4714/5(CD+DVD)]
- 定価:3,800円(tax in.)
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関連リンク
Interviewer:フルカワタイスケ
Photo:杉岡祐樹
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