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南佳孝 x ボビー・コールドウェル オープンレター・プロジェクト
アーティストやクリエイターがお互いにメッセージを送り合うオープン・レター・プロジェクト。今回は11月にビルボードライブで公演を行うシティ・ポップスの旗手、南佳孝と“ミスターAOR”ことボビー・コールドウェルが登場。
ボビー・コールドウェル様
40年以上もこの仕事を続けていると随分と
マンネリ化してくるものですがあなたの場合は
いかがですか?
私的には常にマイブームというものを作って
これを乗り越えようとしてきました
音楽的には、違う楽器に挑戦してみる
例えばサックスとかトランペットとかフルートとか
しかし、本当に熱中している期間はそんな長くはなく
そして器用に上手くなるということもなく楽器の残骸だけが
増えていきました
他には身体を動かすのが好きなので、ゴルフ、テニス、サーフィン
などもやってますが、まぁ下手の横好きといったところですかね
ピアノ・ギターも弾きますがお世辞にも上手いとは言えません
曲も書きますが一時の暑い季節はもう過ぎたと言えましょうか
だけどいい曲を書きたいという意欲だけは人一倍持っています
今も書いていますがなかなかいいものはそんなにすぐには出ませんね
あなたの場合はどんな感じで毎日を過ごされているのか
知りたいところです
返事を待ってます
では、よろしく
みなみ よしたか
佳孝さんへ
お手紙ありがとう。あなたの人柄が分かるものでした。新しくシンガーやソングライターと知り合うのはいつも良いものです。
ガレージで歌っていた頃から数えれば、私はもう50年以上歌っています。音楽業界にいなければ自分の人生はどんなものになっていたかなんて想像もつきません。この業界以外のことは何も分からないのです。長年やってきて、絶好調の時もあれば、絶不調の時もありましたが、これらの経験が私の音楽作りに役立ってきたと思います。
私もいくつか楽器を演奏しますが、管楽器に手を出したことはありません。今後も出すことはないでしょうね。今弾ける楽器だけプレイし続けます。
常に音楽は作っていますし、生きている限り音楽を作り続けようと考えています。書けば書くほど、成功するチャンスも増えるわけです。ぜひ書き続けましょう。
ライブを行うことは私にとって最高の喜びを与えてくれますが、日本では特にそれを感じられます。実は、来年1月に東京と大阪でライブを行うんですよ。ライブは私が一番やりがいを感じられるもので、私のやる気を支えてくれているのがファンですね。とても素晴らしい方々ばかりで、心からファンの皆さんを愛しています。
私はしょっちゅう世界中を旅していますが、それ以外は家で過ごすことが多いですね。米ニュー・ジャージー州の田舎で、馬と一緒に静かに暮らしています。ここでは四季を感じられて、とても好きですし、時々飼っている馬に乗ったりもするんです。ですが、私の一番の趣味はクッキングですね。家にゲストを沢山呼んでパーティーを開くことが多いんですよ。食べ物も沢山ありますが、もちろん歌も。アコースティック・ギターを弾きながら、家族や友人たちの前で歌うことも良くあります。ビートルズの曲をみんなで歌うんですが、すごく楽しいですよ。
では、ここで失礼。
ボビー・コールドウェルより
プロフィール
南佳孝
アーバン・メロウな名曲を歌い続けるシティ・ポップスの旗手。1973年、松本隆プロデュースによるアルバム『摩天楼のヒロイン』で華やかにデビュー。以降、「モンロー・ウォーク」や、映画『スローなブギにしてくれ』(1981年)主題曲など数多くのヒットを世に送り出してきた。また、150曲以上のアーティストへの楽曲提供など、長きに渡りシーンで活躍。
ボビー・コールドウェル
ブルー・アイド・ソウルのレジェンド“ミスターAOR”。『イヴニング・スキャンダル』で1978年にデビュー。デビュー曲「風のシルエット」や、国内CMにも起用された「ハート・オブ・マイン」「ステイ・ウィズ・ミー」など、ソウルフルなヴォーカルと洗練された作風で、本国アメリカや日本でヒットを記録。
リリース情報
公演情報
南佳孝with special guest 杉山清貴
ビルボードライブ東京:2016/11/9(水)~10(木)
>>9(水)公演詳細はこちら
>>10(木)公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
BAND MEMBERS
南 佳孝 / Yoshitaka Minami(Vocals, Guitar)
竹田 元 / Hajimu Takeda(Piano)
土屋 潔 / Kiyoshi Tsuchida(Guitar)
バカボン 鈴木 / Bakabon Suzuki(Bass)
鶴谷 智生 / Tomoo Tsuruya(Drums)
住友 紀人 / Norihito Sumitomo(Saxophone, Keyboards)
[Guest]
杉山清貴 / Kiyotaka Sugiyama(Vocals)
Bobby Caldwell
ビルボードライブ東京:2017/1/25(水), 27(金)~28(土)
>>25(水)公演詳細はこちら
>>27(金)~28(土)公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:2017/1/30(月), 2/1(水)~2(木)
>>1/30(月)公演詳細はこちら
>>2/1(水)~2(木)公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
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返信ありがとうボビーさん
ほとんど僕と同い年なんですね
知りませんでした
音楽で身を立てられたら良いなぁと
子供の頃に漠然と夢見てずっと此処まで
やって来ましたが
もちろん良い時も悪い時もありました
でも、歌うことが好きでした
今でも好きです
何か運命のようなものも感じます
落ち込んで朝起きた時など「歌いなさい」と
誰かがそばで囁いてるように感じる時もあります
ぼくのライブを観終わって「また来週から頑張ってみるよ」なんて言って握手を求めてくるファンがいると
本当にこの仕事を続けてきて良かったなと思います
ぼくらが若かったあの60年代は、混沌としていて世界に戦争も絶えなかったけど、まだ夢が夢として素直に見れたように思います
でも今はどうなんだろう
あの頃に比べたらはるかに便利にはなったように感じるけど、何か殺伐とした寒々しいものを感じてしまう
結局は、権力か金で解決する
そんな図式が見えてしまう
でもそれじゃダメなんだと.「此処はおかしい」
「オレはこう思う」と言おうと
何も言わずに見守るだけのサイレント・マジョリティ
になってはいけないと、この間話した君と同い年のカメラマンが酒の勢いもあってそんな事を言っていた
その通りだと思った
お互い表現の仕方は違うけど、何か言い方はあるだろうとその時思った
ちょっと硬いものいいになってしまいました
でもそんな事を海辺の小さな町で
秋の空の下思ったんだ
みなみ よしたか
佳孝さんへ
このご時世、どこの国も大変な時期だと思います。あなたが考えているその夢をぜひ叶えてください。決して諦めず、どんどん意見を言っていってください。
昨年、若くて才能豊かなHip-Hop/R&Bプロデューサーのジャック・スプラッシュと一緒にユニットを組んで、『クール・アンクル』というアルバムを発表しましたが、その作品の中に「ア・ドリーム」という曲があります。一度聴いてみてください。この曲はあなたが主張した点にぴったりの曲です。励ましや希望を歌った曲なんですよ。
一度きりの人生、大いに生きようではありませんか。人生を音楽で満たしましょう。
それでは、ごきげんよう。
ボビーより
プロフィール
南佳孝
アーバン・メロウな名曲を歌い続けるシティ・ポップスの旗手。1973年、松本隆プロデュースによるアルバム『摩天楼のヒロイン』で華やかにデビュー。以降、「モンロー・ウォーク」や、映画『スローなブギにしてくれ』(1981年)主題曲など数多くのヒットを世に送り出してきた。また、150曲以上のアーティストへの楽曲提供など、長きに渡りシーンで活躍。
ボビー・コールドウェル
ブルー・アイド・ソウルのレジェンド“ミスターAOR”。『イヴニング・スキャンダル』で1978年にデビュー。デビュー曲「風のシルエット」や、国内CMにも起用された「ハート・オブ・マイン」「ステイ・ウィズ・ミー」など、ソウルフルなヴォーカルと洗練された作風で、本国アメリカや日本でヒットを記録。
リリース情報
公演情報
南佳孝with special guest 杉山清貴
ビルボードライブ東京:2016/11/9(水)~10(木)
>>9(水)公演詳細はこちら
>>10(木)公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
BAND MEMBERS
南 佳孝 / Yoshitaka Minami(Vocals, Guitar)
竹田 元 / Hajimu Takeda(Piano)
土屋 潔 / Kiyoshi Tsuchida(Guitar)
バカボン 鈴木 / Bakabon Suzuki(Bass)
鶴谷 智生 / Tomoo Tsuruya(Drums)
住友 紀人 / Norihito Sumitomo(Saxophone, Keyboards)
[Guest]
杉山清貴 / Kiyotaka Sugiyama(Vocals)
Bobby Caldwell
ビルボードライブ東京:2017/1/25(水), 27(金)~28(土)
>>25(水)公演詳細はこちら
>>27(金)~28(土)公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:2017/1/30(月), 2/1(水)~2(木)
>>1/30(月)公演詳細はこちら
>>2/1(水)~2(木)公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
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