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“顔なきポップスター”シーア×映画『秘密 THE TOP SECRET』

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 MV総再生回数24億回、2度のグラミー賞ノミネート歴、全米No.1アルバム獲得の実績を誇る、世界最強の“顔なき”シンガー・ソングライター“シーア”。2月3日に発売された最新アルバム『ディス・イズ・アクティング』は全世界50カ国以上のiTunesチャートで1位を獲得し、主要9カ国のアルバム・チャートでトップ10入りを果たすなど、世界的なヒットとなっているが、その本作からのリード・シングル「アライヴ」が、8月6日に全国公開となる、生田斗真主演&大友啓史(『るろうに剣心』シリーズなど)監督映画『秘密 THE TOP SECRET』の主題歌に決定。シーアが映画に楽曲を提供するのは、日本映画では初となる。そんなシーアと映画『秘密 THE TOP SECRET』を公開前におさらいしよう。

“顔なき”シンガー・ソングライター“シーア”


▲『THIS IS ACTING』

 オーストラリア/アデレイド出身のシンガー・ソングライター=シーア。リアーナ「ダイアモンズ」、ビヨンセ「プリティ・ハーツ」、ブリトニー・スピアーズ「パフューム」、ケイティ・ペリー「ダブル・レインボウ」、そして自らがヴォーカルとしてフィーチャリング参加したデヴィッド・ゲッタ「タイタニウム」やフロー・ライダー「ワイルド・ワンズ」、ジョルジオ・モロダー「デジャヴ」など、ソングライターとして数々の大型ヒット・ソングを手掛け、現代ポップス界最大のヒット・メイカーとして活躍。裏方を中心として活動してきた彼女だが、2014年に7年振りのアルバムをリリース。アルバム 『1000 フォームズ・オブ・フィアー』は全世界72カ国のiTunesアルバム・チャートと自身初の全米チャート1位を記録し、アルバムからのファースト・シングル「シャンデリア」は全世界59カ国のiTunesソングス・チャートや米ビルボード誌が選ぶ『2014年ベスト・ソング10曲』で1位に輝いた。第57回グラミー賞では主要2部門含む4部門にノミネート。

 2015年には、映画『ANNIE/アニー』の主題歌やサウンドトラック収録楽曲を手掛けるなど、幅広く活躍するシーア。2016年2月に待望のニュー・アルバム『ディス・イズ・アクティング』をリリース。今回、初の邦画主題歌に選ばれたリード・シングル「アライヴ」はアデルとの共作曲である。

▲「Alive」


▲「アライヴ feat. 土屋太鳳 / Alive feat. Tao Tsuchiya」


“顔を見せない”プロモーション


▲シーア

 「有名になりたくない」というポリシーのもと、顔を一切公表しないというそのエキセントリックなプロモーションの数々も大きな話題を呼び、メディアのスポットライトを浴びることを嫌う、“スターになりたくないポップスター”でありながら、最も成功しているアーティストのうちの一人として、大センセーションを巻き起こした。




大友監督 - “奇跡というしかない”

 シーアの楽曲が日本映画で起用されるのは今回が初となる。楽曲提供に関して、大友啓史監督と新垣弘隆プロデューサーがコメントしている。

大友啓史監督からのコメント

 顔を隠し、性別も個性も国境も、あらゆるボーダーを超えて。匿名性の中に純粋な普遍を炙り出し、世界を驚愕させているSIAのパフォーマンスは、人間の心の奥底を直接照射するパワーに充ち溢れている。それを主題歌として迎え入れられたことは奇跡というしかない。名曲「ALIVE」が映画「秘密 THE TOP SECRET」の世界をより魅力的に彩ってくれることを確信し、興奮しています。

新垣弘隆プロデューサーからのコメント

 SIA の「ALIVE」を初めて聴いたとき、その圧倒的な歌声に心震えました。魂の叫び、燃えたぎるような生命力。そして大友監督の描く本作の世界をまるで歌い上げたかのようなメロディーと歌詞。主題歌にはこの曲しかないと確信しました。しかし相手は世界的なアーティスト。交渉が3カ月に渡り難航を極め何度も諦めかけましたが、この想いを伝えたく最後の手段として手紙を送りました。映画完成直前に届いた朗報はまさに奇跡の瞬間。 SIAそして共作者のAdeleに深く感謝します。SIAの歌声とクリエイティブの共鳴を果たした世界基準の大友ワールドを是非劇場でご堪能ください。

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映画『秘密 THE TOP SECRET』

 『秘密 THE TOP SECRET』は、『るろうに剣心』 シリーズで興行収入3作合計130億円を超える大ヒットを記録した大友啓史監督の最新作。構想後5年、映像化不可能と言われた清水玲子の大ヒットコミックを、ついにスクリーンに結実させた。<脳内の記憶を映像化する>特殊捜査チームVS.凶悪犯の壮絶な心理バトルを破格のスケールで描く、衝撃のミステリー・エンタテインメント!

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あらすじ

 死者の脳をスキャンして、生前の記憶を映像化するシステムが発明された。この技術は、被害者の脳内映像を手掛かりに、迷宮入り事件の真相を暴き、犯罪捜査を革新的に進化させるものだったが、一方で被害者や死んだ凶悪犯の脳にコンタクトするため、相手の〈感情〉が自分に移行してしまう危険があり、犯罪の闇に引きずり込まれるという大きなリスクを持っていた。

 被害者の脳に残った記憶を映像化し、迷宮入り事件を捜査する警察庁の特別機関「第九」。若くして室長をつとめる天才・薪剛(生田斗真)のもとに配属された新人捜査官の青木一行(岡田将生)らは、この最新鋭の技術を使って行方不明の少女を探す脳内捜査にとりかかる。単純な捜査かと思われたが、つながるはずのない事件が次々と連鎖し、やがて決して触れてはならないとされる日本を震撼させた、貝沼事件へとつながっていく。そこには、第九捜査官であり、今は亡き薪の親友・鈴木(松坂桃李)が、命をかけて守ろうとした「第九最大の秘密」が隠されていた・・・・・・。

▲『秘密 THE TOP SECRET』 予告篇


シーア『ディス・イズ・アクティング』


▲『THIS IS ACTING』

<日本盤CD>
発売中
2,200円+税  SICP-4624
日本盤解説&対訳つき
ボーナス・トラック3曲収録
収録曲
1. バード・セット・フリー
2. アライヴ
3. ワン・ミリオン・ブレッツ
4. ムーヴ・ユア・ボディー
5. アンストッパブル
6. チープ・スリルズ
7. リーパー
8. ハウス・オン・ファイア
9. フットプリンツ
10. スウィート・デザイン
11. ブロークン・グラス
12. スペース・ビトウィーン
日本盤ボーナス・トラック
13. アライヴ(AFSHeeN Remix)
14. アライヴ(Boehm Remix)
15. アライヴ(Cahill Remix)

<配信>
ニュー・アルバム『ディス・イズ・アクティング』
>>iTunesにて配信中

▲「チープ・スリルズ」(現在全米ビルボード・チャート5位)


シーア「ディス・イズ・アクティング」

ディス・イズ・アクティング

2016/02/03 RELEASE
SICP-4624 ¥ 2,420(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.バード・セット・フリー
  2. 02.アライヴ
  3. 03.ワン・ミリオン・ブレッツ
  4. 04.ムーヴ・ユア・ボディー
  5. 05.アンストッパブル
  6. 06.チープ・スリルズ
  7. 07.リーパー
  8. 08.ハウス・オン・ファイア
  9. 09.フットプリンツ
  10. 10.スウィート・デザイン
  11. 11.ブロークン・グラス
  12. 12.スペース・ビトウィーン
  13. 13.アライヴ (AFSHeeN Remix) <日本盤ボーナス・トラック>
  14. 14.アライヴ (Boehm Remix) <日本盤ボーナス・トラック>
  15. 15.アライヴ (Cahill Remix) <日本盤ボーナス・トラック>

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