Special
アンジュルム【コンサートツアー 2016春『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル~】インタビュー
「……もう全部好きです!」 「再び皆さんの前に出て行ける日を実現させます」
アンジュルム田村芽実卒業インタビューは、彼女を「最高のビジネスパートナー」「妹と同じぐらい大事なメンバー」と呼ぶリーダー・和田彩花と共に、これまでのアイドル人生や各メンバーへの想い、【リリウム】等の経験による表現者&ミュージカル女優としての覚醒、自画自賛する最強ツアー【九位一体】、そして5月30日の卒業公演以降の覚悟、見つめ合うふたり……等々、スマイレージ~アンジュルム、そして田村芽実のこれまでとこれからを仲良くじっくりと語ってもらった。彼女の、彼女たちの生き様(と相思相愛ぶり)をぜひ感じてほしい。
タケ(竹内朱莉)にはちょっと……やっぱり言いづらかったんです
--今回は田村芽実卒業インタビューということで、田村芽実さんと田村芽実さんのことが大好きな和田彩花さんに来てもらいました。
アンジュルム『次々続々』(ANGERME[One by One, One after Another])(Promotion Edit)
一同:(笑)
--こうしてお話するのは最新シングル『次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる』の囲み取材以来ですが、あの日話していた「卒業までに9人で残したい思い出づくり」の件、どうするか決まりました?
和田彩花:何にも決まってない(笑)。 田村芽実:結局、全員がお休みの日はもうなくって……難しいです。--叶わず?
和田彩花:行きたい気持ちはやまやまなんですけど、ずっと計画しててもなかなかタイミングが合わないんです。--ましてや卒業前って一番忙しい時期でもありますもんね。これまでプライベートでメンバーと出掛けたり遊んだりしたことはあったんですか?
田村芽実:今の体制になってから全員で遊びには行けてないんですけど、6人のとき(1期+2期の時代)は人数的にスケジュールも合わせやすくて、6人で誰かのお誕生日パーティーを開いたりはしてました。でも9人になるとさすがに多くてなかなか……。--そうしたオフでの思い出の中で一番印象に残っているのは?
和田彩花:6人時代に「めいめい(田村芽実)のお誕生会をやろう!」ってメンバー間でずっと相談しながら計画を進めていて、お店もちゃんと予約して、さらには「スペシャルゲストを呼ぼう!」ってすごく仲良い人たちも来てくれることになったんです。それであとはめいめいに来てもらうだけだったんですけど、「その日はムリです」って言われちゃって(笑)何もかもおしまいですよ。結局何も出来ず。 田村芽実:そういうこともあったんですけど! 和田さんと2人ではよく遊んでいて。 和田彩花:お泊りも結構あるんですよ。私のお家に泊まりに来てもらったり。--完全に友達じゃないですか。
田村芽実:あと、お仕事終わりに和田さんとかななん(中西香菜)と夜ご飯を食べに行ったことがあるんですけど、お店の宣伝してるスタッフさんに声をかけられんですよ。そしたら和田さんとかななんが私の後ろに隠れちゃって! 大変でした!--どう対応したんですか?
田村芽実:「未成年です」って(笑)。--本当に未成年ですからね(笑)。そんな公私共に過ごしてきたアンジュルムからまもなく卒業です。今現在はどんな心境ですか?
田村芽実:寂しいですね。先日コンサートツアーが始まったと思ったらもう終わっちゃうんですよ。卒業前最後のコンサートツアーが出来たのはすごく嬉しいんですけど、毎回大成功な感じですごく良い形になっているからこそ「もうちょっとやりたかったな」っていう想いもあるし、メンバーとの仲も今が一番すごく良い感じなので、すごく寂しい気持ちがあります……。 和田彩花:私はまだ想像がつかないんですよ。例えば「あと2週間で卒業です」って言われて「短いな」とは思うんですけど……。めいめいがいない撮影とか最近増えてきているんです。その現場の賑やかさは、めいめいもはしゃぐときははしゃいでいたんですけど、8人になってもほとんど変わらないんです(笑)。そこは大丈夫なんですけど、めいめいはすごくしっかりしていた部分があったので、そこが無くなるとすごく大変だなって。めいめいが抜けた状態でのお仕事のときにつくづく思います。--田村さんが卒業をメンバーに発表したとき、嫌がるメンバーはいなかったの?
田村芽実:そんな露骨に嫌がるメンバーはいなかったですね。それぞれ卒業することを伝えるシチュエーションやタイミングが違ったんですけど、和田さんは一緒にご飯を食べに行ったときにお話した感じです。会社の人とお話もして卒業することが決まった後に「私、もう卒業するんです」って。 和田彩花:その伝え方がおかしかったんですよ! こっちに向かってくるときの顔がずっとニヤニヤしてるんですよ。気持ちを隠す為に笑っていたんだとは思うんですけど、「これは嬉しい事があったんだ! なんだろ~?」と思って、どんな話が聞けるのかすごく楽しみにしちゃって! そしたら「卒業します」だったから「おぉ!」って余計に驚きました。--寂しかった?
和田彩花:寂しかったですね。一番仲良かったというか、お仕事の上でもすごく信頼していたし、とても良いパートナーだとも思っていて、プライベートでも気兼ねなく遊びに行けるのがめいめいだったので、そこは素直に寂しいなって思います。--寂しがるメンバーを見ていてどんな気持ちになります?
田村芽実:卒業を決めて発表するときは「申し訳ない」って気持ちがすごく大きくて……裏切るような感覚がすごく強かったんですよね。それはもうメンバーに対してだけじゃなくてファンの皆さんに対しても。でも誰もにいつかこのときは来る訳ですし、私にはずっと抱いている夢があるので、そこへ向かうタイミングは早いのかもしれないんですけど、その分、今までずっと全力で走り続けてきたので、残りの時間は誰よりも……本当に誰よりもこのアンジュルムに捧げようって思っています。--同期メンバーにとって「田村芽実、卒業」は過去最大にショッキングなトピックだったと思うんですが、それぞれどんな反応だったんですか?
アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.))
--冗談だと思っていたってこと?
田村芽実:そうです(笑)。で、タケ(竹内朱莉)にはちょっと……やっぱり言いづらかったんですよね。 和田彩花:じゃあ、バラバラに伝えたの? 田村芽実:りなぷーとかななんに先に言って、その後にタケも含む2期メンバー4人でカフェに行ったとき、私が卒業する前提でタケ以外の3人は話しているものですから、1人だけ「???」なんですよ。一同:(笑)
田村芽実:そしたら「1人だけ知らないのも可哀想だからタケにも言ったら?」って言われて、「うん。めい、卒業するんだ」って。--えー、雑っ!
和田彩花:アハハハ! 田村芽実:それまで何で伝えられなかったって言ったら、りなぷーとかななんは「いいよ」って優しく反応してくれると思っていたんですけど、タケは和田さんと同じで「一緒に頑張っていこう!」って想いが結構強かったので、言い出せずにいたんです。でもそのタイミングでちゃんと言うことが出来て良かったです。--で、タケちゃんはどんな反応だったんですか?
田村芽実:ちょっと黙ってました。ビックリし過ぎたみたいで、ちょっとしてから「今、すごくビックリしてるんだ」って言ってて……、後々「すごく寂しい」って言ってくれました。- 私たちは6人のときから「どこにも負けてない」的な意識がずっとあった
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リリース情報
次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる
- 2016/04/27
- 初回生産限定盤A[HKCN-50481(CD+DVD)]
- 定価:1,728円(tax in.)
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関連リンク
Interviewer:平賀哲雄
Photo:内山直也
次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる
2016/04/27 RELEASE
HKCN-50481 ¥ 1,760(税込)
Disc01
- 01.次々続々
- 02.糸島Distance
- 03.恋ならとっくに始まってる
- 04.次々続々 (Instrumental)
- 05.糸島Distance (Instrumental)
- 06.恋ならとっくに始まってる (Instrumental)
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