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videoolio vol.27: バーディー ~欧州を席巻する若き歌姫の生い立ちからヒット・ナンバー、そして最新曲までをご紹介
旬なアーティスト、注目のバンドなどをビデオを通じて紹介する【videoolio】。今回フィーチャーするのは、弱冠20歳にして欧州を席巻するシンガー・ソングライター、バーディー!10代前半からその透明感あふれる歌声でヨーロッパを中心に注目を浴び、4月には3rdアルバム『ビューティフル・ライズ』をリリースしたイギリスの若き歌姫が7月に1日限りの初来日公演を開催する。いまや世界を虜にする彼女の生い立ちからヒット・ナンバー、そして最新曲までをまとめてチェックしてみよう。 ◎過去のvideoolioはこちらから>>>
1996年5月15日生まれ。英国ハンプシャー出身のシンガー・ソングライター。音楽一家に育ち、コンサート・ピアニストの母の影響で、幼少期よりピアノとソング・ライティングを始める。2008年、英国で最大規模の音楽コンクール『Open Mic UK』にて、2,000人ものオーディエンスを前に、自ら作詞・作曲したオリジナル曲「So Be Free」を歌い、18歳以下部門で見事優勝。メジャー契約を結んだ。当時若干12歳、バーディーのピュア・クリスタル・ヴォイスとインタビューの様子がこちら。演奏直後のインタビューでは「数千人の前で演奏してみてどうだった?」という質問に対し、「少しキーを間違えちゃったけど、すごく素晴らしい経験だった」と語る初々しい姿がうかがえる。ここからアーティスト“バーディー”としてのキャリアが始まっていった。
“バーディー”という名前は小さい頃に両親がつけてくれたニックネームだと語るバーディー(本名:Jasmine Van den Bogaerde)。ビデオクリップ『About Birdy』では、バーディーの名前の由来、7歳のときにお母さんに教えてもらったピアノや初めて書いた歌について、学校と音楽の両立、彼女が有名になってからも今までと同じように接してくれる友達について、という4つのテーマからなるエピソードをバーディー自身が語っている。
2011年、14歳でリリースした、ボン・イヴェールのカヴァー曲である大ヒット・ナンバー。この曲がきっかけで、英国の次世代を代表するスター候補生の一人として注目を集める存在になった。この曲は英国で15万以上のダウンロードを記録し、iTunesで10位、全英シングル・チャートで17位を獲得。2012年にはアメリカの人気テレビ番組『The Ellen DeGeneres Show』でも演奏している。また、オーストラリアでもシングル2位を記録した。公式ミュージックビデオは、マルーン 5やピンク、ビヨンセなど多くの人気アーティストのミュージックビデオを手掛けてきたソフィー・ミュラーによって制作された。
ファースト・アルバム『Birdy』に収録されているこの曲は、「Skinny Love」、「Shelter」に続くサード・シングル。こちらもオーストラリアでシングル10位、ドイツでは3位を記録しており、オーストラリアではプラチナレコード、またベルギーではゴールドレコードとして認定されている。この曲は“人を助けるのも他ならぬ人である”という内容になっており、ミュージックビデオでは、パリの街並みと日常風景の中での人々の繋がりをモノクロという独特の世界観で上手く表現している。
2013年にセカンド・アルバム『Fire Within』の先行シングルとしてリリースされ、2014年には、映画『ニューヨーク 冬物語』(原題『Winter’s Tale』)の主題歌として使用された。2015年には、アコースティックバージョンが、英国の銀行Lloydsの250年記念のテレビ広告の挿入歌として採用され、オリジナルがUKヒットチャートで8位まで再び上昇した。これをきっかけに、アコースティックバージョンも追って発売されている。アコースティックギターとピアノ、そしてバーディーの美しい歌声で奏でられている。
2016年1月1日に最新アルバム『Beautiful Lies』から先行シングル曲として発売されたこの曲は、バーディー本人とスティーヴ・マック(シャキーラ、ワン・ダイレクション他)がプロデュースを手がけた。英BBCの2016年の幕開けを飾るTVプログラムCMスポットにも使用され、新年を迎えた直後に放送されると多くの人々の注目を集めた。また、4月にはアメリカのテレビ番組『TODAY』に出演し、この曲をパフォーマンスしている。今までのバーディーの曲調とは少し違った、ポップでキャッチ―な楽曲となっている。
最新アルバム『Beautiful Lies』の収録曲。このアルバムはバーディーにとって10代の締めくくりであると同時に20代に突入する彼女にとって重要な作品と言える。そんな彼女が英国の人気オーディション番組『The Voice UK 2016』で最新アルバムから「Wild Horses」を披露したときの様子がこちら。この番組放送後、英BBCのインタビューにて、「ピアノはあなたにとって仕事の道具であると同時に、心地よいブランケットのような安らげる場所でもありますか?」という質問に対し、「その通りよ。ピアノが私の歌声を後押ししてくれるような感じもするわ。」と答えている。
マムフォード・アンド・サンズからオファーを受け、ピクサー映画『メリダとおそろしの森』のために歌ったこの曲は、2013年に【第55回グラミー賞】にて「最優秀楽曲賞・映画、テレビ、その他映像部門」にマムフォード・アンド・サンズと共同でノミネートされている。その他にも、欧米で10代、20代に人気の映画などに積極的に楽曲を提供しており、映画『ハンガー・ゲーム』では、バーディー自ら「Just a Game」をライオンズゲート社に売り込み採用されている。さらに、映画『きっと、星のせいじゃない。』では、「Tee Shirt」、「Best Shot」(with Jaymes Young)、「Not About Angels」の3曲を提供している。
2012年、ロンドン夏期パラリンピックの開会式では、コールドプレイ、リアーナ、ジェイ・Zなどのスーパースターのパフォーマンスもある中、バーディーはAntony Hegartyの楽曲「Bird Gerhl」をピアノの弾き語りで演奏した。その時の様子がこちら。ロンドン・パラリンピックは開催国のイギリスでオリンピックに引けを取らないほど注目度が高く、開会式は約1120万人が視聴したという発表もあった。世界中が注目するイベントで歌う姿は、16歳とは思えない堂々としたものであり、この曲の内容に合わせ、空中を鳥のように飛ぶパフォーマンスと共に、彼女の美しく優しいピュアな歌声は観客を魅了し、大会の始まりを盛り上げる一役を担った。
来日公演情報
BIRDY
2016/7/20(水)
ビルボードライブ東京
[1stステージ] 開場17:30 開演19:00
[2ndステージ] 開場20:45 開演21:30
元ASHのメンバー、シャーロット・ハザレイの参加決定!
Member:
バーディー(Vocals)
リチャード・エヴァンス(Bass, Guitar, MD)
ヘイゼル・ミルズ(Keyboards, BGV)
シャーロット・ハザレイ(Guitar, BGV)
ジョエル・グレインガー(Strings, BGV)
ジェイ・シコラ(Drums)
>>公演詳細はこちら
関連リンク
ビューティフル・ライズ
2016/04/20 RELEASE
WPCR-17075 ¥ 2,178(税込)
Disc01
- 01.グローイング・ペインズ
- 02.シャドウ
- 03.キーピング・ユアー・ヘッド・アップ
- 04.ディープ・エンド
- 05.ワイルド・ホーセズ
- 06.ロスト・イット・オール
- 07.シルエット
- 08.リフテッド
- 09.テイク・マイ・ハート
- 10.ヒアー・ユー・コーリング
- 11.ワーズ
- 12.セーブ・ユアセルフ
- 13.アンブロークン
- 14.ビューティフル・ライズ
- 15.ビーティング・ハート
- 16.ウィンター
- 17.ギブ・アップ
- 18.スタート・アゲイン
- 19.レット・イット・オール・ゴー (日本盤ボーナス・トラック)
- 20.ライツ (日本盤ボーナス・トラック)
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