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MICHI『リアリ・スティック』インタビュー
J-POPではなかなか超えられない壁かもしれないですけど、アニソンは超えられる。
だからアニメって良いんですよね! 世界がフィールドっていう。
日本でアニソンクイーンになったら世界のアニソンクイーンになれるんです。
アニメ『クロムクロ』エンディングテーマにして自身3枚目のシングルとなる『リアリ・スティック』を発表した、沖縄初のアニソンシンガーMICHI。自身が歌うアニソンの可能性=MICHIの可能性を語る。
自分が好きなキャラクターへの愛ゆえの「ピー!」もあります(笑)
--先日、20歳のバースデーを記念してのフリーライブ【MICHIバースデーイベント~はたちだョ!全員集合~】を開催しましたが、いかがでした?
▲【MICHI】3rd Single「リアリ・スティック」MV Short ver.【クロムクロ】
--お客さんの反応がデビュー当時のイベントとは比較にならないぐらい良くて。
MICHI:本当に違いました。お客さんの数だけでも6倍ぐらい増えて、エントリーしてくれた人の数はもっと多くて、そういう意味でも「ちゃんと成長できてるんだ」って実感できるイベントでもありました。--めちゃくちゃはしゃいでるお客さんもいて「良い現場になったなぁ~」って。
MICHI:ハハハ! オタクに免疫のない事務所の先輩も観に来てて「すごくビックリした」って言ってました(笑)。あと、私の親友も来てたんですけど、その親友は本当にMICHIのファンなんです。MICHIとプライベートの私は別人として捉えてて、ファンの段階をちゃんと踏みたいと。だからファンの皆さんと同じようにちゃんとエントリーして、それでライブに来て毎回泣く。「遠くに行っちゃうんじゃないか」って不安になるらしいんです(笑)。--(笑)。あの日はアニソンカバーも披露していましたが、EGOISTの曲まで歌いだしてビックリしました。
MICHI:私がアニソンシンガーとなる道へ進むひとつの重要な曲だったので、あの曲は歌いたかったんです。でも歌うっていうことは直前ぐらいに決めたんですよ。難しい曲なのでライブで披露する前に歌ってみて、スタッフさん的にちゃんと歌えなかったらNGだったんです。それぐらい試練の曲ではあったんですけど、「ホームだし、攻めよう」っていうことで歌いきりました。--なんでそんなにEGOISTが好きになったの?
MICHI:それは完全に『ギルティクラウン』です。それから私が好きなアニメの主題歌とかエンディングテーマを歌っていることが多くて、ゲータンのメンバーもEGOISTさんの曲はすっごい好きなんですよ。だからカラオケでもドライブでも常に歌っていて、そのことを知っている例の親友は「なんで「The Everlasting Guilty Crown」歌うの~~」ってまた泣いてました(笑)。--その前に、今「ゲータン」って誰もが知っているように語っていることに驚きました。
一同:(笑)--ゲータンの皆さんは元気ですか?(※ゲータン……MICHIがアニメ不毛の地でもある地元・沖縄のアニヲタ仲間たちと結成したアニヲタ組織。沖縄ではオタクを「ゲッター」と呼び、それと女友達の集まりということで『グータンヌーボ』と組み合わせ、ゲータンと名付ける事になった。詳しくは過去のインタビューにて)
MICHI:7月16日に幕張でアニメフェスがあるんですけど、それにみんなで行きまーす!ゲータン初の東京遠征です。--そのタイミングでゲータンに取材させて下さいよ。テーマ「アニメ」で語ってもらえれば……
MICHI:そんなの大変なことになります! 顔はキレイな女の子が多かったりするんですけど、喋らせたらみんな残念なんです! まだ私がデビューする前から「ゲータンでいつかテレビ出たいよね? 絶対面白いと思う!」って言ってたんですよ。だけど「常にピー!ピー!ピー!だよね」って(笑)。ずっと「ピー!」になるような人たちなんです!--どういう「ピー!」なの?
MICHI:●●的な「ピー!」です(笑)。--それは厳しいかもね(笑)。
MICHI:もちろん自分が好きなキャラクターへの愛ゆえの「ピー!」もありますし(笑)。 スタッフ:みんなでMICHIが出る【音霊-OTODAMA SEA STUDIO-】のライブ来ないの? そのフェスの翌日。 MICHI:みんな翌日もそのフェスに行くんです……。--MICHIよりアニメフェスを取るんだ?
MICHI:私とライブは観に行くけど、私のライブは観ずに帰る。 一同:(笑)--そんな破天荒なゲータンメンバーのMICHIさんも成人になりました。ベタな質問ですが、二十歳になって意識的に何か変わった?
MICHI:責任感が変わりました。いろいろ年金とか健康保険とかね……--自分で払わなきゃいけないからね(笑)。
MICHI:二十歳になると、こういうのが一斉にやってくるんだと思って「子供でいたい」って思いました。支払いが増える! そういう意味で責任感が違う。あと、もう親に頼れない。ケータイの契約とか未成年だったから何かある度に沖縄のお母さんの許可とか頼らなきゃいけなかったけど、そういうこともこれからは自己責任。それは自由になったということでもあるんですけど、寂しい部分でもありますね。--MICHIにとっての十代はどんな人生だった?
▲【MICHI】Debut Single「Cry for the Truth」MV (FULL)【六花の勇者】
--「沖縄初アニソンシンガー、二十歳」面白いですけどね。なんで「二十歳を押してくるんだ?」っていう(笑)。
MICHI:そうなるじゃないですか! だから「19歳」って強かったんだなって。よく「え、19歳なの?」って驚かれていたんですよ、私の見た目は19歳に見えないらしく。なので、ずっと19歳でいたかったです。--そんな最強だった十代を経て、これからの二十代はどうしていこうと思っているんですか?
MICHI:「飛躍」の一言です。デビュー1年にもなりますし、まだまだアマちゃんではありますが、もうそんなことは言ってられないですよね。ステージに立つからには芸歴何十年の方とも一緒じゃないですか。私も十年も二十年もやってる人と変わらない、もしくはそれ以上のパフォーマンスを見せていかないといけないなって。あと、欲を言えばもう少しオトナの余裕が持てるようになりたいですね(笑)。- いちアニメ視聴者目線で言っても、ビジネスアニヲタはいますよね(笑)
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Interviewer:平賀哲雄
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