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DJ OSSHY『ディスコ・トレイン3』リリース・インタビュー ~ 温故知新で楽しむ“平成型ディスコ”の魅力を語る

 近年、これまでにない(再)盛り上がりを見せる国内ディスコ・ムーブメント。その紹介者として、番組や自らのイベントで80sディスコの魅力を伝えてきたDJ OSSHYがこの11月、彼が司会をつとめるテレビ番組『Disco Train』のオフィシャル・ミックスCD第3弾をリリースした。ディスコのノン・ストップ・ミックスCDとしては異例のヒットとなった第1弾、第2弾に続きリリースされた今回の第3弾。DJ OSSHYが提言する“平成ディスコ”をテーマに、アバからLMFAOまで、時代を跨いだ選曲で幅広いリスナーに届くディスコ・ミックスを目指す。

 今回はそんなDJ OSSHYにインタビュー。現在のディスコ・ムーブメントや新作『Disco Train 3』への思い。そして、今なお堂々たる現役で活躍するディスコ・レジェンド達の音楽の魅力まで、幅広い質問に応えてくれた。

「昼のディスコ」の反響から“平成ディスコ”へ

――最近は「ディスコがまた盛り上がっている」と様々な方面から聞きます。


▲『ディスコ・トレイン3』

DJ OSSHY:僕のイベントにも、ディスコ/クラブの初心者がすごく増えてます。あと、一時期そういう夜の踊り場から足が遠のいけど、僕が番組で打ち出している「安心・安全・健全」みたいなイメージなら、もう一度行ってみようかなという人もいます。ダンスが上手な人ばかりではなく、色んな人が居て現場は盛り上がっていますね。

――それはやはりOSSHYさんが番組を始めた頃からの現象だと感じますか?

DJ OSSHY:そうですね。4年前の2011年、InterFM897で『RADIO DISCO』っていうラジオ番組を始めました。現在の流れはその頃からのものだと思います。昼間のオビの時間帯に生放送でディスコを紹介する番組で、やっぱり当時もソウルとかダンスとかは夜のイメージが強かったので、業界的にも衝撃だったみたいですね。

 そのラジオの放送を『Disco Train』のプロデューサーさんが聴いていたらしくて。当時、彼は病気で長期の入院をしていて、番組からすごく元気を貰ったそうです。退院後すぐに「テレビでああいう番組をやりたい」というお話を頂いて、ラジオの1年後に『Disco Train』が誕生しました。なので、きっかけになったのはラジオの方なんですよ。

――4年前にラジオ番組を始めた時、ここまで広がるポテンシャルはあると思ってましたか?

DJ OSSHY:はい。個人的には80年代の音楽の力強さが再認識される時代が絶対に来るだろうと思ってました。なおかつ、健全な形で、ディスコ・ミュージックを親子2世代で楽しむ時代が来るだろうと思って。企画書を作ってラジオ各局にも出してたんですよ。

--その時も昼の番組として企画を出していたんですか?

DJ OSSHY:いえ、その時は夜の番組として考えていて、「昼のディスコ」っていう発想は僕にもなかったです。でも、ちょうど4年前、InterFM897は第2開局のような時期で、他局には無いようなゲリラ的な番組ばかり編成していたんです。「昼のディスコ」はその中の一つにとしてあったんですよ。正直、僕も最初はかなりの博打だなって思ってたんですよ。でも、いざ始めてみたら放送初日から反響がすごくて。

 もちろん今でも夜にディスコを聴きに行く場所はあるんですけど、子育て中の奥様方や主婦の方など、色々な事情や物理的な条件から、そういう場所には行けない方もたくさん居て、そういう方々から押し寄せるようにメールを頂きました。“ディスコ・ミックスを生でやる”ことがテーマのラジオ番組なので、掛ける曲も夜と同じセットで、ディスコがバーチャル体験できるようなイメージでやっています。バースデー・コールを入れたり、チークタイムを作ったり、僕のトークもマイクにエコーをバンバン効かせてやったり。中にはうるさいと感じられるリスナーの方もいたみたいですが、圧倒的に支持が多かったですね。

 加えて、番組を続けていくうちに「ディスコって、不良っぽいイメージがあったけどイメージが変わった」という感想を下さるリスナーもたくさんいました。そういう方々が、僕が番組とかで告知したイベントにも実際に来てくれて、「ラジオのイメージ通り、全然不良じゃない!」「しかも、ジャケット着てDJをやってる!」みたいに、今までの既成概念が取り払われて、普通のディスコやクラブとは違う印象を受けたという感想を下さいます。

――逆に、既存のイメージがお客さんを遠ざけているだろうという感覚はあったんですか?

DJ OSSHY:それはありました。なにせ僕の両親がそうでしたから。昔の世代の人からすると、不良の溜まり場という印象がいまだにあって。当然、ディスコの歴史は元々はそういう場所なんです。でも、やっぱり普段ネクタイをして働いてるような人は、そういうイメージが拭えなくて、足が止まっちゃってるような部分はあるんじゃないかなと思ってました。そういう中で1人ずつでもイメージを変えていけたら良いんじゃないかと思っていて。両親からも早速「不良っぽいとは余り感じなかった。こういう路線で良いんじゃないか」ということを言われて、自分としても後押しされましたね。

 あと、昼間にディスコ番組をやったことで新しいマーケットを開拓した感じもありましたね。昼の生活者にリーチしたというか。普段から夜遊びを楽しんでる人たちはもちろん、そこに昼間からのお客さんが合流してパイが広がった。普通のOLやサラリーマンが新しいファンになってくれましたね。そういうのはここ数年の感覚としてあります。(『Disco Train』の)CDに関しても、シリーズを重ねる毎に聴いてくれている人が増えているようなので、そういう意味でも、最近の流れと合致したのかなと思いますね。

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(V.A.) アバ ジョージ・ベンソン メル・ブルックス ダイアナ・ロス クール&ザ・ギャング セントラル・ライン レヴェル42「ディスコ・トレイン3」

ディスコ・トレイン3

2015/11/04 RELEASE
UICZ-1608 ¥ 2,640(税込)

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Disc01
  1. 01.ダンシング・クイーン
  2. 02.ターン・ユア・ラヴ
  3. 03.イッツ・グッド・トゥ・ビー・ザ・キング
  4. 04.アップサイド・ダウン
  5. 05.ゲット・ダウン・オン・イット
  6. 06.ウォーキング・イントゥ・サンシャイン
  7. 07.レッスンズ・イン・ラヴ
  8. 08.レット・ザ・ミュージック・プレイ
  9. 09.クロス・マイ・ブロークン・ハート
  10. 10.ファシネーション
  11. 11.シー・トークス・トゥ・ミー・ウィズ・ハー・ボディ
  12. 12.ワード・アップ
  13. 13.ドゥ・イット・ナウ
  14. 14.スーパー・レディ
  15. 15.ミス・ミー・ブラインド
  16. 16.コンガ!
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