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videoolio vol.23: Sean Paul ~来日迫るショーン・ポールのヒット・ナンバーをビデオとともにプレイバック~
旬なアーティスト、注目のバンドなどをミュージック・ビデオとともに紹介する【videoolio】。今回フィーチャーするのは、ビルボードライブ8周年を記念したプレミアム・ステージ第一弾として8月に来日を果たすダンスホールレゲエの帝王ショーン・ポール。これまで米ビルボード・シングル・チャートでは3度の1位に輝き、ビヨンセ、リアーナ、メジャー・レイザー、エンリケ・イグレシアス、バスタ・ライムスらのトップ・アーティストとのコラボ経験を持つ彼の大ヒット・ナンバーをプレイバック! ◎過去のvideoolioはこちらから>>>
ジャマイカ出身のショーン・ポールの名を世界中に知らしめたのが、2ndアルバム『ダッティ・ロック』からシングル・カットされた2002年リリースのこの曲。中毒性抜群のリズムが印象的なこのナンバーは世界的大ヒットとなり、イギリスのシングル・チャートで1位、米ビルボード・シングル・チャートでは4位を獲得。この曲のオフィシャル・リミックス「Gimme the Light(Pass the Dro-Vosier remix) 」はバスタ・ライムスをフィーチャー。
次なるシングルとなった2003年のこのナンバーでは、米ビルボード・シングル・チャート3週連続1位という快挙を成し遂げる。曲のヒットに後押しされ、『ダッティ・ロック』はアメリカ国内で200万枚を売り上げ、第46回グラミー賞で<最優秀レゲエ・アルバム>を受賞。MVの後半に登場するショーンの実弟が次のシングルとなった「ライク・グルー」の名をアナウンスすると同曲のクリップが1分近く流れるという異色のエンディングにも注目したい。この年の【MTVミュージック・ビデオ・アワード】では<ベスト・ダンス・ビデオ賞>にもノミネートされた。
同年8月にリリースされたのは、ビヨンセの人気を不動のものにした『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』収録のショーンをフィーチャーしたこのナンバー。曲が書き上がった際にビヨンセ自身のアイディアでショーンを起用。民族音楽風のエキゾチックなメロディーにビヨンセの極上ヴォーカルとショーンのラップが絶妙に絡み合い、“R&B・ミーツ・ダンスホール最高峰”と称された。米ビルボード・シングル・チャートでは圧巻の9週連続1位をマークし、ビヨンセとショーン両者にとって1位保持最長記録となった。この年の【MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード】では、2人によるこの曲のライブ・パフォーマンスも実現している。
全編ジャマイカでレコーディングされた2005年リリースの3rdアルバム『ザ・トリニティー』からの1stシングル。米ビルボード・シングル・チャート6位をはじめ、英シングル・チャート2位、ヨーロッパ各国でTOP10にランクイン。映画『マッド・マックス』的な(?)MVには曲に合わせて火を噴く“パイロ・カー”やカラフルなネオンが輝くパーティー・バスならぬ、パーティー・トラックも登場。現在注目度ナンバー1の次世代R&Bプリンセス=ティナーシェが「2 On」でこの曲をサンプリングしたことでも知られる。
ショーンにとって3曲目の米ビルボード・シングル・チャートNo.1トラックとなり、17週に渡りTOP10圏内にチャートインし続けた大ヒット・ナンバー。米ビルボード年間シングル・チャートでは2位、第49回グラミー賞では<ダンス・ソング・オブ・ザ・イヤー>を受賞。曲のタイトルにちなんで、MVには春夏秋冬のシーンが散りばめられており、春のシーンには桜も登場。ラストのガレージでシークエンスでは『ザ・トリニティー』収録の「ブレイクアウト」のパフォーマンスも披露される。
近年では大スターとなったチャニング・テイタム主演の青春ダンス映画『ステップ・アップ』に起用された1曲。王道R&Bチューンからストリート感溢れるヒップ・ホップ・ナンバーまで歌いこなすキーシャ・コールをフィーチャーし、2人の個性的がぶつかることなく、最大限に活かされたコラボ・トラック。映画のヒットを受け、米ビルボード・シングル・チャート3位、ラップ・チャートでは1位を獲得。映画のシーンが随所に挿入されたMVには、若きしチャニングを含む映画出演陣も参加。
ジャマイカ人アーティストによってレコーディングされた作品として初の米ビルボード・ラップ・チャート1位という快挙を成し遂げ、グラミー賞にもノミネートされた2009年の4thアルバム『インペリアル・ブレイズ』からのナンバー。従来のパーティーやダンス・シークエンスをメインとしたMVとは一味違った大人っぽく、ロマンチックな内容に仕上がっており、ショーンの相手役を務めるのは全米のティーンに大人気のTVシリーズ『プリティ・リトル・ライアーズ』でエミリー役を演じるシェイ・ミッチェル。また、この曲にはケリー・ヒルソンをフィーチャーしたバージョンも存在する。
シェルバック、ベニー・ブランコ、スターゲイトなど著名プロデューサーを多数起用し、ポップ・オリエンテッドな作品作りを目指した2012年の5thアルバム『トマホーク・テクニーク』。アルバムからの1stシングルとなるこの曲は、ジェイ・Zに見初められた若き実力派シンガー=アレクシス・ジョーダンをフィーチャーし、ライアン・テダーがプロデュースを担当。MVをラスヴェガスのハード・ロック・ホテルで撮影するなど、楽曲を含め“アメリカナイズ”されているのが興味深い。ところがアメリカではそこまでヒットせず、オーストラリアやヨーロッパなどの国々で爆発的にヒットし、軒並み1位を記録、当時クラブ・アンセムにもなった。
米ビルボード・レゲエ・チャート初登場1位を記録した2014年リリースの最新スタジオ・アルバム『フル・フリークエンシー』のオープニング・ナンバーで、EDMにも通ずるアッパーなメロディとは裏腹にシリアスな内容の1曲。異色なナンバーにも思えるが、以前スクリレックスともコラボをしたことがある同郷のレゲエ・アーティスト、ダミアン・マーリーをフィーチャーしており、本国ジャマイカでは1位を記録。様々なジャンルを取り入れ、ダンスホールの新たな可能性を追求し続けるショーンの新たな真骨頂として高く評価された1曲。
ビデオメッセージ from ショーン・ポール
来日公演情報
~Koda Kumi 15th Anniversary Premium Live ~2015年8月2日(日)
会場:東京・国立代々木競技場第一体育館
<出演アーティスト>
倖田來未/Sean Paul/AK-69/Blistah/DJ HASEBE/TEEDA and more…
INFO: a-nation0802koda.com
BBL 8th Anniversary Premium Stage
ショーン・ポール
ビルボードライブ大阪:
2015年8月3日(月)
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ東京:
2015年8月5日(水)~6日(木)
>>公演詳細はこちら
※本公演は1日1ステージ(90分)のみとなります。
INFO: www.billboard-live.com
関連リンク
フル・フリークエンシー
2014/03/05 RELEASE
WPCR-15533 ¥ 2,703(税込)
Disc01
- 01.ライオット (feat.ダミアン“ジュニア・ゴング”マーリー)
- 02.エンターテインメント 2.0 (feat.ジューシー・J、2チェインズ&ニッキー・ミナージュ)
- 03.ポルノスター (feat.ナイラ)
- 04.ウォント・デム・オール (feat.コンシェンス)
- 05.ヘイ・ベイビー
- 06.ウィキッデスト・スタイル (feat.イギー・アザリア)
- 07.デンジャラス・グラウンド (feat.プリンス・ロイス)
- 08.イッツ・ユア・ライフ
- 09.テイク・イット・ロウ
- 10.エニイデイ
- 11.ライツ・オン
- 12.レガシー
- 13.アザー・サイド・オブ・ラヴ
- 14.ターン・イット・アップ
- 15.トーレスト (日本盤ボーナストラック)
- 16.ライツ・オン (リミックス feat.Ms.OOJA) (日本盤ボーナストラック)
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