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さくらももこ×シンガー琵奈子による新ユニット“イエローパープル”初ライブ記念特集

“イエローパープル”初ライブ記念特集

さくらももこ×シンガー琵奈子による新ユニット

おしゃれでかっこいい音楽をお贈りしたい!とさくらももこが声を上げ、賛同したシンガー琵奈子とで結成されたちょっと特殊なユニット、イエローパープル。5月18日にリリースした、さくらももこの描き下ろしマンガ付の1stアルバム『まんが倶楽部 創刊号』を記念し、6月4日に恵比寿LIQUID ROOMで初ライブ「まんがの時間」が開催される。ゲストにいとうせいこうを迎え、さらにさくらももこ本人もチラッと出演するという初ライブ。一体、なにが飛び出すのか?!

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先達のイエローの皆様に恥じないように

“vamps”
▲ 「Loop」MV

--イエローパープルというユニット名の由来を教えてください。

さくらももこ:イエローパープルという名前はふと思いついたのです。クレイジーで大人っぽい感じがする色の組合わせかなと思って、ちょっとカッコイイし、外国のミュージシャンみたいだし(笑)。YMOもイエモンも『イエロー』が付いていますので、『イエロー』をつけるからには先達のイエローの皆様に恥じないようにがんばりたいと思います。

--今回、ユニットを結成するにあたって、琵奈子さんと出会ってどんな印象を受けましたか?

“イエローパープル”初ライブ記念特集

さくらももこ:とても利発で感じが良い、かわいらしい女の子だなと思いました。ちょっとエキゾチックなミステリアスな感じがするところも琵奈子ちゃんの良いところです。歌に関しては、とても声質が良く、いろんなタイプの曲が歌えそうだと思いました。なので、恋愛の歌から、魂の根源に触れるようなイメージの歌やお祭り騒ぎみたいな歌まで、幅広く作詞を楽しんで書いています。

--今回の作品は、どうやって作り上げていったんですか?

琵奈子:全て歌詞を先に書いていただいて、その後 曲を付けました。歌詞を書く段階でだいたい曲のイメージが浮かんでいるそうなので、歌詞を受け取る際にそのイメージを聞いて、そこから曲を作り始めます。今回のアルバムに収録されている楽曲は、マンドリン奏者の井上太郎さんと私で作曲とアレンジをしているので、3人でたくさん話し合って一曲ずつ作りました。

--さくらさんの書かれた歌詞を見て、どんな印象を受けましたか?特に気に入っているフレーズはありますか?

琵奈子:私も、普段歌詞を書きますが、自分の歌詞は、ありふれた日常の中で感じる気持ちや情景に的を絞って書くことが多いです。でも、さくらももこさんの歌詞はテーマがもっと壮大で。今まで使ったことのない単語がたくさん出てくるので、とっても新鮮でおもしろいです。好きなフレーズだらけですが、特に好きなのは「わらおも~渋谷コントセンターのテーマ」“人は争い 文明は滅び それを繰り返す ナンセンスなセンス”“人はとまどい 大地を汚し それを見返らぬ クレイジーな麗人”です。

私もコント的にチラッと出ます

“vamps”
▲ 「ロマンティックタイム」MV

--初ライブへ向けた意気込みをお願いします。

琵奈子:私が幼い頃、幼稚園の教室内で「おどるポンポコリン」を大声で歌って踊っていたら、先生に怒られて廊下に立たされたことを今でも思い出します。(笑) まさか自分がさくらももこさんとユニットを組める日が来るなんて!とても光栄です。人生は突然の連続ですね。さくらももこさんの歌詞のイメージや世界観を表現できるように、一言ひとこと大切に歌いたいと思います。

さくらももこ:琵奈子ちゃんの歌声はもちろん、井上太郎君達の演奏のすばらしさもぜひお楽しみ下さい。皆、とても腕の良いプレイヤーです。ゲストのいとうせいこうさんのラップとMCも見どころです。私もコント的にチラッと出ます。静岡の仲の良いアーティストも、チラッと出てくれるかもしれません。コント的にですが(笑)。

“イエローパープル”初ライブ記念特集

琵奈子:今回リリースしたアルバム『まんが倶楽部 創刊号』はCDとまんががセットになっていて、私の大好きな「神のちからっ子新聞」も入っています。目で耳で楽しんでいただける作品なので、こちらも是非お手に取ってご覧ください!

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