Special
Especia『Primera』インタビュー
メジャーデビューアルバム『Primera』を携え、現在「こんなに安いクアトロツアー、見たことない!」と破格のチケット料金で全国ツアー【Especia CLUB QUATTRO Tour “Brisa de Primavera”】を敢行中のEspecia。今回の特集インタビューでは、1人でも多くのリスナーにライブ会場へ足を運んでほしいという想いと、アルバム『Primera』をもっともっと多くの人へ届けたいという想いから、同作収録の全9曲をメンバー自ら体現したものとなっている。1曲1曲じっくりと堪能していただきたい。
Especia:冨永悠香(はるかちょ/リーダー)
脇田もなり(もなり/こまり系)
三ノ宮ちか(ちかぶぅ/家畜系)
三瀬ちひろ(ちひろ/クールビューティー)
森絵莉加(えりりん/ちょい悪系)
Interviewer:平賀哲雄
Photo:Jumpei Yamada
01.ウィー・アー・エスペシア~泣きながらダンシング~
~私は小さい頃から人前で歌うのが夢でした
a)各メンバーが歌手/アイドルになった理由
冨永悠香:歌詞にある通り、私はちっちゃい頃から歌手になるのが夢で、高3のときに受けたオーディションがきっかけでレッスンを受けさせてもらえるようになって。で、堀江系ガールズグループ(後のEspecia)に入ることになるんですけど、最初は入らないでおこうと思ってたんです。歌って踊れるアイドルじゃなくシンガーソングライターになるのが夢だったので、楽器を弾いて歌うことしか頭になかったんですよね。でも背中を押されて頑張ってみることにして、実際にEspeciaの活動が始まってからは超ハマりました。 森絵莉加:ゲームの『ラブandベリー』のCMに出てみませんか?っていう募集があって、それでちっちゃいときから子役の事務所に所属してたんですよ。でも中学生になって「遊びたい!」ってそういう仕事を辞めて(笑)。高校に入ってから今度はモデルで芸能の仕事に戻り、それから流れに流れに流れ、ここに辿り着きました。 三ノ宮ちか:私はモーニング娘。さんから影響を受けてると思うんですけど、ちっちゃいときからモーニング娘。さんが出てる番組をいつも録画して、テレビの前で一緒になってよく踊ってたんですよ。小学校の卒業アルバムに「夢はアイドルと歌手」って書いてあるんで、その頃から今みたいな仕事に就くことは意識していたと思います。キラキラしてる可愛らしい世界が好きで、ダンスにもちっちゃいときから興味があったんで。女優になりたい時期もあったんですけど、最終的には歌に戻ってきました。 脇田もなり:小学校4年生のときにたまたま『ミュージックステーション』を観てて、そのときにYUKIさんが「JOY」を歌ってたんですよ。それを目にしたときに感動しちゃって、姉と私でYUKIさんにどハマりして、お母さんもJUDY AND MARY時代の曲とかめっちゃ勧めてきて。そっから歌が好きになっちゃって、YUKIさんのCDも買って収録曲を全部覚えたりして、それをカラオケで歌ったら「上手い」「似てる」とか言われるようになって、「そんな風に言ってもらえるなら歌やってみたいな」って。 三瀬ちひろ:母が洋楽がすごく好きで、私は小さいときから洋楽のミュージックビデオをよく観てて、「すごく楽しそうやな!」「将来、こういう仕事に就けれたら楽しいんやろうな」って思ってたんです。ただ、私はすごく人見知りで、人前に出れるタイプじゃなかったんですよ。なんですけど、高校を卒業するときに「若いうちにしか出来ないことって何やろ?」って考えて、イチかバチかでオーディションを受けてみたら、こういう感じになりました。b)メンバーが脱退していく中でもエスペシアで在り続けようとした理由
三ノ宮ちか:前しか見てなかった。後ろは見てなかった。そこまで誰かが辞めてくことについて深く考えていなかったというか、とりあえず進んでみなきゃ分からないことが多かったので、「やらなきゃ!」っていう気持ちのほうが強かったから、今もここにいるんだと思います。 森絵莉加:辞めた人には興味ないです(笑)。その人の人生だし、関係ないんで。私も「逃げ出したい」って思うことはたくさんあったんですけど、辞めちゃったら自分から逃げることにもなるし、「一回やると決めたんやったらやらないと」って感じですね。 冨永悠香:「やっぱりEspeciaが大好き」それだけでやり続けている感じ。辞めたいって思うことは日常的にあるけど、そう思っても実際に辞めるっていう選択肢は自分の中になくて。逃げ出したいし、ほんま辞めたいし、Especiaなんかなかったらいいのに……とか、そんぐらいまで思っちゃうこともあるけど、絶対に辞めるっていう選択肢はないし。大好きやからこそ、そのことしか考えられなくて、それだけ大事なものだから何かあったらダメージも凄いけど、だからこそ離れたくないって思う。 脇田もなり:芸能をやってる人って普通に生きている人からしたら良いように見えてるじゃないですか。でも芸能をやってる人も普通に生きている人が羨ましいと思ったりする。でもどっちに行ってもイヤなことは付きものやし、「こんなん辞めて普通に働きたい」って一般職に就いても上下関係があったり、厳しいこともある。だったら自分が好きなことで苦しんでるほうが幸せだし、ここにいたいなって思うんです。 三瀬ちひろ:私は今しか出来ないことだと思っているので。これからどうなるかなんて分からないじゃないですか、やっぱり。いつまでも続けていたいけど、先のことなんて分かんないし、今しか出来ないことを今全力でやることしか私は考えていないので。辞めたいと思ったときもあるけど、心の底からそう思ったことは多分なくて、私の今の人生の中ではEspeciaが一番だから、それ以外の道は考えられない。c)あなたの心の“泣きながらダンシング”エピソード
三ノ宮ちか:今はちょこちょこ歌のパートも頂けるようになったんですけど、最初の頃はサビしか歌わせてもらえないのが当たり前だったので、そのときは“泣きながらダンシング”してました(笑)。心の中では「なにくそ!」と思って、その分ダンスを頑張ってやるって思っていたので、みんなの知らないところで歯を食いしばって練習してました。自分のCDなのに自分の声が入っているのかよく分からないのは、すごく悲しかったので。でも今は自分のキャラクターも出来たんで、昔みたいにメソメソはしてないし、「頑張ろう!」って気持ちになってます。 冨永悠香:リアル“泣きながらダンシング”になっちゃうんですけど(笑)、ライブ本番直前に清水さん(Especiaマネージャー)にすごく激怒されて…………なんか、めっちゃ泣きそう。(ボロボロ泣き始める) 一同:えー!? 三ノ宮ちか:今踊っておいたら? 泣きながらダンシング。 一同:(笑) 冨永悠香:なんか「調子乗ってる」って言われて……でもずっと「調子に乗るな」って言われてきたから、自分が芸能人だと思えないぐらい……そういう気持ちでずっとやってきていたのに「調子乗ってる」って言われたから。些細な事件があって、その日新しく発表するリミックスがあったんですけど、そのイントロが長くなっていたのでメンバーで構成を考えなきゃいけなかったんですよ。でも振り付けとか作れないから、適当にノってる感じの振りにしてたら「何それ?」ってなっちゃって。清水さんの許可なくリハーサルで披露したんですけど、「なんで直前で披露すんの? そういうこと自体が調子に乗ってる」って言われて……「本当に調子に乗ったことなんてなかったはずなのにな。それやったらどんな感じで生活したらいいんかな? 奴隷みたいに生活したらええんかな?」って思って……それで号泣してたらいきなりイントロが流れて、涙を拭きながらステージに出たのが本当に“泣きながらダンシング”でした(笑)。d)Especia界隈、ペシストの皆さんへのメッセージ
脇田もなり:Especiaは結構自由にやってる感じがあって、それでペシストのみんなは親近感も湧いてくれてて。ライブもたくさんやらせてもらってるんですけど、毎回のように来てくれたりとか、CDもたくさん買ってくれたりとか、Especiaの音楽性を好きになってくれて、メンバー全員のことを好きになってくれて、Especiaをもっと広めようと思ってツイッターとかで拡散してくれたりして、ペシストさんには感謝の気持ちでいっぱいです。だからこそ今があると思うし。Especia界隈……スタッフの皆さんは良い曲を創って下さったり、私たちが向かっていく道を全部準備してくれて、絶対に先を見せてくれる。私たちが立ち止まることがないように道を作ってもらえているので、それもとても感謝してます。02.インタールード
~インタールード
a)休日の過ごし方
三瀬ちひろ:私は基本的に寝てます。二度寝、三度寝して、気付いたら夕方の5時で、「あ、ご飯食べよう」みたいな。何にもしてない(笑)。 脇田もなり:私は逆にずっと家にいるのが無理で、カフェとか行って。最近はドトールが大好きなんですけど、本読んだり、英会話の勉強したりしています。 三ノ宮ちか:最近はEspeciaもバイトも忙しくて、たまにある休日は体を休ませたいと思って、1日中ふとんの中で過ごしていたんですけど、そしたらたまに友達と会ったときに私だけ知らないことがすごく増えてて。誰々が結婚したとか、昔のバイト先の子が辞めちゃったとか、そういう情報が全然入ってこないんですよ。それで「私って友達とか後輩とか先輩を全然大事にできてないな」って気付いて、もっと周りとコミュニケーションを取ろうと思って遊ぶようにしてます。 冨永悠香:私は普段は大学があるんで、丸々1日休日ってなかなかないんです。だからあんまり遊べてない。ツイッターを見てる人からは「プライベートをエンジョイしてる感出てる。楽しそう」って言われるんですけど、実際は地味です。あと、食べたものを90%以上報告してるから、常に肉とかパンケーキを食べてるイメージがあるみたいなんですけど、そんなことはないです(笑)。 森絵莉加:絵莉加も学校行ってるんで丸々休日はあんまりないんですけど、Especiaの活動がないときは速攻で友達に「今から遊ぼう!」って電話してます。基本的に一人でいることがあんまり好きじゃないんです。だから友達と遊びに行ったり、最近は岩盤浴にハマってるので、みんなで汗めっちゃ流しに行ったりしてます。みんなでマイブームを作って、それを共有して楽しんでますね。リア充? 自分ではそんなつもりはないんですけど、今、みんなの休日の過ごし方聞いてたらめっちゃ地味だったんで(笑)、みんなよりはそう見えるかもしれない。03.ウエスト・フィリー
~今すぐにでも溢れ出しそうになる What's in my heart
a)これからメジャーシーンで共に戦っていく上で、ウエスト側に座っているメンバーへ伝えたいこと(in my heart)
三瀬ちひろ:(脇田もなりへ)もうちょっとお片付けをちゃんとしようね。よく忘れ物しちゃったり、探す前に「無い!」って騒ぎ出したりするから。あと、今の衣装はアクセサリーとか小物が多いんで、無くさないように気をつけようね。 脇田もなり:はい(笑) 冨永悠香:え、それだけ? 一同:(笑) 冨永悠香:ヤバくない? はるか、めっちゃ絵莉加への熱い想いを頭で描いてたのに! メジャーシーンを共に戦っていくメンバーへの溢れ出す想いが「忘れ物、せんとこな」!? 脇田もなり:でも本当に無くすんで……3万円ぐらいするデジカメも無くしちゃって。そんな私からリーダーへ(笑)。(冨永悠香へ)すべてのことをプラスに考えられるぐらい気持ちを大きく持てたらいいのになって思います。悔しいことも多いと思うけど、その悔しさや悲しさをマイナスに考えず、バネにしていけたらEspeciaのリーダーとしても、冨永悠香個人としても最強になれるんじゃないかなって。そしたら元々オーラも華もあるからもっと仕事も増えていくんじゃないかなって思います。 冨永悠香:(森絵莉加へ)絵莉加は最年少だからやんちゃなイメージが強いと思うんですけど、私も去年ぐらいまでは「人生すべて楽しんでそうだな」って羨ましく思うぐらいだったんですけど、それは絵莉加と深い話をする機会があんまりなかっただけで。遠征でホテルによく泊まるようになってから、同じ部屋で結構毎晩のように語り合ってたら、普段はこんなにいつも笑ってる娘なのに溜め込んでいることもあるんだなって分かって。だから今はメンバーにも頼ってほしいなって。昨日もホテルの部屋が一緒でいろいろ深い話をしていたんですけど、途中で私が寝ちゃって……それは治すから頼ってほしい。 一同:(笑) 森絵莉加:寝てていい! 冨永悠香:いや、ちゃんと話聞くから! 何でも言ってほしいなって思います。一緒に戦いたいなって思います。 森絵莉加:まとめ方が(笑)。次は私の番か。(三ノ宮ちかへ)私とは最年長と最年少の関係なんですけど、ちょけてるときは全く最年長感がなく、どちらかと言ったら最年少でしょ?って思うぐらい気持ちが若くて、あんまり悩みとか無さそうに見えるじゃないですか。元気なんで。けど、25歳だし、年齢的にも悩むと思うんですよ。周りは結婚して、子供を生んで、新しい家庭を持ったりしてる訳じゃないですか。自分が25歳だったら絶対悩んでると思うし、結婚願望も出てくると思うんですけど、そういう悩みを口にしないんで、凄いなって思うんですよ。25歳で本当に頑張ってるなって。 一同:(笑) 三ノ宮ちか:なんやねん!「いい歳して無理して頑張ってる」みたいな感じ! 森絵莉加:違う! なんて言ったらいいんだろう? 本当に悩んでると思うんですけど、それでも頑張ろうって前向きに…… 三ノ宮ちか:もう何を言われても(笑) 森絵莉加:一緒に頑張っていこう! 三ノ宮ちか:(三瀬ちひろへ)普段からメンバーの中で一番よく一緒にいて、ふたりでお酒飲んだりしているので、三瀬の素を結構見てはいるんですよ。それで「勿体ないな」って思うのは、ステージ上でその素晴らしい素を出せてないところで。メンバーもよく言ってますけど、普段のあの笑顔をステージ上で見せないんですよ。キャラ的に他のメンバーをまとめる為にシャキっとしてるんだと思うんですけど、あのクシャってなった笑顔を皆さんにお届けしたい。ツイッターも物や動物の写真が多いんですけど、彼女のことが大好きな人は彼女の顔が見たいと思うんで、もっと可愛い自撮りを載せてほしいなと思います。もっとプリティーな三瀬を皆様にお届けできるよう、自分でも頑張れよって思います。リリース情報
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
04.スウィート・タクティクス
~仕事そっちのけで企てた Sweet tactics
a)これからメジャーシーンで勝ち残っていく戦略を甘く考えてみよう
冨永悠香:話題になったら一発で有名になれると思うんですけど、その話題になる為には何をしたらいいか思いつかないんですよねー。 脇田もなり:Mステに出る! メジャーデビューしたんで、何とかならないですかね? 森絵莉加:あそこの階段下りたい。 脇田もなり:下りたいでーす! でも上の人にお願いするのもアリだけど、自分たちの力で話題にもなりたい。 冨永悠香:変なことしたい! いきなり道路で踊り出したり! 三ノ宮ちか:ちか、家畜系じゃないですか。なので、急激に激太りする。 一同:(笑) 三ノ宮ちか:話題にならないですか? 冨永悠香:なりそー! 三ノ宮ちか:体重三桁いっちゃった、みたいな。「おい、アイドルで体重三桁の奴おるらしいで」って。 冨永悠香:絶対ニュースになる。お願い、太って。 森絵莉加:「太って」って(笑) 三ノ宮ちか:でもこれは誰でもやれますよね。あ、体質にもよるか。体質的には私が一番…… 脇田もなり:いやいや、体質的にはウチも可能性ある。 冨永悠香:ふたりいたら結構強いかも! でも途中がダサいよな。中途半端に60kgぐらいのときが…… 脇田もなり:あと、注目が終わった途端、めっちゃ惨めになりそう(笑)。 三ノ宮ちか:ちょっと考えが甘すぎたか。 脇田もなり:やっぱりブームを作ることじゃない? ももクロさんだったらエビ反りダンスとか、三代目 J Soul Brothersさんだったらランニングマンとか、真似したくなる振り付けを考える。ゴッソ、流行らないですかね? 冨永悠香:もっとアクロバティックな感じがいいんじゃない? 森絵莉加:空から落ちたい。空から落ちながら踊る。 三瀬ちひろ:それ、流行る? 冨永悠香:山登りアイドルは? 山登って、山頂でライブをする。それでめっちゃでっかいメガホンで「アイズ・オン・ミー!」って歌って、山頂から声を降り注いで「何? 今の!」「何? 今の!」「今夜も山から歌が聴こえる!」ってなれば、話題になる。しかも夜にやるんです。 脇田もなり:海にしよう、海。 森絵莉加:釣ろう、釣ろう。 冨永悠香:釣る? 釣ってどうすんの? 森絵莉加:人間を釣る(笑)。 脇田もなり:あ、ちかを餌にしてなんか釣りたい! 三ノ宮ちか:やっぱ、そっち系なん(笑)? 冨永悠香:とりあえず太って!05.シークレット・ジャイヴ
~Di di di da du do du da...I want to be with you
a)Especia、もしくはメンバーの秘密を教えてください
脇田もなり:えー!? 別に「へぇー」って感じにしかならないかもしれないんですけど、いいですか。小学校6年生のときに……モデルのオーディションを受けたことがある。 一同:へぇー 脇田もなり:友達が「小学校最後の思い出作りとして何か受けよう」って誘ってきて、結構悪ノリでキッズブランドのモニターモデルのオーディションに普通に行って、普通に落ちました(笑)。 三ノ宮ちか:秘密というか、冨永悠香はファンが抱いているイメージと違う。キャラ的にそこまで変なことはしない、女の子らしいイメージだと思うんですけど、さっきもずっと変顔とかしてて。結構張り切ってやると凄いことになるんですよ。 (カメラマン、冨永悠香をフォーカス) 冨永悠香:え、今、やるんですか(笑)? さっきは、誰が一番口がデッカイかっていう話になって、みんなで口をこうやって……やっぱりイヤやわぁ~! めっちゃイヤや、もう! 三ノ宮ちか:じゃあ、みんなでやったらええんちゃう? いっせーのせ! (カメラマン、連写) 一同:(笑) 冨永悠香:出来てた? 三ノ宮ちか:こんな感じでいつも変なことしてます。冨永悠香:ちかにはよくツッコまれます。この前、床にピアスが落ちてて、それが足に刺さったんですよ。でも「ピアスでまだよかった。画鋲やったらコレやしな!」って画鋲のマネをしたんですよ。そしたら「そこ、マネする?」って言われて(笑)。 三ノ宮ちか:ファンの前ではしっかりしたリーダーなんですけど、実際はみんなが思っている以上に抜けてるというか、おっきい赤ちゃん。 冨永悠香:え、絵莉加は? はるか、赤ちゃん第2号? 脇田もなり:分かるかも。 三ノ宮ちか:さっきまで真剣やったのに、2,3分経ったらはしゃぎだして、何故か私も一緒に怒られる、みたいなことが多い(笑)。ビックリするぐらい表情がコロコロ変わる。めっちゃ無邪気です。あと(Di di di da du do du da...I want to be with you) 冨永悠香:(Di di di da du do du da...I want to be with you) 三ノ宮ちか:なんかしでかす。 森絵莉加:いつもムチャブリが凄いんですよ。それで(Di di di da du do du da...I want to be with you) 三ノ宮ちか:でも「怒られちゃった、ゴメンね」みたいな。 森絵莉加:テヘペロ、みたいな(笑) 三ノ宮ちか:本当におっきい赤ちゃん。
06.スキット
~スキット
a)即興で寸劇をしてみてください。テーマはアイドル。
森絵莉加:(笑) 冨永悠香:せーの! 一同:(異常なほどのブリッコボイスで)こんにちはー! 堀江系アイドルグループ Especiaでーす! 冨永悠香:じゃあ、そっちから自己紹介おねがいしまーす! 三ノ宮ちか:はい! 毎日るんるん! 子豚のしっぽフリフリ! 一同:(笑) 三ノ宮ちか:可愛い家畜系 三ノ宮ちかだよーん! 一同:カワイイ! ちかちゃーん! 森絵莉加:ぢがぁー! ぢがぁー! 冨永悠香:大好きぃ! あいがとー! 続いて、 森絵莉加:はい、次行きまーす! あ、高い声、出ない(笑)。 三ノ宮ちか:ガラッガラやん! 冨永悠香:もっとカワイイ声出して、絵莉加ちゃん! 森絵莉加:はーい! はじめまちて、笑顔が素敵な! とても元気モリモリ森絵莉加です! 脇田もなり:カワイイ! 冨永悠香:絵莉加ちゃんは何系なの? 森絵莉加:はーい! お猿系です! 冨永悠香:え、変わったの? 三ノ宮ちか:お猿ちゃん、カワイイ! リーダー! 次、リーダーだよ! 脇田もなり:まだ続くん(笑)? 冨永悠香:ちょっと待って。はるか、もうテンション切れた。 一同:(笑) 森絵莉加:リーダー、頑張って! 三ノ宮ちか:ファイト! 冨永悠香:はーい! Especiaのリーダー、垂れ目系だけど、最近ポニーテールし過ぎて吊り目系になっちゃった! 冨永悠香でーす。はるかちょって呼んでくださーい! 森絵莉加:はるかー! 三ノ宮ちか:はるかちょー! 冨永悠香:応援が足りない! もっと聴かせてー! 森絵莉加:うぉーお! うぉーお! カワイイな、はるかぁー! 脇田もなり:え、これって自己紹介すればいいんですか? 森絵莉加:(笑) 冨永悠香:がんばって、もなりちゃん! 表に出るの、夢でしょ? 今日は初舞台だけど、ここが重要だからさ! 三ノ宮ちか&森絵莉加:そうよ! 森絵莉加:がんばろう! 冨永悠香:みんなで手繋いでがんばろう! 一同:せーの! えいえいおー!! 冨永悠香:はい、もなりちゃん、がんばって! 脇田もなり:んー! んー! んー! んー! 冨永悠香:え? え? なんて言ってるか分からない! 一同:(笑) 冨永悠香:緊張しすぎて口が開けれなくなっちゃったの!? 三ノ宮ちか:みんな、カボチャだと思ったらいいの! 冨永悠香:違うの! 緊張しすぎて口が開けれない病にかかっちゃったみたいなの。どうしよう? ちょっとメンバーとして受け入れられないかもしれない。 三ノ宮ちか:ちょっと変わり者! 冨永悠香:ちょっと変わり者だよね、どうしよう? 三ノ宮ちか:あなたが代わりに喋ってあげたらいいんじゃないの!? 冨永悠香:分かった! 脇田もなり:(冨永悠香に耳打ち) 冨永悠香:……困り系、脇田……脇田……のぶお? 一同:(笑) 冨永悠香:え、のぶおだったの? 男だったの? どうしよう! 三ノ宮ちか:のぶおちゃーん! のぶおちゃーん! 冨永悠香:次はちひろよ! がんばって! 三瀬ちひろ:(笑いすぎて)ゴホッゴホッ! 森絵莉加:ちひろちゃん、むせてるわ! 三ノ宮ちか:ちひろ! 目の前のファンの人を全部独り占めするぐらい頑張って! 冨永悠香:そうよ、目線をいただきーよ! 三ノ宮ちか:いただきちひろよ! 冨永悠香:何? いただきちひろって。 一同:(笑) 森絵莉加:いただきちひろ(笑) 三ノ宮ちか:いただきまゆゆ的な(笑) 冨永悠香:まぁこうやって喋れないメンバーがいてもいいんじゃない? 私たちが2人の想いも伝えようよ! 森絵莉加:そうだね! がんばる! 冨永悠香:そんな感じで、全員合わせて! 冨永悠香&三ノ宮ちか&森絵莉加:Especiaでしたー!リリース情報
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
07.さよならクルージング
~顔を上げてありがとうが言える 心から あなたへと
a)このEspeciaのクルージングをいつか終えるとしたらどんな風に終わりたい?
三ノ宮ちか:もしこの先ずっと何十年も続けてて、おばあちゃんになっても続けられているんやったら、老人ホームでライブしたいです。同じ世代のおじいちゃん、おばあちゃんに向けて「私たちまだまだこんなに動けて歌えるのよ」っていうライブをしてみたい。そこで奇跡が起きるかもしれないじゃないですか。車椅子に乗っていたおじいちゃんが急に立ったりとか、走れるようになったりとか、忘れていたことを思い出したりとか。 脇田もなり:例えば、武道館にEspeciaが立ちます。それをラストライブにするとかじゃなくて、年に1回武道館で定期的にライブをして、ホームになったその場所でいつか最後の時間を送りたい。 三瀬ちひろ:世界一周する船があるじゃないですか。めっちゃでっかい、ショッピングモールとかも入ってる豪華客船。そこにファンの人たちも全員乗って、世界を周りながら毎日ライブをして、日本に戻ってきたときがラストライブ。そこで共に世界一周したみんなに「ありがとう!」って言いながらライブがしたいです。b)Especiaが辿り着きたい未来、場所
冨永悠香:今年は新木場STUDIO COASTで満員のワンマンライブが出来るようになりたいと思っていて、あとはずっと言ってるZeppツアーもしたいなと思ってるし、ビルボードライブとかブルーノートとか認められたアーティストしか出れない場所でもライブをしてみたいです。今はアイドルとして頑張ってるんですけど、曲がアイドルじゃないからいつかアーティストとも呼ばれたい。あと、山下達郎さんに知ってほしい。08.セキュリティ・ルーシー
~償いが要るなら 全て この夜に紛れさせて
a)メジャーデビューさせてくれたビクターさんにメンバーが期待すること
冨永悠香:CM出たいです! あと、自分たちが出たいっていうのもあるんですけど、例えば車のCMでEspeciaの曲が使われるとか。ドラマのエンディングテーマとかもめっちゃハマると思うんで、とにかく曲を使ってほしい。それで自分たちも出れたらハッピーです! 脇田もなり:タイアップが欲しいです。タイアップがもらえたらもっと自信を持てると思うんですよ。「あ、メジャーに行ったことでタイアップがもらえたんだ」ってなると、よりメジャーデビューした感覚になれて、自信も持てるようになるんじゃないかなって。 森絵莉加:テレビは出たいですね。で、いつかは自分たちの番組を持ちたい。嵐さんがやってる『VS嵐』みたいな、いろんな人と戦ったりするゲームがやりたいです。Especiaの音楽をバックに流しながら(笑)。b)作曲や共演をお願いしたいビクターさんのアーティスト
三ノ宮ちか:サカナクションさんとコラボとか出来たら面白そうですよね。あと、世代的にORANGE RANGEさんも大好きなんで、いつかご一緒してみたいです。 三瀬ちひろ:桑田佳祐さんに詞を書いてほしい。桑田さんの詞がめっちゃ好きなんで書いてほしいです。Especiaってアイドルアイドルしてないんで書きやすいと思うんですよ。 森絵莉加:絵莉加もサザンさん。お父さんが元々超好きで、私もめっちゃ好きなんですよ! 基本的にサザンオールスターズさんの曲がずっと流れてる家だったんで。だからサザンさんと同じレコード会社からメジャーデビューしたってお父さんに伝えたら、普段飛び跳ねたりするキャラじゃないのに「えー!?」って飛び跳ねて喜んでて。なので、一緒にステージ立ちたいです。 脇田もなり:やっぱりSMAPさんですねー! SMAPさんの番組とかも出てみたいです。私、うどんとか麺類が結構好きなんで、拘りの麺料理を作ってもらいたいですね。できれば一緒にライブもしたいです。緊張で引きつってると思いますけど(笑)。 冨永悠香:SMAPさんもEspeciaも5人組なんで、それぞれ1対1で社交ダンスをしたい。c)実現できたら凄いですが、まずは「何考えてるんだ? あいつら」ってなりそうなので、先に謝っておきましょうか
冨永悠香:ごめんなさい! 森絵莉加:本当にすみませんでした。 三ノ宮ちか:無茶なこと言ってすみません! 脇田もなり:でも理想を言えばご一緒したいです! 三瀬ちひろ:夢です!09.アウトロ
~アウトロ
a)で、『Primera』ってどんなアルバムなんでしょう
脇田もなり:『Primera』はメジャー第一発目のアルバムになります。若旦那(湘南乃風)さんに書いてもらった曲「We are Especia~泣きながらダンシング~」がキャッチーなフリとかサビ、メンバーコールで名前を覚えてもらえたり、新しいスタイルの曲になっていたりして。今までのEspeciaも踏まえた感じの曲も多くて、バラエティ豊かなアルバムになってると思います。b)今作を携えたクアトロツアーは何を観せてくれるんでしょう
冨永悠香:今回はバンドがいないので、メンバーだけの力でどこまでやれるかが勝負なんですけど、これでちゃんと集客できないと「バンドがいたからお客さんがたくさん入ってたんだ?」って思われてしまうので、頑張らないとなって。まぁでもウチら日本一面白いアイドルグループやしな! 脇田もなり:Especiaは個性の塊みたいなグループなんです。曲が格好良くて衣装も見た目も格好良いお姉さんグループみたいな感じじゃなく、曲は格好良いけど、衣装はカジュアルで、でもダンスはバリバリ踊ってる。そこが日本一面白く見えてるのかなって。 三瀬ちひろ:だから余裕だと思います。 冨永悠香:余裕ッスね。 森絵莉加:西には西のやり方があるんで、きっと大丈夫だと思います。 三ノ宮ちか:私たちはやってやる気持ちしかないんで。ただ、会場が埋まる云々って私たちの力だけじゃないんですよね。ファンの方々も頑張って広めてくれてるし、「一緒に行こう」って友達とかに声をかけてくれてる人もいっぱいいるので、自分たちを信じるのはもちろん、周りの方も信じつつ、頑張っていきたいと思います。 冨永悠香:今って解散とか卒業が多いじゃないですか。その中でEspeciaもずっと今の形でやっていけるかは分からないし、今のEspeciaは今しかないから、今回のクアトロツアーもひとつとして同じ内容のライブはないし、今までも毎回違うセットリストでライブをしているし、しかも今回のツアーはチケットが安いから! 森絵莉加:格安! 冨永悠香:一般チケットが2000円で、ペアチケットだと3000円なんで、誰か相手を見つけたら1人1500円でワンマンライブが観れてしまうんです。今回の一番の売りはそこですね。お金! お金が安い! 一同:(笑) 冨永悠香:もしお金がない人でも、お母さんに頼めば1500円ぐらいはもらえるじゃないですか。1500円! 人生の中の1500円ですよ? こんなに安いクアトロツアー、見たことない! お買い得です。今、Especiaセール中なんで、今なら安く買えますよー! ◎ツアー【Especia CLUB QUATTRO Tour “Brisa de Primavera”】05月16日(土)SHIBUYA CLUB QUATTRO
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002119729P0030021P0006
05月30日(土)HIROSHIMA CLUB QUATTRO
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002119729P0030020P0006
05月31日(日)UMEDA CLUB QUATTRO
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002119729P0030017P0006
01.ウィー・アー・エスペシア~泣きながらダンシング~
~私は小さい頃から人前で歌うのが夢でした。
a)各メンバーが歌手/アイドルになった理由
冨永悠香:え、もう一回ですか? 一同:(笑) 森絵莉加:真面目にお願いします。 脇田もなり:アイドルになった理由やって。 冨永悠香:えーっと、昔から歌手になりたくて、人前で歌うのが夢でして、それでちっちゃいときからカラオケとかも行ってて、みんなの前で歌ったりもしてて。で、オーディションを受けて、そしたら受からせてもらって、そこで堀江系ガールズグループのオーディションがあるからって聞いて、それがきっかけで今もEspeciaやってます。 森絵莉加:元々ちっちゃいときに子役事務所……『ラブandベリー』って知ってます?一同:(笑)
リリース情報
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
01.ウィー・アー・エスペシア~泣きながらダンシング~
~私は小さい頃から人前で歌うのが夢でした
a)各メンバーが歌手/アイドルになった理由
冨永悠香:歌詞にある通り、私はちっちゃい頃から歌手になるのが夢で、高3のときに受けたオーディションがきっかけでレッスンを受けさせてもらえるようになって。で、堀江系ガールズグループ(後のEspecia)に入ることになるんですけど、最初は入らないでおこうと思ってたんです。歌って踊れるアイドルじゃなくシンガーソングライターになるのが夢だったので、楽器を弾いて歌うことしか頭になかったんですよね。でも背中を押されて頑張ってみることにして、実際にEspeciaの活動が始まってからは超ハマりました。 森絵莉加:ゲームの『ラブandベリー』のCMに出てみませんか?っていう募集があって、それでちっちゃいときから子役の事務所に所属してたんですよ。でも中学生になって「遊びたい!」ってそういう仕事を辞めて(笑)。高校に入ってから今度はモデルで芸能の仕事に戻り、それから流れに流れに流れ、ここに辿り着きました。 三ノ宮ちか:私はモーニング娘。さんから影響を受けてると思うんですけど、ちっちゃいときからモーニング娘。さんが出てる番組をいつも録画して、テレビの前で一緒になってよく踊ってたんですよ。小学校の卒業アルバムに「夢はアイドルと歌手」って書いてあるんで、その頃から今みたいな仕事に就くことは意識していたと思います。キラキラしてる可愛らしい世界が好きで、ダンスにもちっちゃいときから興味があったんで。女優になりたい時期もあったんですけど、最終的には歌に戻ってきました。 脇田もなり:小学校4年生のときにたまたま『ミュージックステーション』を観てて、そのときにYUKIさんが「JOY」を歌ってたんですよ。それを目にしたときに感動しちゃって、姉と私でYUKIさんにどハマりして、お母さんもJUDY AND MARY時代の曲とかめっちゃ勧めてきて。そっから歌が好きになっちゃって、YUKIさんのCDも買って収録曲を全部覚えたりして、それをカラオケで歌ったら「上手い」「似てる」とか言われるようになって、「そんな風に言ってもらえるなら歌やってみたいな」って。 三瀬ちひろ:母が洋楽がすごく好きで、私は小さいときから洋楽のミュージックビデオをよく観てて、「すごく楽しそうやな!」「将来、こういう仕事に就けれたら楽しいんやろうな」って思ってたんです。ただ、私はすごく人見知りで、人前に出れるタイプじゃなかったんですよ。なんですけど、高校を卒業するときに「若いうちにしか出来ないことって何やろ?」って考えて、イチかバチかでオーディションを受けてみたら、こういう感じになりました。b)メンバーが脱退していく中でもエスペシアで在り続けようとした理由
三ノ宮ちか:前しか見てなかった。後ろは見てなかった。そこまで誰かが辞めてくことについて深く考えていなかったというか、とりあえず進んでみなきゃ分からないことが多かったので、「やらなきゃ!」っていう気持ちのほうが強かったから、今もここにいるんだと思います。 森絵莉加:辞めた人には興味ないです(笑)。その人の人生だし、関係ないんで。私も「逃げ出したい」って思うことはたくさんあったんですけど、辞めちゃったら自分から逃げることにもなるし、「一回やると決めたんやったらやらないと」って感じですね。 冨永悠香:「やっぱりEspeciaが大好き」それだけでやり続けている感じ。辞めたいって思うことは日常的にあるけど、そう思っても実際に辞めるっていう選択肢は自分の中になくて。逃げ出したいし、ほんま辞めたいし、Especiaなんかなかったらいいのに……とか、そんぐらいまで思っちゃうこともあるけど、絶対に辞めるっていう選択肢はないし。大好きやからこそ、そのことしか考えられなくて、それだけ大事なものだから何かあったらダメージも凄いけど、だからこそ離れたくないって思う。 脇田もなり:芸能をやってる人って普通に生きている人からしたら良いように見えてるじゃないですか。でも芸能をやってる人も普通に生きている人が羨ましいと思ったりする。でもどっちに行ってもイヤなことは付きものやし、「こんなん辞めて普通に働きたい」って一般職に就いても上下関係があったり、厳しいこともある。だったら自分が好きなことで苦しんでるほうが幸せだし、ここにいたいなって思うんです。 三瀬ちひろ:私は今しか出来ないことだと思っているので。これからどうなるかなんて分からないじゃないですか、やっぱり。いつまでも続けていたいけど、先のことなんて分かんないし、今しか出来ないことを今全力でやることしか私は考えていないので。辞めたいと思ったときもあるけど、心の底からそう思ったことは多分なくて、私の今の人生の中ではEspeciaが一番だから、それ以外の道は考えられない。c)あなたの心の“泣きながらダンシング”エピソード
三ノ宮ちか:今はちょこちょこ歌のパートも頂けるようになったんですけど、最初の頃はサビしか歌わせてもらえないのが当たり前だったので、そのときは“泣きながらダンシング”してました(笑)。心の中では「なにくそ!」と思って、その分ダンスを頑張ってやるって思っていたので、みんなの知らないところで歯を食いしばって練習してました。自分のCDなのに自分の声が入っているのかよく分からないのは、すごく悲しかったので。でも今は自分のキャラクターも出来たんで、昔みたいにメソメソはしてないし、「頑張ろう!」って気持ちになってます。 冨永悠香:リアル“泣きながらダンシング”になっちゃうんですけど(笑)、ライブ本番直前に清水さん(Especiaマネージャー)にすごく激怒されて…………なんか、めっちゃ泣きそう。(ボロボロ泣き始める) 一同:えー!? 三ノ宮ちか:今踊っておいたら? 泣きながらダンシング。 一同:(笑) 冨永悠香:なんか「調子乗ってる」って言われて……でもずっと「調子に乗るな」って言われてきたから、自分が芸能人だと思えないぐらい……そういう気持ちでずっとやってきていたのに「調子乗ってる」って言われたから。些細な事件があって、その日新しく発表するリミックスがあったんですけど、そのイントロが長くなっていたのでメンバーで構成を考えなきゃいけなかったんですよ。でも振り付けとか作れないから、適当にノってる感じの振りにしてたら「何それ?」ってなっちゃって。清水さんの許可なくリハーサルで披露したんですけど、「なんで直前で披露すんの? そういうこと自体が調子に乗ってる」って言われて……「本当に調子に乗ったことなんてなかったはずなのにな。それやったらどんな感じで生活したらいいんかな? 奴隷みたいに生活したらええんかな?」って思って……それで号泣してたらいきなりイントロが流れて、涙を拭きながらステージに出たのが本当に“泣きながらダンシング”でした(笑)。d)Especia界隈、ペシストの皆さんへのメッセージ
脇田もなり:Especiaは結構自由にやってる感じがあって、それでペシストのみんなは親近感も湧いてくれてて。ライブもたくさんやらせてもらってるんですけど、毎回のように来てくれたりとか、CDもたくさん買ってくれたりとか、Especiaの音楽性を好きになってくれて、メンバー全員のことを好きになってくれて、Especiaをもっと広めようと思ってツイッターとかで拡散してくれたりして、ペシストさんには感謝の気持ちでいっぱいです。だからこそ今があると思うし。Especia界隈……スタッフの皆さんは良い曲を創って下さったり、私たちが向かっていく道を全部準備してくれて、絶対に先を見せてくれる。私たちが立ち止まることがないように道を作ってもらえているので、それもとても感謝してます。02.インタールード
~インタールード
a)休日の過ごし方
三瀬ちひろ:私は基本的に寝てます。二度寝、三度寝して、気付いたら夕方の5時で、「あ、ご飯食べよう」みたいな。何にもしてない(笑)。 脇田もなり:私は逆にずっと家にいるのが無理で、カフェとか行って。最近はドトールが大好きなんですけど、本読んだり、英会話の勉強したりしています。 三ノ宮ちか:最近はEspeciaもバイトも忙しくて、たまにある休日は体を休ませたいと思って、1日中ふとんの中で過ごしていたんですけど、そしたらたまに友達と会ったときに私だけ知らないことがすごく増えてて。誰々が結婚したとか、昔のバイト先の子が辞めちゃったとか、そういう情報が全然入ってこないんですよ。それで「私って友達とか後輩とか先輩を全然大事にできてないな」って気付いて、もっと周りとコミュニケーションを取ろうと思って遊ぶようにしてます。 冨永悠香:私は普段は大学があるんで、丸々1日休日ってなかなかないんです。だからあんまり遊べてない。ツイッターを見てる人からは「プライベートをエンジョイしてる感出てる。楽しそう」って言われるんですけど、実際は地味です。あと、食べたものを90%以上報告してるから、常に肉とかパンケーキを食べてるイメージがあるみたいなんですけど、そんなことはないです(笑)。 森絵莉加:絵莉加も学校行ってるんで丸々休日はあんまりないんですけど、Especiaの活動がないときは速攻で友達に「今から遊ぼう!」って電話してます。基本的に一人でいることがあんまり好きじゃないんです。だから友達と遊びに行ったり、最近は岩盤浴にハマってるので、みんなで汗めっちゃ流しに行ったりしてます。みんなでマイブームを作って、それを共有して楽しんでますね。リア充? 自分ではそんなつもりはないんですけど、今、みんなの休日の過ごし方聞いてたらめっちゃ地味だったんで(笑)、みんなよりはそう見えるかもしれない。03.ウエスト・フィリー
~今すぐにでも溢れ出しそうになる What's in my heart
a)これからメジャーシーンで共に戦っていく上で、ウエスト側に座っているメンバーへ伝えたいこと(in my heart)
三瀬ちひろ:(脇田もなりへ)もうちょっとお片付けをちゃんとしようね。よく忘れ物しちゃったり、探す前に「無い!」って騒ぎ出したりするから。あと、今の衣装はアクセサリーとか小物が多いんで、無くさないように気をつけようね。 脇田もなり:はい(笑) 冨永悠香:え、それだけ? 一同:(笑) 冨永悠香:ヤバくない? はるか、めっちゃ絵莉加への熱い想いを頭で描いてたのに! メジャーシーンを共に戦っていくメンバーへの溢れ出す想いが「忘れ物、せんとこな」!? 脇田もなり:でも本当に無くすんで……3万円ぐらいするデジカメも無くしちゃって。そんな私からリーダーへ(笑)。(冨永悠香へ)すべてのことをプラスに考えられるぐらい気持ちを大きく持てたらいいのになって思います。悔しいことも多いと思うけど、その悔しさや悲しさをマイナスに考えず、バネにしていけたらEspeciaのリーダーとしても、冨永悠香個人としても最強になれるんじゃないかなって。そしたら元々オーラも華もあるからもっと仕事も増えていくんじゃないかなって思います。 冨永悠香:(森絵莉加へ)絵莉加は最年少だからやんちゃなイメージが強いと思うんですけど、私も去年ぐらいまでは「人生すべて楽しんでそうだな」って羨ましく思うぐらいだったんですけど、それは絵莉加と深い話をする機会があんまりなかっただけで。遠征でホテルによく泊まるようになってから、同じ部屋で結構毎晩のように語り合ってたら、普段はこんなにいつも笑ってる娘なのに溜め込んでいることもあるんだなって分かって。だから今はメンバーにも頼ってほしいなって。昨日もホテルの部屋が一緒でいろいろ深い話をしていたんですけど、途中で私が寝ちゃって……それは治すから頼ってほしい。 一同:(笑) 森絵莉加:寝てていい! 冨永悠香:いや、ちゃんと話聞くから! 何でも言ってほしいなって思います。一緒に戦いたいなって思います。 森絵莉加:まとめ方が(笑)。次は私の番か。(三ノ宮ちかへ)私とは最年長と最年少の関係なんですけど、ちょけてるときは全く最年長感がなく、どちらかと言ったら最年少でしょ?って思うぐらい気持ちが若くて、あんまり悩みとか無さそうに見えるじゃないですか。元気なんで。けど、25歳だし、年齢的にも悩むと思うんですよ。周りは結婚して、子供を生んで、新しい家庭を持ったりしてる訳じゃないですか。自分が25歳だったら絶対悩んでると思うし、結婚願望も出てくると思うんですけど、そういう悩みを口にしないんで、凄いなって思うんですよ。25歳で本当に頑張ってるなって。 一同:(笑) 三ノ宮ちか:なんやねん!「いい歳して無理して頑張ってる」みたいな感じ! 森絵莉加:違う! なんて言ったらいいんだろう? 本当に悩んでると思うんですけど、それでも頑張ろうって前向きに…… 三ノ宮ちか:もう何を言われても(笑) 森絵莉加:一緒に頑張っていこう! 三ノ宮ちか:(三瀬ちひろへ)普段からメンバーの中で一番よく一緒にいて、ふたりでお酒飲んだりしているので、三瀬の素を結構見てはいるんですよ。それで「勿体ないな」って思うのは、ステージ上でその素晴らしい素を出せてないところで。メンバーもよく言ってますけど、普段のあの笑顔をステージ上で見せないんですよ。キャラ的に他のメンバーをまとめる為にシャキっとしてるんだと思うんですけど、あのクシャってなった笑顔を皆さんにお届けしたい。ツイッターも物や動物の写真が多いんですけど、彼女のことが大好きな人は彼女の顔が見たいと思うんで、もっと可愛い自撮りを載せてほしいなと思います。もっとプリティーな三瀬を皆様にお届けできるよう、自分でも頑張れよって思います。リリース情報
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
関連商品