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モーニング娘。'15『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』インタビュー

モーニング娘。'15 『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』 インタビュー

参加メンバー:佐藤優樹、小田さくら、尾形春水、野中美希

 2014年11月26日、モーニング娘。においてはもちろん、アイドルシーンの歴史において最大級の感動と衝撃と愛を残した道重さゆみ卒業公演。あの日、完全燃焼してしまったモーニング娘。'14は、残された約1ヶ月をどんな想いで過ごしていたのか。そして新たに始動したモーニング娘。'15は今どんな状態になっているのか。

 “つんく♂さんからのメッセージ”だと云う新シングルで更なる覚醒を見せている佐藤優樹(10期)、小田さくら(11期)、そして今作がデビュー作となる尾形春水(12期)、野中美希(12期)の4人から話を訊いた。

道重さゆみ卒業公演で完全燃焼……モーニング娘。'14最後の1ヶ月。

--まずモーニング娘。'14の最後の話を聞きたいんですが、道重さゆみ卒業公演があった11月26日は、送り出すメンバーにとってはどんな1日になりましたか?

※モーニング娘。’15 DVD MAGAZINE Vol.69 ダイジェスト
※モーニング娘。’15 DVD MAGAZINE Vol.69 ダイジェスト

小田さくら:あの日は終演後に道重さんだけが楽屋にひとり残って、他のメンバーは先に帰ったんですよ。で、帰るときに道重さんに「おつかれさまでした!」って……何回ぐらい「おつかれさまでした!」って言ったんですかね?

佐藤優樹:何回も何回も言ってた。

小田さくら:みんな帰りたくなくて、何回も何回も「おつかれさまでした!」って言ってたら、道重さんが「明日も普通に会うみたいだねー」って言ってて。それで私たちも「明日も会えるみたいだなー」って思いながら……別れました。

佐藤優樹:だから次の日になっても「まだ道重さんがいる」みたいな感覚があって。

--どこか違うところでモーニング娘。の仕事をしてるんじゃないかっていう。

小田さくら:毎日全員揃って仕事している訳でもなかったので、私も翌日に3人でラジオの仕事とかやってて、道重さんも含めそれぞれ個々に仕事をしている感覚があって。でも気付いたら「あ、もう何ヶ月も会ってないのか……」って。

佐藤優樹:自然と幕がどんどん伸びて、閉じた。私たちの気持ちが切り替わらないから、幕をどんどん伸ばしていってしまって。実際にはもう幕は閉じて、新しい幕が開いているんですけど、優樹たちの気持ち的にはひとつ前の幕をずっと引き伸ばしてしまっている感じ。11月27日から12期(新メンバー)と一緒にお仕事って感じでもなかったので、すごく不思議な感覚のまま残りの2014年は過ごしてましたね。で、いつの間にかモーニング娘。'15になっていた。

--12期メンバーはどんな気持ちで道重さゆみ卒業公演を観ていたんでしょう?

モーニング娘。'15『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』インタビュー
▲尾形春水(12期)

尾形春水:私は道重さんのいるモーニング娘。は2ヶ月ぐらいしか過ごしてないんですけど、すごく貴重な時間やなって思ってて。2ヶ月しかなくて、あんまり話したこともなくて、一緒に写真を撮って頂いたのも2,3回だったんですけど、道重さんの卒業公演を裏で観ながら12期全員で泣いていて。すごく格好良かったですし、「これから私はこのモーニング娘。の中でやっていけるかな?」って自信が無くなったりもしたんですけど、それ以上に「頑張ろう!」って思いました。

野中美希:すごく印象に残るコンサートで、私もずっと裏から観てたんですけど、譜久村(聖)さんの道重さんに向かってダッシュした場面とか、すごく泣いて。最後のメンバー1人ずつ道重さんにメッセージを届けていく場面も、私は長くモーニング娘。のメンバーとして活動してきた訳ではないんですけど、ずっとモーニング娘。を観ていた立場だったので、「本当に道重さんがいなくなっちゃうの? 嘘でしょ?」ってあのタイミングでも信じられなくて。終わった後も「明日から道重さんに会えない」って思ったら呆然とするしかなかったんですけど……でもここからモーニング娘。'15が新たに始まっていくんだなという実感も生まれました、そのときに。

--壮絶な卒業公演を終えてから、モーニング娘。'15が本格始動するまでの1ヶ月ちょっとってどんな気持ちで過ごしていたんでしょう?

※モーニング娘。’15 DVD MAGAZINE Vol.68 ダイジェスト
※モーニング娘。’15 DVD MAGAZINE Vol.68 ダイジェスト

佐藤優樹:「こんなんでいいのかな?」って思ってました。道重さんが卒業した後にメンバーが集まって話し合ったりすることもなく、「こういうモーニング娘。にしたい!」とかもなくって。「道重さんが卒業するまでの何ヶ月間でもっと何かやれたんじゃないかな?」とか、「あの時間ってもっと大事に過ごさなきゃいけなかったんじゃないのかな?」とか考えちゃって……でも自分も「こう動きたいけど、上手く動けない」みたいなところがあって…………ふぅー!

小田さくら:空気漏れましたよ(笑)

一同:(笑)

佐藤優樹:道重さんがここまで作ってくれたものを優樹たちがどんどん小さくしちゃってるなって。あの日のコンサートで例えるなら、道重さんがセンターステージまでステージを広げてくれたのに、ここまでモーニング娘。を連れてきてくれたのに、今はもうセンターステージまで行けない感じがすごくしてます。

--小田さんはあの1ヶ月ちょっとをどう過ごしていたんでしょう?

小田さくら:あの時期は14メンバーの9人で活動することが多かったんですよ。12期はもういたけど、最新シングルは14の作品だったので、自ずとそれに関するイベントは14にいたメンバーでやることが多くて。それで楽屋の前の廊下で集合したりすると、「あれ、1人少ない? ……あ、そっか」ってなることも多くて、なんか……ふわふわしてました。ずっとふわふわしてましたよね?

佐藤優樹:そう、本当にふわふわ~っていう感覚。12期と道重さんが一緒に仕事していた時期もあったんで、12期も道重さんも含めてモーニング娘。'15ってどこかで思っていたり。だから「道重さんはただ休んでるだけ」みたいな。本当に雲みたい。

--雲みたい?

小田さくら:重力を感じない感じ。

--個人的には、道重さゆみ卒業公演で一度完全燃焼してしまった印象もあったんですけど。

※モーニング娘。'14 『見返り美人』(Morning Musume。'14[A looking back beauty]) (Promotion Ver.)
※モーニング娘。'14 『見返り美人』(Morning Musume。'14[A looking back beauty]) (Promotion Ver.)

小田さくら:それはありました。

佐藤優樹:道が無くなっちゃったんです。

小田さくら:学校も通っているときはたまに「学校、イヤだなー」とか、朝眠いときとか「休みたいなー」って思うけど、卒業式になると「もっとやっておけばよかった!」って思うことがたくさんあって、その感覚に近いです。「14って幸せだったんだな」「道重さんがいる環境ってすごく楽しかったんだな」ってすごく実感してしまいました。

佐藤優樹:もちろん今も楽しいんですけど、なんか違う楽しさがあって。今のメンバーの関係性が“良い仕事仲間”だとしたら、14は“家族”。アットホームな感じ。12期と11期も活動期間は離れてるし、10期はもっと離れてるし、9期さんなんてもっともっと離れてるし、でも道重さんはその離れているメンバーをひとつにまとめていたんです。でも優樹たちがそれを12期に対してやろうと思っても、何をしたらいいのか分かんないし、道重さんがいたときみたいに全員でたこ焼きパーティーとかやれたらいいと思うんですけど、12期はまだ「すみません!」「はい!」っていう感じだからどう接していいのか分かんないんですよ!

--じゃあ、もういっそ12期から誘ったらいいんじゃないですか。「先輩、たこ焼きパーティーしたいッス」って。

尾形春水野中美希:えぇー(笑)!

小田さくら:12期は、例えばリーダーの譜久村さんから「明日こうしようね」って連絡があったら、9期10期11期が「わかりました」って答えている中で4人だけ「承知しました」って返してくるんですよ(笑)。

--カタい! まだ恐縮している訳ですね。

尾形春水:そうなんです。今まで普通の高校生で、そういうときになんて答えていいか分からなくて、そしたら12期の牧野真莉愛ちゃんが「こういうときは“承知しました”って送ったらいいんだよ」って教えてくれて、そこからは4人とも「承知しました」を連用しています(笑)。

佐藤優樹:なので、優樹たちが「普通に話してるだけなんだよ?」って思ってても、「はい、分かりました。すみませんでした」みたいな(笑)。道重さんはどうやって後輩たちを柔らかくしたんだろう?って思います。

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モーニング娘。’15「青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ」

青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ

2015/04/15 RELEASE
EPCE-7089/90 ¥ 1,760(税込)

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Disc01
  1. 01.青春小僧が泣いている
  2. 02.夕暮れは雨上がり
  3. 03.イマココカラ
  4. 04.青春小僧が泣いている (Instrumental)
  5. 05.夕暮れは雨上がり (Instrumental)
  6. 06.イマココカラ (Instrumental)

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