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ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー (5SOS) 初来日インタビュー
豪シドニー出身の4人組ポップ・ロック・バンド、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー(5SOS)。同じ中学の同級生だったルーク・ヘミングス、カラム・フッド、マイケル・クリフォードによって2011年に結成、人生初のライブを演奏した後にアシュトン・アーウィンが加入し、本格的に活動を開始する。YouTubeでポップ・ソングのカヴァーを公開しながら、ホット・シェル・レイのオープニング・アクトを務めるなど地道にライブ活動を行っていた彼らにとって大きな転機となったのが、ワン・ダイレクションによる【テイク・ミー・ホーム・ツアー】のオープニング・アクトへの大抜擢。そして12か月間に及ぶワールドツアーの過密なスケジュールをこなしながら、デビュー・アルバムの制作をスタートさせる。
2014年3月にリリースされたデビュー・シングル「She Looks So Perfect」は、本国をはじめ、イギリスやスコットランドなどで1位に輝き、世界55か国のiTunesで1位を獲得。さらに勢いを増した彼らは、同年7月にデビュー・アルバム『ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー』を発表し、米ビルボード・アルバム・チャートで初登場1位を記録。オーストラリア出身のバンドによるデビュー作としては史上初の全米1位を記録するという快挙を成し遂げる。そんな5SOSが遂に初来日し、初となる単独公演に加え、ワン・ダイレクションのジャパン・ツアー東京公演でオープニング・アクトを務めた。1週間に及ぶ滞在を十分に満喫した彼らが滞在最終日に、初めての日本、既に制作中のニュー・アルバムや今後の野望についてたっぷりと話してくれた。
日本の観客については事前に色々な話を訊いていたんだ
「とっても静かだ。」ってみんな言ってたけど、まったく正反対だった!
――初めての来日ということですが、1週間以上滞在していた中で何がハイライトとなりましたか?
ルーク・ヘミングス:ロボット・レストラン!
アシュトン・アーウィン:あそこは楽しかったね!あとカツカレー。
ルーク:そう、カツカレー。
カラム・フッド:カツカレーって(笑)。
マイケル・クリフォード:え、マジかよ!?ディナーじゃなくて、ランチで食べたカツカレーが?
アシュトン:普通のカジュアルなランチだったけど…。
ルーク:美味しかったんだ。
マイケル:秋葉原のすべて。僕が一番興奮した場所!
アシュトン:日本の人々。みんなすごくクールで個性的だし、礼儀正しい。
ルーク:手もちゃんと洗うし。清潔なのは大事だよ(笑)。
――他に、日本の文化で驚いたことはありますか?
アシュトン:車があまりいないよね。
――え、そうですか?
アシュトン:東京だけでも1500万人ぐらい住んでるって訊いてたから、空から車が降ってくるような凄まじい状況なのかと思ってたら、全然普通だったから(笑)。
カラム:それにクリーンだよね。今まで訪れた国の中で街が一番きれいだと思う。
▲ 「What I Like About You」 (Live)
――2月25日に行われた初の単独公演も大成功に終わりましたね。メンバー自身もMCで「最高のショーだった。」と言っていましたが、改めて感想を教えてください。
カラム:本当に最高!再びスタート地点に立ったような気分になったよ。初めて来た日本で行った、初めての単独ライブだったから。ライブをやるのも3か月ぶりで、メンバー全員すごく楽しみにしていたんだ。実は、日本の観客については事前に色々な話を訊いていたんだ。「とっても静かだ。」ってみんな言ってたけど、まったく正反対だった!
アシュトン:すっごく熱狂的だったね。
ルーク:超盛り上がって…。
マイケル:一緒にパーティーしてくれた。
ルーク:とても嬉しいことだよ。アリガトウ!
――日本のような遠い国に来て、観客全員が自分たちの曲をシングアロングしてる光景は嬉しかったのでは?
アシュトン:うん、大声で一緒に歌ってくれた。しかも、すべての歌詞を完璧に歌えたよね。
ルーク:感心しちゃったね。
マイケル:英語が母国語でない国の人々が僕らのことを好きって言ってくれるのは、本当にアメイジングだよ。僕自身、自分と同じ言葉を話さないバンドに、これほどの情熱を注ぐことができるとは思えないから、すごく嬉しい。アルバムを買って、ちゃんと聴いてくれているっていう証拠だよね。
ルーク:来日に合わせてリリースされた来日記念盤は、個人的にトラックリストが一番気に入ってるんだ。
カラム:そうそう、好きな曲が全部収録されてるから。
――現在担当してる楽器を演奏し始めたのはいつ頃ですか?
カラム:僕は元々ギターを弾いていたんだけど、バンドに加入した時にベーシストに転身したんだ。
マイケル:よくありがちなギタリストからベーシストになることを無理矢理転強いられたメンバーなんだ。当時カラムのギター・プレイは最悪だったから(笑)。
カラム:マジ最悪(大笑)!
マイケル:僕とルークはギターを弾き始めてから少し時間が経っていたけど、カラムの場合はまだ日が浅かったから。でも、ベーシストへ転身した途端にベースのことが大好きになったんだよな。ルークは、いつからギター弾いてるんだっけ?
ルーク:10年前ぐらいかな。11歳半だったと思う。
マイケル:確か5年生の時のはずだよ。僕はその1年後に始めたから。
――最初は、どういった曲で練習していたのですか?
ルーク:サバイバーの「Eye of the Tiger」とかディープ・パープルの「Smoke on the Water」。
マイケル:僕は、レッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven」からいきなり始めたんた。
――超チャレンジャーじゃないですか!
マイケル:でしょ(笑)。でもヒドイもんで、まったく弾けなかった。今だってちゃんと弾けるか怪しいところだね。
ルーク:僕が最初に学んだのはメタル・ソングばっかりで、今演奏してる曲とは少し違うから変な感じだよ。
――アシュトンはどうですか?
アシュトン:僕は13年ぐらいかな。
――お父さんもドラマーなんですよね。
アシュトン:そうそう、叔父もドラマーだよ。
マイケル:そういう家系なんだ。
アシュトン:歌い始めたのは5年前ぐらいかな。自分に自信が持てないと人前で歌うのは難しいよね。それに12、13歳で人前で歌いたがる子供なんて、あまりいないと思うし。
マイケル:その点では、僕もまだ怖い部分があるな。
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リリース情報
関連リンク
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー
2015/02/18 RELEASE
UICC-10018 ¥ 2,420(税込)
Disc01
- 01.シー・ルックス・ソー・パーフェクト
- 02.ドント・ストップ
- 03.グッド・ガールズ
- 04.キス・ミー・キス・ミー
- 05.18
- 06.エヴリシング・アイ・ディドゥント・セイ
- 07.ビサイド・ユー
- 08.エンド・アップ・ヒア
- 09.ロング・ウェイ・ホーム
- 10.ハートブレイク・ガール
- 11.イングリッシュ・ラヴ・アフェア
- 12.アムニージア
- 13.ジャスト・セイイング (初国内盤化ボーナス・トラック)
- 14.デイライト (初国内盤化ボーナス・トラック)
- 15.ラップド・アラウンド・ユア・フィンガー (初国内盤化ボーナス・トラック)
- 16.ディスコネクテッド (初国内盤化ボーナス・トラック)
- 17.ホエアエヴァー・ユー・アー (初国内盤化ボーナス・トラック)
- 18.ソーシャル・カジュアルティ (ボーナス・トラック)
- 19.ネヴァー・ビー (ボーナス・トラック)
- 20.ヴードゥー・ドール (ボーナス・トラック)
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