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KNOCK OUT MONKEY『Mr. Foundation』インタビュー
w-shun(vo)単独インタビュー敢行!女系一家で育った幼年期~野球少年/生徒会役員時代~ロックやメンバーとの出会いなど人生を辿りつつ、話題となった【KNOTFEST JAPAN 2014】戦、そして4人の必殺技満載の新作『Mr. Foundation』について語ってもらった。
俺、生徒会役員でした。あと、お笑い芸人になりたかったんですよ
--前回のインタビューは、最後に【KNOTFEST JAPAN 2014】への意気込みを語ってもらいましたが、実際に出演してみていかがでした?
(C)KNOTFEST JAPAN Photo by 岸田哲平
--それだけ気を張っていたと。
w-shun:終わってから気付いたんですけど、それだけ自分の中ではデカい1日だったんだなって思いました。2日目の出演だったんですけど、初日も観に行ってたんですよ。そしたらPAPA ROACHのライブ観てて泣いちゃって。モード的には「明日やってやんぞ」ぐらいの感じだったんですけど、目の前で繰り広げられている光景がわりと信じられないぐらいの感じで、すごくグッと来るものがあって。こんなにゴリゴリした音なのになんでこんなに心動かされて泣いてしまったんだろう?みたいな。そこで少し気がラクになった部分はありました。「あ、俺ももっと楽しんでいいんだ」って。何千何万というバンドが世の中にいる中で、そういうフェスに出させてもらえたのはすげぇなって。元THE MAD CAPSULE MARKETSのお二方がKORNを袖で観ている、その横に僕がいるんですよ。ちょっと意味分かんないじゃないですか。--(笑)
(C)KNOTFEST JAPAN Photo by 岸田哲平
--そんなw-shunさんの、KNOCK OUT MONKEYの価値観がどう構築されていったのか知るべく、w-shunさんの生い立ちについて話を聞きたいんですが、まず幼少期から。
w-shun:え、幼少期から?(笑)--小さい頃はどんな男の子だったんでしょう?
w-shun:小さい頃は……根を言うとわりと人見知りなんで、2コ上に姉ちゃんがいるんですけど、その姉ちゃんの後ろについていったり、オカンの足にしがみついているような子供でした。親戚が女姉妹ばっかりだったんで、俺と歳の離れた従兄弟以外は全員女っていう。だから男の子らしい遊びとかにも憧れてたんでしょうけど、あんまりそういう遊びをした思い出がない。従姉妹についていって光GENJIを観に行ったりしてました(笑)。あと、ひとりの世界に入っていることが多かったです。隅のほうで絵描くか、玩具使ってひとりで遊んでるか。--周りが異性だらけだとそうなりがちですよね。
w-shun:だって、おままごととかね……。自分が好きなのは戦隊モノとか仮面ライダーとかウルトラマンなんですよ。でも周りがそうじゃないので、アニメも「なんでこれ観なきゃいけないんだろ?」って思いながら姉ちゃんの好きなものを見せられたり。--どんな風に家族に育てられたなと思います?
w-shun:見る人が見たら「甘やかされてんなぁ」と思うんじゃないですかね。可愛がられてました。でもだからこそ音楽がやれているところもあるんですよね。自分がのめりこんだものに対しては、すごく支援してくれるんですよ。小学校ぐらいからずっと野球やってたんですけど、その為に必要な道具とかに関しては買ってくれてて。ただ、遊びとか趣味的なところで収まるようなものは一切買ってくれない。だから自分がホンマにやりたいこと、ホンマに好きなことがわりと見つけやすかったかなと思います。--小中高、どんな学校生活を送ってきたんでしょう?
w-shun:僕、人見知りなんですけど、同時に目立ちたがり屋だったんですよ(笑)。1対1で喋るのはあんまり得意じゃないのに、大勢に見られるのは結構好き。そういう小僧だったんで、人前に立ってベラベラ喋ったりするのは嫌いではなかったんですね。あ、今思い出した! 俺、生徒会役員でした。体育会系の先生に「おまえ、立候補しろや」みたいな感じで言われて、それで「私が生徒会長になったあかつきには!」みたいなことやって! 体育館で全校生徒の前で喋ったの、覚えてますね。あと、お笑い芸人になりたかったんですよ。バンドに出会うまでは。関西だし、ダウンタウンの番組とかよく観てたので、修学旅行の出し物とかで、その当時の友達と原稿用紙に一生懸命ネタ書いたりしてました。--そのときから場数は踏んでたんですね(笑)。
w-shun:そうですね。全校生徒に見られながら喋ってました。そこへ出て行く前の吐き気を催すぐらいのドキドキ感は、多分クセになっていたと思う。それで芸人の真似事みたいなこともやってて。だから、今でこそ人前で偉そうに音楽やってますけど、その当時を知ってる同級生とか同級生の両親とかは「え、あの子がロックやってんの? 嘘でしょ?」「NSCに行くと思ってた!」みたいな。- < Prev
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リリース情報
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:(C)KNOTFEST JAPAN Photo by 岸田哲平
Mr.Foundation
2015/01/14 RELEASE
JBCZ-9013 ¥ 2,970(税込)
Disc01
- 01.Revolution
- 02.RIOT
- 03.If you fly
- 04.Take you
- 05.How long?
- 06.Priority
- 07.Greed
- 08.MOON
- 09.街
- 10.Our World
- 11.?
- 12.Wonderful Life
- 13.Eyes
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