2021/04/30
ショートムービー・プラットフォーム“TikTok”における再生回数や影響力などを総合的に判断して生成された国内週間楽曲ランキング“TikTok HOT SONG Weekly Ranking”。2021年4月19日~2021年4月25日を集計期間とした今回は、たかやん「手首からマンゴー」が前週から引き続き首位を獲得した。
「手首からマンゴー」は、YouTubeやTikTokなどのSNSでオリジナル・ソングを発表しているシンガー・ソングライター、たかやんが2019年3月に公開した楽曲。TikTokでは今年3月にアップされた本人の歌唱動画がバズり、UGCでもフィンガー・ダンスやリップシンクをはじめ、様々な動画が投稿されている。当ランキングでは前週、初登場にして首位を獲得、当週で2連覇を達成した。
続く2位は、P丸様。が3月17日にリリースした1stフルアルバム『Sunny!!』収録の「シル・ヴ・プレジデント」。TikTokではフィンガー・ダンスが流行っているほか、P丸様。本人をはじめ、自作イラスト動画を投稿するユーザーも多い。前々週10位でトップ20デビューした同曲は、前週4位にまでランク・アップし、その上昇トレンドを維持して当週も自己最高位を更新した。
前週2位だったChinozo「グッバイ宣言」は、1ランク・ダウンして3位に。そして4位には、前週3位だったkZm & Tohji「TEENAGE VIBE」が入った。最新(4月28日公開)のBillboard JAPAN新人チャート“Heatseekers Songs”では、「グッバイ宣言」が4位、「TEENAGE VIBE」が8位に入っており、どちらもストリーミング指標がチャート・アクションを牽引していることから、TikTokで生まれたバイラルが楽曲視聴に繋がっていることが分かる。
当週11位でトップ20デビューを果たしたのは、ももいろクローバーZ「ニッポン笑顔百景 -ZZ ver.-」。同曲は、ももいろクローバーZが“桃黒亭一門”として歌ったテレビアニメ『じょしらく』エンディングテーマ「ニッポン笑顔百景」のセルフリメイクで、2012年にリリースしたオリジナルが国内外のTikTokでバズり、そうした反響を受けて発表されたもの。これに合わせて4月21日、メンバーの高城れにのTikTok公式アカウントが開設されたほか、ハッシュタグ“#nipponegaohyakkei”でチャレンジも実施され、多くの動画が投稿された。多くはアニメのエンディングでキャラクターが踊るダンスをカバーした動画で、そのほか日本のカルチャーを表現した動画なども散見される。
そのほか12位のVILLSHANA「caffe e llatte (feat. $HOR1 WINBOY)」、15位のpiec3 poppo「WATASHI」、19位のBusta Rhymes「Touch It - Clean」がトップ20デビュー。VILLSHANAは愛知県出身、現在24歳のラッパー。3月31日に滋賀出身のラッパー、$HOR1 WINBOYをフィーチャーした「caffe e llatte (feat. $HOR1 WINBOY)」をリリース、同曲のダンスがTikTokでミーム化し始めている。
◎トップ20
1位「手首からマンゴー」たかやん
2位「シル・ヴ・プレジデント」P丸様。
3位「グッバイ宣言」Chinozo
4位「TEENAGE VIBE」kZm & Tohji
5位「Renai Circulation (English Cover) [TV Size]」Lizz Robinett
6位「Sugarcrash!」ElyOtto
7位「あかるいみらい」Mom
8位「クラシックメドレー2019」Pianica Magician
9位「Bluma to Lunch」BLOOM VASE
10位「Dynamite」BTS
11位「ニッポン笑顔百景 -ZZ ver.-」ももいろクローバーZ
12位「caffe e llatte (feat. $HOR1 WINBOY)」VILLSHANA
13位「Unlock it (Lock It)」Charli XCX
14位「Oh No」Kreepa
15位「WATASHI」piec3 poppo
16位「イージーゲーム」和ぬか
17位「Storeulv 2016 (feat. Moberg)」Bek & Wallin
18位「F Boy」Ander Huang & DJ Kuromi
19位「Touch It - Clean」Busta Rhymes
20位「勿忘」Awesome City Club
集計期間:2021年4月19日~2021年4月25日
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