2021/04/06 12:45
新曲「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」が、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でNo. 1を獲得したリル・ナズ・Xが、“最悪の状態を抜け出した”過去を振り返りながらファンに感謝を述べるメッセージを2021年4月5日に投稿した。
本名モンテロ・ラマー・ヒル(Montero Lamar Hill)、まだ21歳の彼は、ちょうど2年前に発売され、全米No.1記録を塗り替えてダイアモンド認定されることとなったスーパー・ヒット曲「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」に続くシングルを出す際のプレッシャーについて綴っている。
「お前ら、人生で最悪な状態から抜け出したばかりの19歳(の若者)に、もうヒットなんて出せないって言ったよな。勝っているうちにやめとけよって言ったよな。諦めてたかもしれない。でもマルチ・プラチナ楽曲4曲と2曲のNo.1のあと、(リル・ナズ・Xは)まだここにいる。チームとファンに感謝!ily(アイ・ラヴ・ユー)」と彼はツイートしている。
インスタグラムのキャプションでは、精神的に追い詰められていた自分を奮い立たせ、ようやく「モンテロ」の共作者でプロデューサーであるテイク・ア・デイトリップ、オマー・フェディ、ロイ・レンゾと共に2020年6月にスタジオで作業を開始してから状況が好転したことについて綴っている。
「去年俺はアパートで、自分はもうおしまいだって考えていた。完璧であろうと、全ての人を満足させようと、敵を作らないようにしようと頑張りすぎてた。それが俺のクリエイティビティを抑え込んでしまっていた。自分が哀れだと思ってしまっていた。でも2020年の今頃に自分を取り戻して、デイトリップ、オマー、ロイと一緒に何か月も作業を続けた」と彼は明かし、「6月のある日、俺は曲の作業をしながら、泣くために10分おきにスタジから出ていた。でも作業をやめなかった。するとメロディーが脳裏に浮かんだ。“call me when u want na-na-na-na na”、特別な何かがあるって分かったし、1年経った今、世界で一番デカい楽曲になった。みんな本当にありがとう。自分自身の運命は自分で決められるんだよ、世界にそれを決めさせちゃダメだ!愛してるよ!」と投稿した。彼はその頃に録画した、未来の自分に向けたメッセージ動画もTwitterでシェアしている。
MRCデータによると、「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」は、2021年4月1日に終わる週に全米でストリーミングで4,690万再生され、4月4日に終わる週にラジオ・エアプレイのオーディエンス・インプレッションが110万回を記録した。米ビルボード・ストリーミング・チャート“Streaming Songs”では首位発進、2種のグローバル・チャートでも2位で初登場している。
人気急上昇中のラッパー24kGoldnが、“prada y bro”(あんたを誇りに思うよ)とインスタグラムにコメントしている。オマー・フェディは、“Hot 100”でNo.1を8週獲得した24kGoldnの「ムードfeat.イアン・ディオール」を共作/プロデュースしている。
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