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2013/01/09

故A・ワインハウス、再検死。死亡前日の様子を担当医師が語る

 2011年に亡くなったエイミー・ワインハウスの2度目の検死が行なわれ、禁酒をやめ飲酒を再開した際のアルコール中毒によって死亡していたことが検察医によって確認された。

 検察医のシャーリー・ラドクリフは、27歳のワインハウスがアルコール毒性の結果死亡し、それが偶発的に起こったものであると判定。疑わしい状況はないとした。さらに、“自発的にアルコールを飲み尽くし、死を招いた”とも続けている。

 何年もの間、ドラッグおよびアルコール依存症と公然と闘っていたワインハウスは、2011年7月23日にロンドンの自宅で遺体となって発見され、その際、彼女の周りには空になったウォッカのボトルが散らばっていたという。

 ラドクリフ医師によれば、ワインハウスの血中アルコールレベルは運転時の法定許容限度の5倍にあたり、致命的なレベルを上回っていたことが検死によりわかったという。この量のアルコールは中枢神経系に影響を及ぼし、“目が覚めないほどの眠りに落ちる”ことが起こり得るそうだ。多量のアルコール接種により呼吸停止に陥ったことがワインハウスの死因であると思われる。

 当時担当した検察医が相応しい資格を保持していなかったことがわかり、今回45分に及ぶ再検死が執り行なわれたそうだが、ワインハウスの家族は同席しなかったとのことだ。ちなみに最初の検察医は、その資格について疑問視された後に辞職。彼女はロンドン北の上級検察医である自身の夫に雇われていたそうだ。

 また、今回の検死にあたり、ワインハウスの死を発見したボディーガードや捜査した警察官、さらに彼女がドラッグとアルコールをやめようと試みた時に治療にあたっていた医師などの専門家から再び供述を取ったという。

 ワインハウスを担当した医師によると、彼女は指示に簡単には従わず、心理的なサポートを受ける提案にも抵抗するなど、とても頑固だったようだ。同医師いわく、ヘロインやクラック・コカイン、マリファナなどのドラッグを断つことは成功したものの、飲酒を止めることは苦労し、禁酒と大量飲酒を繰り返していたという。亡くなった際もほぼ2週間の禁酒の後、数日前から飲酒を始めていたようだ。

 死亡した前日、ワインハウスを診察していた担当医師は「彼女は“たいくつだから酒を飲み始めた”と言っていた。その時エイミーに“今夜から飲むのを止めるのはどうかしら”って尋ねたら、彼女は“わからない”と答えたわ」と話している。

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