2020/09/01
マライア・キャリーがVultureの特集記事で、2001年に噂されたエミネムとの短い交際について思うところはあるものの、2020年9月に出る初の自伝『The Meaning of Mariah Carey』では彼が心配するほどのことは明かしていないと語った。
300ページ以上に及ぶ自伝のことにマライアが1年以上前から言及していたことから、エミネムが自分について何を書かれたのか“ストレスを感じている”と報じられたことについて、「それに応えて歌える歌がいくつかあるけど、やらない」と彼女はインタビューで述べており、「誰かとか何かが、(自伝の)タイトルにあるように、マライア・キャリーの“実際の意味”に関連していなかったのなら、本には入っていない」と明言している。
50歳になったマライアは、30年の音楽人生において常に誤解されてきたと感じているようで、これらの誤解を文章で解消することを目指しながら共著者と約2年をかけて自伝を書き上げた。マライアがモラハラを受けていたとされる、最初の夫で元ソニー・ミュージックCEOのトミー・モトーラとの確執については書いているようで、「全部本で語っているから、そっちで読んでもらった方がいいかな」とインタビューでのコメントは避けている。とはいうものの、“囚人のような気持ちだった”と話すなど、今でもトラウマを抱えている彼との関係について、彼女は「もっと責めることだってできたけれど、しなかった。認めるべき彼の功績は認めている」と話している。
特集ではさらに、マライアの双子の子どもの父親である元夫のニック・キャノンとの共同養育について彼女が、「楽じゃない」としながらも、「でもね、大切なの。(子どもたちのために)いい関係を保っている」とコメントしているほか、今年のクリスマスも何とか盛り上げるべく、「途方もない感じになるならパペットと歌ってもいいわよ」と話しながらZOOMでミーティングを続けている様子も描かれている。
マライアは自伝で、黒人の父と白人の母という複雑な人種的背景を自分自身が受け止めきれなかった過去、“元兄”“元姉”と呼ぶほど修復不可能になってしまった兄と姉とのこじれた関係、そしてかろうじて接点がある母親について触れるなど、これまでの人生を丁寧に振り返っている。「この本を多くの部分を書きながら泣いちゃった。あまりにもはっきり覚えているからかな」という彼女は、「あのね、たくさんの人が私に腹を立てるかもしれないから、それに対応しなければならなくなるでしょうね。そうならないといいけど」と話している。
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