2020/06/21
2020年6月22日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、King & Prince『Mazy Night』が531,162枚を売り上げ、1位を獲得した(集計期間2020年6月8日~2020年6月14日)
『Mazy Night』は、前作『koi-wazurai』から約9か月半ぶりとなる5thシングルで、メンバーである平野紫耀がSexy Zoneの中島健人と共に主演しているドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』の主題歌となっている。また、King & Princeは2018年5月23日に『シンデレラガール』でデビューした後、約2年の間に計5作のシングルをリリースしているが、その全てがBillboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”及びシングルセールスチャート“Top Singles Sales”で1位を獲得している。
今回はKing & Princeの全5作のセールスの違いについて、SoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、各シングルの発売初週の販売枚数をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/89072/2)である。
◎初週売上枚数
1st 『シンデレラガール』(2018年05月23日発売) 622,701枚
2nd 『Memorial』(2018年10月10日発売) 372,139枚
3ed 『君を待ってる』(2019年04月03日発売) 400,315枚
4th 『koi-wazurai』(2019年08月28日発売) 385,303枚
5th 『Mazy Night』(2020年06月10日発売) 531,162枚
5作を比較すると5形態で発売した1st『シンデレラガール』が最も多いという結果に。その後は3形態で、『Memorial』、『君を待ってる』、『koi-wazurai』と立て続けに40万前後のセールスを記録したが、本作『Mazy Night』は一気に50万枚を越え、『シンデレラガール』には及ばなかったものの、3形態発売では最高の売り上げを記録した。
次に各シングルの累計の販路別(実店舗とEコマース)の販売比率をグラフ化したものが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/89072/3)である。こちらは累計での集計なので発売から日にちが経過している方が有利であるが、発売初週で既に『Memorial』、『君を待ってる』、『koi-wazurai』のこれまでの累計販売枚数を越している事がわかる。
また、現在は、まだ新型コロナウィルスの影響で、不要不急の外出等を控える事が求められる日常となっているが、その影響を受けて『Mazy Night』は過去作よりもEコマースの比率が非常に高くなっているのがわかる。驚くべき事に、『Mazy Night』のEコマースでの初週の売り上げ373,054枚は、『シンデレラガール』のEコマースの累計(361,479枚)を既に越えるセールスを記録している。これは、コロナ禍での苦しい日々の中、多くの人が、King & Princeに元気づけられ、支持している人が増えている事の現れだろう。
今年に入り2組同時デビューしたSixTONESとSnow Manのデビュー曲はそれぞれがミリオンを狙えるロング・ヒットとなっている事や、『未満警察 ミッドナイトランナー』で平野紫耀と共に主演を演じる中島健人が所属するSexy ZoneがKing & Princeと同じレコード会社に移籍する事も刺激となっており、これからもKing & Princeの動向と、『Mazy Night』がどれだけ販売数を伸ばすのか目が離せない。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像