2020/06/15
2020年6月12日にマライア・キャリーのデビュー・アルバム『マライア』がリリース30周年を迎えたが、全米国内で人種間の平等を求める運動が広がっていることを受けて、予定していたファンのためのサプライズなどを延期することを明らかにした。
マライアは、アルバムのアートワークを背景に「ありがとうlambily(マライア・ファンの総称)たち、#MC30アニバーサリーへのお祝いメッセージに感謝しています!」と綴ると、「サプライズやレアな音源などを皆さんとシェアしようと思っていましたが、後日に延期しようと思います」と発表。そして「私たちの壊れたシステム内における平等と正義のために戦い続ける中で、皆さんが自身のプラットフォームを使って、人々を教育し、情報提供を行い、変化を起こそうとしていることに感謝します。一緒に変化をもたらしましょう。愛しています、マライア」と現在アメリカ国内で特に重要な社会問題に目を向けた。
自身のプラットフォームで、Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター/BLM、黒人の命は重要)運動への連帯を表明しているマライアは、先日『マライア』に収録されている「There's Got to Be a Way」の即興パフォーマンスを披露し、白人警官によって殺害されたジョージ・フロイドに敬意を払うととも、27歳の誕生日を迎えるはずだった救急救命士のブリアナ・テイラーをトリビュートしていた。
またジョージ・フロイドの追悼式の日に、「疑問に思っていたの/私のために泣いてくれる?/もし私が息ができないと言ったら/もし私が溺れ、窒息していたら/もし私が息ができないと言ったら」という歌詞が、まるで彼の死について歌っているかのような『マライア』の収録曲「Languishing (the Interlude)」の一部を投稿していた。ジョージ・フロイドは、「息ができない」と訴えた続けたにも関わらず、警官に9分近く首を押さえつけられたことで窒息死した。
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