2020/06/08
YouTubeが現地時間6月7日午後に開催したオンライン仮想卒業式【Dear Class of 2020】に、BTSが登場し今年卒業する全世界の卒業生のために祝辞とパフォーマンスを行った。
YouTubeはCOVID-19により卒業式の開催が厳しくなった状況の下、全世界の大学生と高校生、彼らの家族を祝うために今回の仮想卒業式を企画。式には他にもレディー・ガガ、ビヨンセ、アリシア・キーズ、バラク・オバマ元米大統領、サンダー・ピチャイGoogle CEO、市民運動家マララ・ユスフザイ、ロバート・ゲーツ元米国防長官、コンドリーザ・ライス元米国務長官などが出演した。
スーツ姿で祝辞を務めたBTS。メンバーは各々次のとおり述べた。
RMは「2020年はたくさんのことがありましたが、それでも皆さんはやり遂げた。一つの世界を破り、自分とまた違う世界に向けて飛行を準備している皆さんの跳躍を心から応援します。音楽の中で、お互いの心の中で、自分の限界を破る時間の中で、私たちは一人だけど常に一緒にいます。今は小さなカメラ、モニター越しでお互いを見つめあっていますが、皆さんが花咲かせる未来はもっと大きくて美しい」
JUNG KOOKは「私の卒業式はBTSのYouTubeチャンネルにあがってます。高校生活の始まりと終わりにはいつもメンバーたちがいました。今の私は、私を信じて、メンバーを信じて、世界を信じながら今ここにいます。皆さんもこれから皆さんのために一歩ずつ進み、止まることなく走り続けてほしい」
JINは「少し変わった卒業式を覚えてます。(アーティストとして)デビューもしてなく、大学入学を前にした普通の卒業生だった。大人になることを恐れていて、見知らぬ世界に進むことが怖くて言葉と行動、すべてに気を付けていた」「見知らぬ環境と向き合い、どこに行くべきかわからなくいときは焦らずに少し止まってみて。今この瞬間は僕たちに与えられたチャンスかもしれない。余裕をもってゆっくりでも一歩ずつ誠実に踏み出せたら今まで気づけなかった大事なことが見えるはず」
SUGAは「素敵な締めくくりも新しいスタートもできず、もどかしい思いをしている皆さん、恐れたり不安がらないでほしい。始まりと終わり、終わりと始まりは繋がっています。今できることもあります。ひたすら自分に集中すること、自分の枠を破ってみること。大きな夢をみて、限界のない可能性に一歩ずつ近づいているか、また会う時にぜひ見せてほしい。皆さんの可能性は無限大だ」
JIMINは「卒業を心からお祝い申し上げます。実は苦しんでいないか、大変な思いをしているのではないか、今この時間を耐えることができているかすごく心配しています。絶対諦めないでほしい。ここ韓国という国、ソウルという都市に“自分”をわかってくれている誰かがいることだけは必ず覚えておいてほしい。僕たちみんな違う環境と違う状況に置かれているけど、少なくともこの瞬間だけは私たちみんな一緒に“大丈夫”と慰めあいたい」
J-HOPEは「曲を作って、ダンスをしていると行き詰まることがあります。頭の中が真っ白になってこれ以上前に進むことができないと思うとき、“もう一度だけ”という思いが僕を立て直してくれます。自分がうまくやっているか、このままいくと失敗するのではないか、常に不安になると思う。そういったときは自分の人生を導いてくれるのは自分自身ということを思い出してください」
Vは「すごく特別な日、卒業をおめでとうございます。みんな容易ではない現実と戦っていますが、写真1枚、文章1行でも残してこの瞬間を覚えていてほしい。今卒業を目の前にして、これから何をすればいいかわからなくて大変な人がいたら皆さんの心に寄りかかってみてください。今は少し大変でもその終わりにはチャンスと幸運が待っているのではないでしょうか。時間が過ぎ、この日をいい思い出として思い出させられるように努力する。そしていつかは皆さんのお話も聞けることを願っています」
なお、BTSは仮想卒業式のアフターパーティーにも参加し、「Boy With Luv (Feat. Halsey)」「Spring Day」「Mikrokosmos」などを披露。最後のステージに上がり、温かい雰囲気でオンライン仮想卒業式のフィナーレを飾った。
BTS | Dear Class Of 2020
https://www.youtube.com/watch?v=ErTgtL1Tjns
BTS Commencement Speech | Dear Class Of 2020
https://www.youtube.com/watch?v=AU6uF5sFtwA
写真提供:Big Hit Entertainment
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