2020/06/05
2020年上半期Billboard JAPANトップ・アーティスト・チャート“JAPAN TOP Artists”は、Official髭男dismが1位に輝いた。
本チャートは総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”と総合アルバム・チャート“JAPAN HOT Albums”のポイントを合算したアーティスト・ランキングだ。2019年度のあいみょんと米津玄師から、Official髭男dismとKing Gnuに1位、2位が交代。Official髭男dismとKing Gnuは、“JAPAN HOT 100”のパフォーマンスに加え、“JAPAN HOT Albums”でも存在感を発揮し、共に総合100位圏内に3タイトルを送り込んだ。とはいえ、あいみょんと米津玄師は総合3位と4位に付いており、大きく順位を落としたわけではないところをみると、ストリーミングが牽引するコンテンツ市場の多様化に起因する結果と位置付けるべきだろう。特にOfficial髭男dismはラジオ、ダウンロード、ストリーミング、ルックアップ(PC等によるCD読み取り数)、動画、カラオケで1位となり、6冠を達成。今年度年間でもトップは確実か。
また、2019年度年間15位だったMrs. GREEN APPLEが総合7位にジャンプアップ。“JAPAN HOT 100”では「インフェルノ」、「青と夏」、「僕のこと」など100位圏内に5曲、“JAPAN HOT Albums”では『Attitude』が48位にチャートインと、こちらもストリーミングが牽引して、3曲に留まった昨年度年間“JAPAN HOT 100”よりも曲数を増加させ、各曲の順位も上げている。
また、“JAPAN HOT 100”ではSnow Manの「D.D.」とSixTONESの「Imitation Rain」の後塵を拝し、最高位が「Turning Up」の総合27位に留まった嵐は、アルバムで『5×20 All the BEST!! 1999-2019』、楽曲では「Turning Up」、「A-RA-SHI : Reborn」、「Love so sweet」を総合100位圏内に送り込み、Snow Man(総合8位)とSixTONES(同11位)を抑えて総合6位に。特に、満を持して解禁したダウンロードとストリーミングでのポイント積み上げが大きな要因だった。
コロナ禍が一旦の落ち着きをみせ、延期されていたフィジカル・リリースが再開するため、今年度下半期はリリース・ラッシュが予想される。コンスタントな拡大をみせるデジタル領域による高いチャート占有率がこのまま維持されるか、それともフィジカルの巻き返しによるチャートの変動が起きるのか。激動のBillboard JAPANチャート各々に引き続きご注目頂きたい。
◎Official髭男dism コメント
こんなにもたくさんの方が自分たちの音楽を聴いて下さっているという事に感謝の気持ちが溢れています。本当にありがとうございます。
インタビュー全文
【2020年上半期JAPAN TOP Artists】トップ20
1位 Official髭男dism
2位 King Gnu
3位 あいみょん
4位 米津玄師
5位 BTS
6位 嵐
7位 Mrs. GREEN APPLE
8位 Snow Man
9位 LiSA
10位 back number
11位 SixTONES
12位 TWICE
13位 菅田将暉
14位 RADWIMPS
15位 ONE OK ROCK
16位 乃木坂46
17位 ビリー・アイリッシュ
18位 JO1
19位 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
20位 ヨルシカ
集計期間:2019年11月25日(月)~2020年5月24日(日)
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