2020/04/17
ジョン・ボン・ジョヴィが先月、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために戦う米国の現状について歌った「Do What You Can」(やれることをやろう)と題された未完成のバラードを公開し、残りの歌詞を書いてほしいと広くファンから募った。
米フロリダ州の地元紙パームビーチ・ポストが彼の取り組みを伝えたところ、ボン・ジョヴィの長年のファンで、パームビーチ・ガーデンズにあるマーシュ・ポイント小学校に務めているマイケル・ボニック教諭が、休校中で自宅待機している同校附属幼稚園の生徒たちに、“現在自分がどこで、誰と過ごしているか”をテーマに歌詞を書いてみようという宿題を先週出した。
その後ボニック先生が、園児たちが思い思いに自主隔離生活について綴った歌詞を、ボン・ジョヴィのスタッフ宛に送ったところ、ジョン本人が生徒たちと会いたがっていると連絡があり、現地時間の2020年4月13日午前10時に行われたオンライン授業で対面が実現した。
ジョンはビデオ・チャットを通じ、「B先生が、君たちに文章を書くきっかけを与えてくれたみたいで、僕はそれを聞いてとても嬉しかったよ。自分の気持ちを紙に書いておくことができれば、それが歌になることがあるし、物語になることだってあるし、どういう結果になるかは誰にも分からないからね」と20人の園児たちと、その様子を見守る親に語りかけた。
彼はまた、提出された中から3人の作品を選び、アコースティック・ギターを弾きながら自主隔離生活の退屈さや孤独感について綴られた内容を紹介した。最後に、「My parents try their best/But I can tell that they’re stressed」(両親は頑張っているけれど、ストレスを感じているのが分かる)という歌詞で締めくくったジョンは、これを書いたA.J.くんという男の子に対し、「君はロックンロール・スターだよ。これは君と僕が一緒に書いたんだよ、相棒」と絶賛した。
「Do What You Can」には現時点で何千もの歌詞がネットで寄せられており、ジョンはそれらの中から選択したものを織り込みながら、同曲のパフォーマンスを米ニュージャージー州の自宅から配信している。
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