2020/04/10 16:00
トゥエンティ・ワン・パイロッツが、新型コロナウイルスのパンデミックを受け、その影響や葛藤を歌った新曲「レベル・オブ・コンサーン」を発表した。
世界各国で猛威を振るっている新型コロナウイルスと闘う人たちのために制作した同曲は、現在全ての主要配信サービスにて配信中となっており、彼らの長年のコラボレーターであるReel Bear Mediaが制作を手がけたミュージック・ビデオも公開されている。
メンバーのタイラー・ジョセフとジョシュ・ダンは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、甚大な影響を受けているライブ・コンサートなどのイベント関係者を応援するため、「レベル・オブ・コンサーン」の収益の一部をCrew Nationに寄付すると表明した。
※Crew Nation:ライブ・ネイションにより設立された、新型コロナウイルスで被害にあったイベントやコンサート、ライブツアーの裏方スタッフを経済支援する世界規模の基金。
フロントマンのタイラー・ジョセフは先日ツイッターで、自粛生活中に自宅で新曲を制作していると発信。「常に曲は書いているけど、この曲は今出すべきだと思うんだ」と述べている。彼は自分史上初のエレクトリックギターで作ったという同曲を「シンプルだけど希望を与えてくれる曲」と話している。
「レベル・オブ・コンサーン」は2018年にリリースされ、大絶賛を浴びたアルバム『トレンチ』以降初のリリースとなる。Billboard誌が「ジャンルにとらわれず、トゥエンティ・ワン・パイロッツの自由で無窮な音楽性がより引き立つ作品」と述べた前作『トレンチ』は、RIAAゴールド認定獲得のみならず、初週17万5000ユニットを売り上げ、アメリカ史上最大の初週売り上げ枚数を記録するなど、全世界で驚異的なインパクトを残した作品となった。20億回のアルバム再生回数を突破した同アルバムは、米国、英国、ベルギー、カナダ、フィンランド、ドイツ、アイルランド、イタリア、ノルウェー、スコットランド、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランド、オランダなど、数々の国のアルバム・チャートで初登場5位以内を獲得した。
『トレンチ』には、大ヒットを果たした「ザ・ハイプ」、「クロライン」、そして「ジャンプスーツ」が収録されており、中でも「ジャンプスーツ」はここ10年、Billboardのオルタナティブ・ソングス・チャートで最も早く首位に上った曲となっただけでなく、グラミー賞<最優秀ロック・ソング>部門にノミネートされ、トゥエンティ・ワン・パイロッツの4度目のノミネートを飾った。また、『トレンチ』には「ニコ・アンド・ザ・ナイナーズ」、「レヴィテイト」、「マイ・ブラッド」など、多数の人気曲が収録されている。
昨年、彼らは2013年リリースされたアルバム『ヴェッセル』がRIAAゴールド及びプラチナ認定を獲得し、同アルバムの全収録曲がそれぞれゴールド、プラチナ又はマルチプラチナ認定を受けたと発表。そして同様の偉業を成し遂げた2015年リリースのアルバム『ブラーリーフェイス』も、デジタル時代に驚異的な売上枚数を記録した作品となり、トゥエンティ・ワン・パイロッツは画期的な偉業を成し遂げたアルバムを2枚生み出し、世界的にレジェンド的バンドとしての立ち位置を確立した。
◎配信リリース情報
ニュー・シングル「「レベル・オブ・コンサーン」 / Level of Concern」
2020/4/9 配信スタート
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