2020/04/08
現地時間2020年4月7日、アメリカーナのレジェンドで、稀有なシンガーソングライターのジョン・プラインが、新型コロナウイルスの合併症のため、73歳で亡くなったことを彼の家族が明らかにした。
プラインの家族は、彼がCOVID-19の検査で陽性だったことを現地時間3月29日にファンへ報告していた。SNSに投稿されたメッセージには、プラインが治療のために数日前より入院しており、「危機的状況」であることが綴られていた。また4月2日には妻のフィオナが「まだとても容態が悪い」ものの「希望を持っている」と近況を報告していた。
1946年10月10日に米イリノイ州で生まれ、1970年代にシカゴのフォーク・シーンで頭角を現したプラインは、1971年にセルフ・タイトル作でデビューして以降、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にアルバム15作をチャートインさせている。生前最後のリリースは、2018年の『The Tree of Forgiveness』で、【グラミー賞】を受賞した2005年の『Fair & Square』以来13年ぶりのオリジナル楽曲からなるアルバムだった。
ボブ・ディランやクリス・クリストファーソン、“カウボーイ”ジャック・クレメントらの著名アーティストから信頼を集めたプラインの代表曲「Sam Stone」、「Hello In There」、「Paradise」などは、数多くのアーティストに愛され、カヴァーされている。今年、米レコーディング・アカデミーより<特別功労賞生涯業績賞>を贈られた彼は、昨年【ソングライターの殿堂】入りも果たしていた。
彼の死を偲んで、前述の『The Tree of Forgiveness』に参加したジェイソン・イズベルをはじめ、ブルース・スプリングスティーン、シェリル・クロウ、マーゴ・プライス、ベット・ミドラーら数多くのアーティストが哀悼メッセージをSNSへ投稿している。
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