2020/01/31 17:30
SoundScan Japanの『2019年の年間売上動向』が発表され、音楽ビデオ(DVD、ブルーレイ他)の総売上金額は約757億円と前年比85.8%と大幅に減少したことが分かった。
大幅な減少についての理由は、2018年にリリースされた安室奈美恵さんの引退に伴う、ラストツアー映像の売上だ。2018年は、同作の売上により885億円と大幅に増加。その結果、2019年は前年比85.8%となったが、嵐、関ジャニ∞、B'z、BTSらの映像作品の売上増加が功を奏し、2017年と比較すると116億円増加している。
DVDとブルーレイ他を比べると、47:53とブルーレイ他の方が多いという結果に。2018年は51:49とDVDの方がシェアが高かったが、映画やアニメ等と同様に音楽ビデオもブルーレイ他の比率が半数を超えるという結果になった。なお、売上枚数は約1,047万枚で前年比90.3%(2018年は約1,241万枚)。
アーティスト別の売上ランキングでは嵐が約72.7億円を売上げ1位に。続いて関ジャニ∞が約35.8億円で2位、BTSが約28.1億円で3位を獲得した。なお、音楽ビデオにおいては2016年以来3年ぶりに男性アーティストがTOP3を独占するという年となった。
作品別の売上枚数では、嵐『5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019』が約81.5万枚を売り上げて1位に。続いて『ボヘミアン・ラプソディ』が40.8万枚で2位、関ジャニ∞『関ジャニ’sエイターテインメント GR8EST』が約26.1万枚で3位となった。
なお、オーディオを含む、音楽ソフト総売上金額は約2,598億円で前年比93%(2018年は約2,793億円)、総売上枚数は約9,083万枚に。ここでも嵐が約196億円を売り上げて1位を獲得し、乃木坂46が約86億円で2位、関ジャニ∞が約50.5億円で3位を獲得した。
『2019年の年間売上動向』はSoundScan Japanによる全国のCD・ビデオソフト店および広域チェーン店、書店、家電量販店等、コンビニエンスストア、Eコマース各社で販売された音楽・映像ソフト商品のPOSデータを基に算出。計測期間は、2018年12月31日~2019年12月29日。
ビデオの売上枚数別トップ10は以下の通り。
◎2019年年間ビデオ・チャート
1位:『5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019』 嵐 81.5万枚
2位:『ボヘミアン・ラプソディ』 40.8万枚
3位:『関ジャニ’sエイターテインメント GR8EST』関ジャニ∞ 26.1万枚
4位:『十五祭』 関ジャニ∞ 25.2万枚
5位:『愛だけがすべて -What do you want?-』Hey! Say! JUMP 20.4万枚
6位:『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』Hey! Say! JUMP 18.8万枚
7位:『アラジン』 17.6万枚
8位:『アベンジャーズ/エンドゲーム』 17.4万枚
9位:『LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!』Kis-My-Ft2 16万枚
10位:『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』 B'z 15.1万枚
※計測期間:2018年12月31日~2019年12月29日
※表示枚数、金額は概数となります
※金額は全て税抜
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