2019/08/26
昨年から自身の政治的姿勢を明確にするようになったテイラー・スウィフトが、2019年8月24日に公開された英紙ガーディアンとのインタビューで、その理由について語っている。
トランプ大統領について彼女は、「(米国は)民主主義だから―少なくともそうであるはずだから―意見が合わなくてもいいし、異議を唱えてもいいし、ディベートしてもいい。(しかしトランプ大統領は)独裁政治だと考えていると私は本当に思う」と危機感を語っている。
2018年の米中間選挙まで全く政治発言をしたことがなかった彼女は、トランプ氏が勝利した2016年の大統領選挙前後も無言を貫いたことに当時批判が集中した。このことについて彼女は、母親ががんと闘っていたり、大々的に報じられたカニエ・ウェスト夫妻との確執など、個人的につらい時期だったと説明しており、「自分のメンタル・ヘルスを守ろうとしていただけで、ニュースをあまり見ないようにしていた。投票はしたし、人に投票するよう呼びかけたけれど、自分が対処できることと、そうでないことがわかっていた。文字通り壊れてしまいそうだった」と明かしている。
常に世間から注目され、何をしても批判されることが多い彼女は、「自分がとにかく完全に無力だと感じていた。邪魔になるとさえ思っていた」と当時の心境を語っている。自分の本当の思いを発言しなかったことを“後悔している”という彼女は、やり直せるならヒラリー・クリントンを推薦していたと明かしている。
また、彼女が有権者登録している米テネシー州で、現在妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案が可決されようとしていることについて、「私は当然中絶合法化に賛成」と明言している。
Taylor Swift: Trump thinks his presidency is an autocracy https://t.co/y4cm2UDJjn
— The Guardian (@guardian) August 23, 2019
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