2019/04/06 22:19
荻野目洋子が、4月6日、東京・恵比寿のリキッドルームでデビュー35周年の記念ライブ【YOKO OGINOME LIVE 2019 FREEDOM!!】を開催した。
2017年に、大阪府立登美丘高校ダンス部とともに、日本レコード大賞の特別賞を受賞するなど、爆発的な再ブレイクを果たしたが、ライブハウスでのオールスタンディングによる単独公演は、意外にも今回が初めて。
今年1月には23年ぶりにテレビドラマの主演を務めるなど、50代を迎えて、ますます活動の幅を広げている荻野目洋子だが、今回のライブではギターの弾き語りに加えて、ピアノの弾き語りにも初挑戦。オリジナル曲や洋邦のヒット曲をバンド演奏でロックシンガーばりに歌唱するなど、意欲的なパフォーマンスで、さらなる進化を印象づけた。
この日のライブは、最近、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観たという荻野目がクイーンの「We Will Rock You」に乗せて「35周年を一緒にお祝いしてくれませんか?」と歌う演出からスタート。革ジャンにミニスカート姿のロックスタイルで登場すると、会場のボルテージは一気に上がった。
序盤は荻野目が90年代に発表したクラブミュージック系のナンバーや、バンドサウンドにアレンジされたアルバム曲など、会場の雰囲気にマッチした楽曲で構成。中盤ではハードロック調の「六本木純情派」や代表曲「ダンシング・ヒーロー」、さらに1月放送の主演ドラマ『ネット歌姫~パート主婦が、歌ってみた~』(BSプレミアム/4月7日に再放送)の劇中で歌唱した「DOWN TOWN」(オリジナル:シュガー・ベイブ)や「本能」(オリジナル:椎名林檎)も披露した。
弾き語りコーナーでは、シーアやプリンスの世界的なヒット曲をカバー。さらに荻野目自身が26年ぶりに作詞・作曲を手がけた新曲「愛とは」を初めてお披露目するなど、盛りだくさんの内容で会場を沸かせた。鳴りやまない拍手の中、アンコールでは、日頃から親交のあるLiLiCoが登場。「DEAR~コバルトの彼方へ~」をデュエットしたあと、荻野目の顔が描かれたケーキがサプライズで運び込まれるなど、祝祭感に溢れた演出と、“ロックな荻野目ちゃん”を満喫できる選曲で満場のファンを魅了した。
◎荻野目洋子コメント
昨年50歳を迎えて、小さなことでも新しい目標を増やしていけたら・・・と思って、今回のライブは初のオールスタンディング、そしてピアノの弾き語りに挑戦しました。多くの皆さんにお会いできただけでなく、いま自分が感じていることを歌にした新曲も喜んでいただけて、また新たなモチベーションが湧いてきました。私の声を通して、少しでも感じていただけるものがあるよう、これからも精進していきますので、是非また会いに来てください!本日はありがとうございました。
◎公演情報
【YOKO OGINOME LIVE 2019 FREEDOM!!】
2019年4月6日(土)
東京・恵比寿LIQUIDROOM
<セットリスト>
M01. ジャングル・ダンス (15thシングル「スターダスト・ドリーム」C/W/88年)
M02. LOOK UP TO THE SKY(36thシングル/97年)
M03. Make It On My Own(37thシングル/97年)
M04. REPLICAのKISS(15thアルバム『NUDIST』/92年)
M05. RAINBOW CHAMELEON(38thシングル「from my Garden」C/W/97年)
M06. JULIA(12thアルバム『KNOCK ON MY DOOR』/90年)
M07. 黄昏のネイバーフッド (4thアルバム『ラズベリーの風』/86年)
M08. 六本木純情派 (10thシングル/86年)
M09. ロマンティックに愛して (26thシングル/92年)
M10. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up) (7thシングル/85年)
M11. 銀色のペーパームーン (8thアルバム『CD-RIDER』/88年)
M12. DOWNTOWN(19thアルバム『Songs & Voice』/09年) ※NHK-BSドラマ『ネット歌姫』劇中歌
M13. 本能 (椎名林檎のカバー) ※NHK-BSドラマ『ネット歌姫』劇中歌
M14. Chandelier(シーアのカバー) ※ピアノ弾き語り
M15. Nothing Compares To You (プリンスのカバー) ※アコースティックギター弾き語り
M16. 愛とは (新曲) ※作詞・作曲:荻野目洋子
M17. フリーダム (20thアルバム『ディア・ポップシンガー』/14年)
<アンコール>
M18. DEAR~コバルトの彼方へ~ (16thシングル/88年)
M19. コーヒー・ルンバ (25thシングル/92年)
M20. 湘南ハートブレイク (18thシングル/89年)
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