2018/12/20
2018年に死去した故アヴィーチーが残した2,500万ドル(約28億円)を超えるとみられる遺産を、両親が相続することが明らかになった。
4月に自殺で亡くなったアヴィーチーことティム・バークリングは遺言書を残していなかったが、結婚しておらず子供もいないため、国内外の税金が差し引かれた後の遺産は、母国であるスウェーデンの法律に基づいて両親が相続することになる。
米紙ロサンゼルス・タイムズが入手した公文書によると、アヴィーチーがロサンゼルスに構えていた自宅はオフ・マーケットで1,750万ドル(約19.6億円)で売却されている。生前彼は慈善活動に積極的で、2011にHouse For Hungerを設立したほか、チケット・セールスを通じFeeding Americaに100万ドル(約1.1億円)を寄付したことがあった。また、スウェーデンのチャリティ Radiohjalpenに100万ユーロ(約1.2億円)、FEED Foundationに6万ドル(約670万円)を寄付した。HIVやエイズへの知識を広め、感染のまん延と闘い、患者のケア・オプションを増やす活動をしている(RED)とも密接に協力していた。
アヴィーチーの両親は息子の死後、公式ウェブサイトAvicii.comを自由にメッセージを書き込める追悼伝言板にリニューアルして公開した。また、彼が愛用していたスタインウェイのグランドピアノをストックホルムの博物館に寄贈する許可も出したものとみられる。
名声やツアーばかりの生活と格闘していたアヴィーチーに密着した映画『Avicii: True Stories』が2018年12月28日にNetflixで公開される。
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