2018/06/27 15:05
2018年7月6日に全国公開となる映画『セラヴィ!』の音楽面に迫ったメイキング映像(https://youtu.be/KqffLH15JdI)が公開となり、映画音楽を担当した世界有数のベーシスト、アヴィシャイ・コーエンから日本独占コメントが到着した。
2012年公開の映画『最強のふたり』の監督・スタッフ陣により製作された、待望の最新作『セラヴィ!』。世界的に注目を集める製作チームが再集結し作り上げたのは、ベテランのウェディング・プランナーの主人公が手掛ける17世紀の建造の城を舞台にした豪華絢爛な結婚式の1日を通じて、チャーミングな人々が巻き起こす遊びゴコロと優しさに満ち溢れた私たちへの人生賛歌。昨年公開された本国フランスでは公開1か月で興収25億円を突破した超・話題作となっている。
エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ両監督とアヴィシャイ・コーエンとのコラボは、ナカシュ監督が脚本執筆中にコーエンの曲を聴き、その独特なテンポとリズムは物語にピッタリ合うのではないかと考え、これまで映画音楽を手掛けたことのないコーエンにダメもとでアプローチをしたことがきっかけだという。もともと『最強のふたり』が好きだったというコーエンはオファーを快諾した。
劇中使用されているアヴィシャイ・コーエンの楽曲はいずれも彼の既存の曲で、映画のためにアレンジして全て再録。観客を物語の舞台となる古城へと誘うオープニングシーンで使われている「Seven Seas」をはじめ、いずれもまるで映画のために書き下ろされたかのように各シーンと見事なマッチングを見せている。
なお、コーエンによる現レギュラー・トリオとオーケストラを融合させた意欲的なステージが【アヴィシャイ・コーエン トリオ with 17 ストリングス】と題され8月に日本初上陸を果たす。
アヴィシャイ・コーエン アーティスト写真(C)Bernard RIE Photographies
◎アヴィシャイ・コーエン 日本独占コメント
「音楽の物語る力や、音楽自体がとても活き活きとしていることに驚いた」
2年前、あるコンサート終わりに、2人のフランス人映画監督が私のところに来て、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュです、と自らの紹介を受けたんだ。映画制作者からアプローチされるのは初めてではないが、彼らが『最強のふたり』(2012年)のつくり手たちであることを伝えられた時に、大物だと気づいたよ。『最強のふたり』は私がとても好きな映画だからね。
監督たちから、私の音楽にインスパイアされた映画の脚本を書いていると聞き、音楽使用の許可を求められたのだけれど、初めての映画とのコラボレーションを、この素晴らしい監督たちと一緒?にできたことがとても嬉しい。
本作では、新しい曲を書き下ろしたのではなく、監督たちが私の既存のレパートリーの中でどの曲を使用したいかが明確で、すでに映画全体に音楽が有機的に織り込まれていたんだ。
完成した映画を観た時に、音楽の物語る力や、音楽自体がとても活き活きとしていることに驚いたよ。彼らがどれだけ音楽やミュージシャンからインスパイアされているか理解できるし、逆に私も彼らにインスパイアされたよ。彼らとの仕事を通して、それぞれが芸術としてなりたっている「映像」や「音楽」の使い方、お互いを補完し合うように一緒に働かせる方法や、彼らのもの作りに?対しての情熱など、沢山のことを学んだ。
この映画は笑えて、刺激的で、彼らのこれまでの作品と同様に人間社会へのメッセージを含んでいる。
◎公演情報
【Blue Note Tokyo 30th Anniversary presents AVISHAI COHEN TRIO WITH 17 STRINGS】
2018年8月26日(日) 紀尾井ホール
詳細:https://bit.ly/2tx5hEL
◎公開情報
映画『セラヴィ!』
2018年7月6日(金)渋谷・シネクイント他全国公開
配給:パルコ
監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
出演:ジャン=ピエール・バクリ、ジャン=ポール・ルーヴ、ジル・ルルーシュ、ヴァンサン・マケーニュ、アルバン・イワノフ
製作年:2017年 製作国:フランス 本編:117分 言語:フランス語
(C)2017 QUAD+TEN / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / PANACHE PRODUCTIONS / LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE
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