2018/05/30 12:20
BTS (防弾少年団)の新曲「FAKE LOVE」が2018年6月2日付の最新米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初登場10位を記録し、K-POPグループとして初の全米TOP10入りを果たした。
「FAKE LOVE」が収録されているBTSのニュー・アルバム『LOVE YOURSELF 轉 “Tear”』は同日付の最新米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”でK-POP史上初の1位を獲得している。
「FAKE LOVE」はBTSの「MIC Dropfeat.デザイナー」が2017年12月に記録したK-POPグループとしてのHot 100最高位(28位)を更新した。
K-POP全体として見ると、過去に米ビルボード・ソング・チャートTOP10にチャート・インしたアーティストはPSYだけで、BTSは史上2番目となった。PSYは「江南スタイル」で2012年に7週2位を保持し、「ジェントルマン」で2013年に5位を獲得している。
また、「FAKE LOVE」はK-POPの楽曲としてHot 100のTOP10圏内に初登場した初めての楽曲となった。これまでの初登場最高位はPSYの「ジェントルマン」で12位で発進していた。
更に、2018年5月20日に開催された【2018 ビルボード・ミュージック・アワード】でTV初披露された「FAKE LOVE」は、ニールセン・ミュージックによると5月24日で終わるチャート週に全米で29,000ダウンロードを記録し、BTSにとって初の米ビルボード・デジタル・ソング・チャートNo.1となった。これはK-POPグループとしては初、K-POP全体としてはPSYの「江南スタイル」に次いで2回目の同チャート首位(2012年に6週)。BTSにとっては同チャート2度目のTOP10入りで、「MIC Drop」が4位を記録している。
ちなみに「FAKE LOVE」は2005年以来、最も少ないダウンロード数でデジタル・ソング・チャートNo.1を獲得した楽曲でもある。2005年1月1日にグリーン・デイの「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」が21,000ダウンロードでNo.1になったが、ストリーミングに押されてダウンロードが年々減り続けている傾向を反映している。
ストリーミングでは「FAKE LOVE」は5月24日で終わるチャート週に全米で2,740万再生を記録、ストリーミング・ソングス・チャートで7位を獲得している。BTSにとって初のTOP10入りで、2017年10月に「DNA」が37位を記録していた。
全米のラジオでも「FAKE LOVE」は聴かれており、メインストリームTOP40を基準にしたポップ・ソングス・エアプレイ・チャートにも食い込んできている。2018年5月27日までに放送された回数はKJYO Oklahoma Cityが62回でトップ、次いでKROI Houstonの36回、WEZB New Orleansの22回となっている。
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