2018/04/19
米カリフォルニア州インディオにて毎年開催されている世界的野外音楽フェスティバル【コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル】。
昨年に続きBillboard JAPANの特派員が、2018年4月13日~15日にかけて行われたウィークエンド1に参加。ここでは、ロック界の若きホープ、グレタ・ヴァン・フリートのライブ・レポートをお届けする。
昨年、レッド・ツェッペリンを彷彿させる若いバンドが出てきたという評判聞き、それ以来気になっていた彼ら。夕日の日差しがまだ強い5時前に3番目に大きいテントには満員のオーディエンスが詰めかけ、EDMをメインに聞いていそうな10代から20代の若い層が中心なので「クラシック・ロック聞くの?」と思わずにはいれないほどのミスマッチさに驚く。
ブルースの雰囲気たっぷりのボーカルのJoshはベストを軽く羽織った姿で登場し、デビュー・シングル「Highway Tune」をパワフルな演奏とヴォーカルでスタート。音源に負けず劣らない演奏力と歌唱力に圧倒される。
今月22歳になるJoshとJakeがこのバンドの年長で若いのに演奏がうまいのは、幼い頃から鍛え上げられている本物のミュージシャンだから。途中、Jakeがギターを後頭部まで持ち上げて弦を見ずに演奏する姿にオーディエンスが興奮し大歓声が上がった時、ひょっとして日頃EDMを聞いてそうなオーディエンスにとって楽器の演奏テクニックやロックそのものがとても新鮮なのではないかと思った。
きっとこれが大御所の有名なロック・バンドならこんなにオーディエンスは集まらないであろうと考えると、自分たちと同じ世代のメンバーがステージ上で演奏していることがポイントなのだろう。そう思うと、ロックの未来に希望が持てそうでステージを見る顔がニヤつかずにはいられないほど嬉しくなったライブだ。
Photo: Getty for Coachella
◎公演情報
【コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル】
米カリフォルニア州インディオ
エンパイア・ポロ・フィールド
ウィークエンド1:2018年4月13日~15日
ウィークエンド2:2018年4月20日~22日
INFO: http://www.coachella.com
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