2018/04/19
米カリフォルニア州インディオにて毎年開催されている世界的野外音楽フェスティバル【コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル】。
昨年に続きBillboard JAPANの特派員が、2018年4月13日~15日にかけて行われたウィークエンド1に参加。ここでは、ケンドリック・ラマーが飛び入りしたシザのライブ・レポートをお届けする。
2016年の【コーチェラ】に出演した時、他のアーティストと時間が被っていて見られなかったがテントを横切る時に聞こえた「シーズ、シーズ」と熱狂したオーディエンスのシザ・コールが未だに忘れられず、今年はメイン・ステージで2年前のリベンジを果たそうと1つ前のアクトの後半あたりから前方に向けて移動。同じことを考えている人は多く前進するのに苦労したが、オシャレに髪を編み込んだ黒人女性の若いグループが前方には目立った。
ステージ向かって右側に銀色のトレーラー・ハウスがあり、そして左側には焚火とその隣にある大きな木に吊らされたブランコを漕ぎながらデニムのつなぎでシザが現れ、印象的なギターが冒頭の「Supermodel」からライブがスタート。編成はギター以外にドラムとキーボードと必要最小限の音とシザの歌声が心地よい。
「Go Gina」ではデニムのつなぎを脱いでピンク色のトップとスカートに早着替え。ソウルフルな「Broken Clocks」に続いて「Drew Barrymore」ではスクリーンにドリュー・バリモア出演映画の数々のシーンを流しながら演奏。
MCで【コーチェラ】出演は2回目で、今回のステージは自身の人生において影響を与えた子供の時に参加したキャンプを再現したかったと説明。バックグラウンドが異なる者同士がエネルギーや大切な時間を共有することが素晴らしかった、あの時の体験を今日ここに集まったみんなとしたいと言っていた。
そして人生を変えた曲という紹介の後「Garden」を演奏。ライブで演奏するのは初めての「Pretty Little Birds」ではIsaiah Rashadが飛び入り。リズムがスムースで心地よい「Love Galore」ではほぼ周りのオーディエンスはシンガロング。続いて、真っ赤のドレッドが印象的なTrippie Reddが飛び入りした「Dark Knight Dummo」ではトランポリンで跳ねるシザの姿が楽しそうで微笑ましい。
「Doves In the Wind」ではケンドリック・ラマーが飛び入りし、割れんばかりの大歓声。1曲共演しているところを目撃できただけでもありがたいのに、アメリカで大ヒット中の映画『ブラックパンサー』から「All The Stars」のケンドリックとの共演とは豪華過ぎるサプライズ。時間にして45分という短いセットだったが、バンドの演奏は非常にミニマムでシザの歌唱や歌詞に集中できるパフォーマンスで、気づかないうちに完全に吸い込まれるほど魅力的なライブだった。
Photo: Getty for Coachella
◎公演情報
【コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル】
米カリフォルニア州インディオ
エンパイア・ポロ・フィールド
ウィークエンド1:2018年4月13日~15日
ウィークエンド2:2018年4月20日~22日
INFO: http://www.coachella.com
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