2018/04/16 18:00
2018年4月14日に、テレビ朝日系の音楽番組『musicるTV』が主催するライブイベント【musicるFES 2018 -Spring Edition-】がマイナビBLITZ赤坂にて開催。第三弾となる今回は、会場を新たに、様々なジャンルの第一線で活躍する豪華アーティストたちが集結した。
<佐々木李子(オープニングアクト)>
時刻は、18:00。まずは、薄暗いステージの中、20歳の新進気鋭のシンガー曲目佐々木李子が登場。今回、オープニングアクトを務める彼女のライブは、空間を切り裂くような鋭いイントロで始まる「Imperfect」からスタート。小さな身体から放たれる力強く芯の通った歌声でオーディエンスを圧倒したかと思うと、ジャジーでしっとりとしたナンバー「酩酊」では、色っぽい艶めいた歌声を披露。シンガーとしての振り幅の広さを見せつける。そして、最後の曲「寄り道」では、オーディエンスとともに手を大きく振り、オープニングアクトとして会場を、十二分に盛り上げた。
<オープニング>
佐々木李子のパフォーマンスが終わり、オープニングVTRが流れると、『musicるTV』のMCヒャダインと、ナレーションを務める、内田真礼がステージに登場。イベントタイトルを唱えると、【musicるFES 2018 -Spring Edition-】がスタートした。
<May'n>
トップバッターは、国内外で活躍する注目の歌姫、May'n。ダンサーを引き連れ登場すると、すぐさまアップテンポなダンスナンバー「Chase the world」でスタート。曲終わりに「最高に騒いでいきましょう!」と放つと、ヘビィなサウンドのナンバー「Banggin' Your Head」、そして「Belief」へと続けた。 POPSからROCK、DANCE、R&Bと幅広いジャンルを普段から歌いこなすMay'nだからこその豊かな歌声や表情に、会場は一気に盛り上がりを見せる。4曲目「ViViD」が始まると、会場はさらにヒートアップ。すると一転、スローバラード曲「ダイアモンド クレバス」へ。May'nを一躍スターへと押し上げたこの曲では、感情がこもったハイトーンボイスが会場中に響き渡る。「デビューして13年間で一番幸せな出会いはライブ。だから、一人一人に届けたい歌があります。受け取ってください。」そう語ると、最後の曲「You」へ。歌詞にある「君」の言葉に想いを込め、届けるように歌い上げるMay'n。それを受け取るオーディエンス。両者の想いが交わり、ここに一つの熱いライブが作り上げられた。
<小松未可子>
続いては、畑 亜貴ら大物クリエイターが参加する「Q-MHz」による全面プロデュースで話題の人気声優アーティスト、小松未可子。現在ツアーの真っ最中とのことで、ともに回っているバンドを引き連れての登場。「ブリッツいくよ!」の声で、1曲目「short hair EGOIST」、2曲目「Catch me if you JAZZ」を披露。ノリやすい縦ノリのリズムに、オーディエンスが一斉に飛び跳ねる。続けて、バンドアンサンブルで様々な展開を見せる「真夏の夜のパレード」、ワルツのような優美なナンバー「Maybe the next waltz」へ。「みんなで一緒に! LISTEN!」とオーディエンスとともに叫ぶと、MCのヒャダインこと前山田健一が作詞・作曲した「LISTEN!!」へ。ラストは、「Lonely Battle Mode」。オーディエンスだけでなく、みかこし、バンド、会場全員のテンションがマックスに達し、腕、頭を一心不乱に振り乱す。そして、最後、全員でジャンプし、一体感溢れるライブパフォーマンスを見せつけた。
<クラムボン>
続いては、抜群の演奏力とアンサンブルで、唯一無二の世界観を創り出す3人組、クラムボン。1曲目「Rough & Laugh」でライブスタート。ピアノ、ドラム、ベースというシンプルな楽器編成でありながら、個々の高い演奏技術によって完成度の高いライブを繰り広げていく。続けて、アニメマクロスFの楽曲「星間飛行」をカバー。アニメファンが多い今回のフェス。3人は、オーディエンスのハートをしっかりとキャッチした。ミト(b)が「サービス満載でお届けします。」と語ると、次の曲「yet」へ。およそ3ピースとは思えない音圧とトリッキーなアンサブルを見事にこなす3人の演奏に、会場は息を飲む。そして、CMでも話題の曲「Slight Slight」。先ほどの激しさとは打って変わって、原田郁子(key,vo)の特徴的かつ、温かみのある歌声が存分に響き渡るスローバラード曲を披露した。「春らしい曲をやって終わります。」と最後の曲「タイムライン」へ。ステージは、曲の雰囲気に合わせた暖色の照明に包まれ、圧巻のライブパフォーマンスを締めくくる。心がホッとする温かい余韻を会場に残し、3人はステージを後にした。
<内田真礼>
そして、【musicるFES 2018 -Spring Edition-】トリを務めたのは、内田真礼。バックバンドがかき鳴らすヘビィでロックなサウンドにのり、「創傷イノセンス」からライブスタート。曲が始まると、オーディエンス盛り上がりが再熱。全員が、高く手を挙げ、バンドサウンドをかき消すほどの大きな歓声をステージへ投げかける。「行くぞ! ブリッツ!」と叫ぶと「Distorted World」では、ブレイクに合わせ、オーディエンスが宙に舞い、「世界が形失くしても」では、掛け声が響き渡るなど、会場の熱は、どんどんヒートアップ。続けて、「みなさん、踊っていきましょう!」と、「ロマンティックダンサー」。4つ打ちのリズムに乗せた、ダンサブルな曲を初披露。ステージで飛び跳ねる内田真礼に、オーディエンスは全力の掛け声で答える。続いての曲「c.o.s.m.o.s」は、クラムボン、ミトによる編曲ということで、ミト本人がステージに登場。鉄琴などパーカッションで演奏に参加。高尚なテクノサウンドの中、内田真礼の透き通った伸びのあるハイトーンが響き渡った。「回せ!」の言葉を合図に、オーディエンスが一斉にタオルを回す「クロスファイア」。疾走感溢れる演奏の後、勢いそのまま、ラスト「高鳴りのソルフェージュ」まで一気に駆け抜け、全7曲、完全燃焼のパフォーマンスで【musicるFES】を締めくくった。
<転換>
転換中には、ヒャダインと出演バンドが順番に登場。「ピンポーン」というチャイム音とともに各出演者が登場するアットホームな演出の中、ヒャダインと出演者がトークを繰り広げた。さらに、番組コーナー「ヒャダの中」も転換中に行い、ヒャダインと内田真礼が、プレゼント抽選などで会場を盛り上げる。そんな転換中も番組ならではの企画で、オーディエンスを飽きさせないコーナー展開が【musicるFES】ならではの楽しみでもある。
<エンディング>
内田真礼のパフォーマンスのあと、熱気が残る会場にヒャダインが再登場。そして、ヒャダインの呼び込みで、今回の全出演アーティストたちが登場。それそれが今日1日の感想を語った。イベントのラストには、ヒャダイン、出演者バンド、オーディエンスとの写真撮影。3時間以上にも及んだ【musicるFES 2018 -Spring Edition-】は、大盛況のうちに幕を閉じた。
なお、このイベントの模様は、『musicるTV』にて放送が決定。詳細は、改めて紹介される。
TEXT: squire neo はっとり
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